人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

人見知り

2007-02-22 16:57:10 | 人生論・閃き
日本で就職してから受けたカルチャーショックの一つ、それが「人見知り」です。まともな英訳もないのも頷けます。それはどんな理由で芽生える感情なのでしょう。幼稚園のときはなんとなく理解できたものでしたが、大人でもそういう人がいるのは驚きでした。

知らない人が怖いのか、知らない人に何を言っていいかわからないのか、知らない人に変だと思われたくないのか・・・理由はいろいろとあるのだと思いますが、やっぱり不思議な現象と感じてしまいます。明るく話しかけてくれる相手を避けるような行為は失礼だと思うのですが、「私は人見知りするから」で許されてしまう文化もすごいと思いました。

それでも「人見知りする人」といわれるのは、やはり褒め言葉ではないでしょう。そこで人見知りしてしまう人への、人見知りを乗り越えてしまう策を考えました。

名付けて、「大宣言作戦」。

自分が人見知りであると思う、ということを大宣言するのですが、早口で3回連続していいます。「私は人見知りしちゃうんです私は人見知りしちゃうんです私は人見知りしちゃうんです」(ここまでわずか2.8秒)と相手に言ってみてください。

これは、「これが言えたら苦労ないさ」と思うほどの人でも、実はできてしまうことだと思います。人見知りする人は、気まずくなったら必ず自分が人見知りであることを宣言しているように思えるからです。それを3回早く言うだけでいいんです。最悪の場合、妥協してぼそっと一回言ってみてください。

・・・相手はびっくりして笑うか、「そう言ってる時点で違うんじゃない?」と振ってくれるか、とりあえず話題になるので話を少しでも進めてくれるでしょう。

なぜこんなことが効果あるのか?まず人見知りする日本人は自分の欠点を言う方が、自分を褒めるより得意な人が多いと思います。だから、言い易いセリフです。そしてそんなにしゃべってしまったらそれ以降黙り込むわけには行きませんよね。変人度3と思われたのが、そこで本当に黙り込んだら変人度10が確定してしまいますから。そして一回口を開けたら次しゃべるのはより楽になるし、相手もしゃべりやすいし、なにより相手が人見知りであることを知っているから、黙り込んじゃっても「ほんとに人見知りなんだね」とフォローしてくれることも期待できます。

そして、別に人見知りじゃないけど話のきっかけがつかめないという人は、なぞなぞでも一つ用意してみてはいかがでしょう。バカみたいですが、会話が始まればなんでもいいんです。第一印象が重要だからって固まっていたら、第二印象までたどり着けませんから。