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映画 ハクソー・リッジ

ポスター画像

メルギブソン監督の戦争映画「ハクソー・リッジ」を観賞

 

メルギブソンのブレードランナー2049の公開も間近な時期に、本年度アカデミー賞でもノミネートされた監督作品が公開されました。

第二次大戦、沖縄戦において米軍を最も苦しめた戦いとして知られる、ハクソ―・リッジ(沖縄前田高地)。その激戦地で、武器を持たず75名の負傷兵の命を救った男の実話から生まれたのが今回の作品です。

主人公のエドモンド・ドスは、武器を持たず衛生兵として激戦地に赴き、良心的兵役拒否者として初めて名誉勲章が授与された人物。

彼が武器を持つことを拒否したわけや、訓練中での同僚からの暴力によるイジメや軍法会議での強制除隊などを乗り越えて、自らの意志を貫き、敵味方関係なく、負傷兵を救い出していく姿に、自然に涙があふれてきました。

メルギブソン監督は、父と子の葛藤、母の愛、最愛の妻との出逢い、訓練生活と人生をたどりながら、クライマックスで、米兵と日本兵が真正面から対峙する姿や想像を絶するような過酷な戦場シーンをリアルに描き切り、感動劇として終わらせることなく、生死と背中合わせの戦場で、一人の男が貫いた信念を通じて、監督の反戦と平和の叫びが伝わってきました。

目を背けることなく、すばらしい作品に巡り合えたことに感謝したい戦争映画の傑作です。


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