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靖国とジェノサイド・オリンピック

<<歴史問題のフロー>>
・日本マスコミが事実関係を報道する
・韓国政府が遺憾の意を表明する
・新華社が事実報道をする
・日本マスコミが「アジアの反応」に主観を交えた記事を書き始める
・日本の野党が政府批判を表明する
・外交部が記者会見をする
・日本マスコミが「アジアの反応」を社説にする
・新華社が東京発で「アジアの反応」を記事にする    ←依然としてこのあたり
・中共反体制派が反日に出る
・反日をお題目に人民が騒ぐ


・安倍を試す靖国神社(中文、光明日報)
http://news.xinhuanet.com/world/2007-05/10/content_6078458.htm

<<抄訳>>
その実、これら(訳注:A級戦犯の『移動』、国家追悼施設の新設)の方案の実施は全く難しいものではなく、ただ日本の指導者に政治的な知恵があるか、自国の侵略の歴史を正視し、日本外交の新時代創設する勇気があるかどうかの問題なのだ。

などという、あいかわらず高所から他国を見下した、しかも自分にのみ都合よく解釈した文章で締めくくられてはいるものの、筆者の主観では全体のトーンは「安倍は小泉とは違うんだ」という感じ。
 スローペースでも中華マスコミに記事が出始めている点、筆者としてはワクワクしている。


さて

・五輪“大失敗”警告 『スーダンの紛争解決を』(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007051002015021.html

 確かに、中国はスーダンに武器を輸出して石油を買っている、その規模は中国対アフリカでは3番目だ、更にダルフール紛争に関するスーダン政府への安保理決議案に、中国は棄権しており、明らかに紛争を煽っている。
 更に言えば、記事中に出てくる虐殺は、中国共産党のお家芸といってよい。であるにも関わらず、筆者としては今回の米議会の対応には納得がいかない。
 スーダンに対して国際的影響力をもつ中国が、虐殺を消極的に支援している現状を警告しているのはよい、その方策としてひねくりだしたとしか思えない、「大虐殺オリンピック」なるコピーが下劣。

 素直に事実を示して、是正を求めればよい。これでは外交部に言い負かされるであろう。

<<参考>>
http://www.janjan.jp/world/0705/0704304639/1.php

 

・南京焼犬事件(中文、新民晩報)
http://news.xinhuanet.com/society/2007-05/10/content_6080779.htm

 南京で犬を焼き殺した看護婦が、ネットで個人情報を晒され、停職されるわ、家に「死ね」とか書かれるわ(画像参照)、実生活にも支障をきたしているという件。
 人民裁判の本場だし、2005年の反日デモもこのような感じだったのだろうし、などと色々妄想はつきないのだが、つまるところ民度と実生活への不満に集約できそうな気もする。

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