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移民問題

・ミラノ華人は集会を再度準備、総領事は合法的な権利保護を呼びかけ(中文、北京青年報)
http://news.xinhuanet.com/overseas/2007-04/15/content_5977347.htm
・ミラノ華商「手押し車騒動」依然として収束せず(中文、人民網)
http://news.xinhuanet.com/overseas/2007-04/10/content_5955806.htm

事の背景:
 2006年ミラノ警察当局は、交通の妨げになるとの理由から、華人地区での手押し車の使用を禁止した。駐ミラノ中国総領事館、イタリアの友人、大規模な華商の努力により、ミラノ市政府は禁止令を取り消すよう迫られた。
 2007年春節が過ぎ、「手押し車」禁止令が再燃した。ミラノ警察は当地華商の正当な要求と権益を無視し、大勢の警官を動員し、交通に影響のない華人の手押し車から任意に罰金を徴収し没収した。

商工会会長記者会見の内容:
 ミラノの華人代表600人が新東亜ホテルに集まり、大規模な集会で華人の権利を争い取ることを討議した。
 集会には各家から3人を供出し、全体で1500人が確保できる見込み。
 我々の要求は二つ
1.殴った警官による華人への謝罪
2.平等な商権利、政策による華人への差別は認めない

上記集会における、駐ミラノ中国総領事張利民の発言:
 華人は一致団結して、合理合法的な方法で権益を守ろう。我々は政府ルートを通して、民衆は民衆のルートを通してだが目的は一緒である。イタリア側はこの一件を公正に処理し、中国僑民の合理的な要求、正当且つ合法的な権益を適切に保護することを希望する。

上記集会で決定された内容:
1.各商店ごとに、活動資金100ユーロを出資する。
2.商工会、社団組織、弁護士経由などあらゆる手段でミラノ市政府に意見を申請する。


 移民した以上は移民先の国家の権益を優先するとか、ましてや非帰化人である「中国僑民」身分であれば、その権益は合法的に制限される、という筆者の私見以前に。
 総領事部グルみで市政府に圧力をかけるのは、内政干渉以外のなにものでもない。
 彼等の「民族」認識は近代的な「民族主義」で使われるそれですらなく、「華夷秩序」で留まっているとしか考えられない。「華人」を自称しているところを見ると、本人もそのつもりのようだ。

 まあ、「移民」の権益を保護する為に、旧国籍国の在外公館が口を挟んで疑問を感じない民族になにを言っても理解されないだろうし、全世界にチャイナタウンも存在しえない。

 こうなったら、中国系イタリア人も五星紅旗を手に徹底的に同胞擁護に活動してもらいたい。
 市庁舎に玉子やペットボトルを投げつけても、夷は華人に頭をたれるであろう。

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