65オヤジのスタイルブック

DVD 幼な子われらに生まれ

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映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、キネマ旬報ベストテン3位の作品から「幼な子われらに生まれ」です。

21年前に書かれた重松清の原作を若松プロの助監督であり、自らも監督として活躍する荒井晴彦が脚本を手掛け、気鋭の女性監督、三島有紀子により、現代の置き換え蘇らせた本作。浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶが現在と過去の夫と妻役で不器用な大人たちを演じてます。

物語は、浅野演じる夫の信と田中演じる二人の連れ子の妻、奈苗の家族に新しい命が出き、そこに寺島演じる元妻の夫がガンで余命僅かに、反抗期を迎えた奈苗の長女が宮藤演じる元夫に会いたいと言い出し、二つの出来事がきっかけに、家族に起こる心のすれ違いと再生を描いてます。

家族の在り方が変化する中で、時代に関係なく起こりうる問題を淡々と描いていますが、いつの時代にも夫婦や家族は、時に不完全な存在であることを思い知らされました。そして、問題解決の方法は、個々に違っても血のつながりよりも家族としての愛以外ないことだと。

ニュース報道で頻繁に耳にする同居男性の幼児虐待。女性は、子供に対する精神性を相手から読み取り、家族として成りうるかを判断しなけらばならないと思います。そのことも、宮藤演じる元夫から今回の作品の一つのテーマではないかと思いました。


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