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映画 ヤクザと憲法

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先回に引き続き、東海テレビ制作のドキュメンタリ映画「ヤクザと憲法」をお正月特番で観賞しました。

今回の作品は、2015年にテレビ放映され、2016年に映画公開されています。暴対法から20年。大阪西成を拠点とする組の中に入りモザイクなし実名で取材した作品です。

作品のテーマはタイトルにあるように暴力団対策法から施行から20年。その法律がもたらした状況とヤクザの人権に対して切り込んでいます。暴対法成立の機縁となった事件の当事者である組長や組幹部、組員の日常を描き、その生い立ちやヤクザとなった理由などを詳細に描いていて深い内容です。また、部屋住みの青年のインタビューを聞いていて、この世界に踏み入った状況が、一般的に思う事情と違うことに、今の時代を感じて考えさせられました。

また、並行して進む山口組元顧問弁護士の生活と考えにも切り込んでいて、憲法の定める人権についても提起し説得力を感じました。

反社会的団体を認めることはできませんが、暴対法がもたらした弊害を思うと更生と人権に矛盾を感ぜざる得ない状況があることをこの作品は語っています。

 


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