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65オヤジのスタイルブック

多治見紀行 その3(幸兵衛窯)

 ○幸兵衛窯入り口展示室

さかづき美術館の近くに多治見の名工、加藤幸兵衛が起こした窯がある。
美術館の入場券とセットだとお値打ちに見学ができる。

幸兵衛窯は現在、現在七代目で、日展評議員、美濃陶芸協会会長としてご活躍だ。
七代目の父、加藤卓男氏はラスター彩の復元に一生をささげられた人間国宝で惜しまれながら本年1月に逝去されている。

窯元の広い敷地内の古い重厚な家屋の部屋ごとに展示がなされており、特に目を引いたのは、氏の作品はもちろんだが、ペルシャ陶器を中心にした西アジア文化の貴重なコレクションが余すことなく展示されていることだ。そのコレクションからシルクロードの文化を垣間見ることができ、氏の造詣の深さに感動する。

氏が、生前ペルシャ文化の魅力にとりつかれ仕事そっちのけで研究に専念したとのエピソードが伝わる貴重なコレクションの数々に僕もしばし魅了されていた。

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