「電子カルテ」というと個人情報の保護が心配になるのは自然です。仮に電子化された個人情報がどこでもアクセスできたとしたら、情報漏洩を食い止めるのは難しいでしょう。
しかし、個人情報の保護を徹底しようとするあまりに医療に支障が出てはいけないですよね。
例えば、医療従事者がカルテを持ち帰ってはいけないと考え、カルテの印刷ができないシステムになっている場合。紙ベースで扱った方が効率的の場合もありますが、これができない。
次に研究ですが、情報を匿名化すればデータを使いうる状況でも、データの打ち直しとなっている場合もあるのではないでしょうか。
また、問診や検査などでとる所見は、プライバシーを考慮するものの必要な情報はすべてとります。必要であれば自殺企図から性慣習まで。せっかく患者さんが恥ずかしい思いに耐えて伝えた情報なのに、これが電子カルテであるためにうまく活用されていなかったり、入力すらされない可能性もあります。問診中にパソコンをカタカタ打てない状況がほとんどであることもそうなのですが、穴埋めのような形式が用意されている場合に、どの項目にも当てはまらない情報は失われてしまいます。
電子カルテの利点を理解していても、使っているシステムを絶賛する医師は出会ったことがありません。便利そうで不便な点が多いというのが相場です。
電子カルテと個人情報との関係、もう少し検討する余地があるのではないでしょうか。
しかし、個人情報の保護を徹底しようとするあまりに医療に支障が出てはいけないですよね。
例えば、医療従事者がカルテを持ち帰ってはいけないと考え、カルテの印刷ができないシステムになっている場合。紙ベースで扱った方が効率的の場合もありますが、これができない。
次に研究ですが、情報を匿名化すればデータを使いうる状況でも、データの打ち直しとなっている場合もあるのではないでしょうか。
また、問診や検査などでとる所見は、プライバシーを考慮するものの必要な情報はすべてとります。必要であれば自殺企図から性慣習まで。せっかく患者さんが恥ずかしい思いに耐えて伝えた情報なのに、これが電子カルテであるためにうまく活用されていなかったり、入力すらされない可能性もあります。問診中にパソコンをカタカタ打てない状況がほとんどであることもそうなのですが、穴埋めのような形式が用意されている場合に、どの項目にも当てはまらない情報は失われてしまいます。
電子カルテの利点を理解していても、使っているシステムを絶賛する医師は出会ったことがありません。便利そうで不便な点が多いというのが相場です。
電子カルテと個人情報との関係、もう少し検討する余地があるのではないでしょうか。