人生論:「生涯発展途上」を目指して

消化器内科医になった起業家・弁護士・会計士、岡本武士による人生論や新たな視点の提供、身の回りの出来事に対するコメント等。

最後の一歩とは

2006-05-29 23:56:12 | 人生論・閃き
山の頂上まで登るととても達成感がありますが、無事下山できて初めて何かをやり遂げたことになります。サッカーの試合はホイッスルではなく2チームの礼と握手で終わります。このように、終わったと思ったり、達成感を味わったりした瞬間が必ずしも最後のステップでないことが多いと思います。

人は色んなプロジェクトに取り組み、物理的にも精神的にも様々な「旅」に出ます。それはいつ「終わった」といえるのだろう?その最後の一歩とは何なんだろう?などと少し考えてみました。

結論として、それは、次の旅の一歩目と重なるものではないでしょうか。次に繋がるからこそ過去の経験は活き、学習があり、意義がある。金メダリストやノーベル賞受賞者でも、「私はこの一生での役目を果たした」と思って麻雀に明け暮れる毎日に切り替えるわけではなく、更なる目的に向かって動き出すものです。

我々も知名度や貢献度においてはこれらに劣るプロジェクトを行っていたとしても、次につなげることができれば彼らと肩を並べている状態だと考えられるでしょう。理由は神でも神々でも、母親でも責任感でも息子でもミナちゃんに振り向いてもらうためでもなんでもいいでしょう。

最後の一歩に踏み出せることさえできれば、我々は永遠なる進化を続けられるわけです。単利と複利を比べる程度の話ではなく、これは0と1の差です。ゴールを割った瞬間には、すでに次のゴールのことを考えているようになりたいですね。