妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
【雑感】嫦娥、宇宙レーザーアイとCCDカメラで3D月球全図作成へ【中文/新華網】
11月28日20時41分
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2007-11/28/content_7162965.htm
嫦娥に載せたレーザー高度計”宇宙レーザーアイ”は、よほど出来がいいか、簡単に作れたか、自信があるか、とにかく研究者は胸を張っている。
”上海光学精密機器研究所 パテントの賜物”
”わずか二年半で完成”
”全て核心の部品は国産化を実現”
”総工程と国内多数の研究所、生産人員心血の結晶”
とまあ、絶賛。
例によって、かぐやへの対抗心がむき出しで、わざわざ「中国はレーザー光度計に関しては後発だが、技術的に見劣りするものではない。かぐやにくらべても数キロ軽い」というコメントまでつけている。
翌日。
11月29日5時27分
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2007-11/29/content_7164267.htm
日本 かぐやのデータから3D動画を作成【中文/中国新聞網】
実際には28日にJAXAがプレスリリースしているので、
月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラによる立体視動画作成について 【和文/JAXA】
http://www.excite.co.jp/world/chinese/
新華網が、文化大革命を思わせるほど”宇宙レーザーアイ”だけを褒めちぎったのは、他にネタがなかったかCCDの具合が悪いかしているのだろう、もし嫦娥が本当に月を周回しているとして。
それにしても、中身がなくなると過剰形容に走るのは、やはり民族性なのだろうか。
過剰形容のあまり、研究期間が短すぎるとか、部品は輸入なのだろうとか、開発/製造現場は余程苦労したのだなとか、分かりやすすぎるところが悲しい。
やっぱり国威発揚目的だと無理がでる。
追伸:
世界が中国の宇宙成功に注目:中国はもう世界の空間大国だ!【中文/新華網】
http://news.xinhuanet.com/world/2007-11/29/content_7166296.htm
CNNがそう報道したという紹介記事。
分かったような気になるだけで本質が伝わらない危惧から、筆者は例え話は極力しないようにしているのだが、常に他人の評価を気にせずにはいられない人格障害者を連想してしまった。
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