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四生の盲者日記

妄想による愉快な国際時事ネタ解釈

2004.03.02環境

2006-03-02 19:38:30 | 環境
先進国でH5N1が発見されるとこうなるという好例。

猫がH5N1型に感染 ドイツ北部、ウイルス検出

24~25日に猫の死骸が発見されて、3日後には死亡原因を特定です。ゲルマン人はこうでなくてはいけません。
同様に欧州各地で渡り鳥の死骸からH5N1が検出されています。日本のテレビは、扇情的な報道を今更してますが。これは、それなりの防疫体制を整えた地域で渡り鳥が死亡したからすぐに見つかっているのであって、ここ数日でパンデミックが起こるわけではない。いままでの地域のように、気づかず手遅れになるよりよほどまし。


最近H5N1ばかりですが、中国情勢は田舎芝居をみているようで正直退屈です。


2006.02.22環境

2006-02-22 20:30:51 | 環境

トリ-トリに関していえば、どうやらH5N1はユーラシアとアフリカに拡散したようです。あとは、アメリカ、オーストラリアにどう広がるか。トリ-ヒト、ヒト-ヒト感染の変異体がどのタイミングで出てくるかでしょう。

ドイツでは、Wカップ中止まで視野に入れて悩んでいます。

「W杯中止も」と独委員長 鳥インフル拡大で

 【ベルリン21日共同】ドイツ連邦議会農業委員会のヘーン委員長は21日、欧州で鳥インフルエンザの感染が広がれば6-7月にドイツで開かれるサッカー・ワールドカップ(W杯)の中止を求める考えを明らかにした。ニュース専門テレビN24で語った。
 W杯は6月9日から1カ月間、ドイツ各地で開催。同委員長は「夏まで(感染拡大が)続くとは思わない」としながらも「開催時期にウイルスが存在したとすれば、中止を考えるべきだ」と主張した。
 同じ番組で世界保健機関(WHO)のインフルエンザ部門担当部長も、「パニックが広がれば慎重に対応を講じる必要がある」と述べた。
(共同通信) - 2月22日0時52分更新


中国でも、責任者は春に渡り鳥、家禽共に移動が活発になることから憂慮を深めています。

今春なお広範囲で鳥インフルエンザのおそれ 農業部

  農業部の杜青林部長は20日の「春季重大動物疫病対策テレビ会議」で、「今春は国内外の感染状況から見て、鳥インフルエンザが広範囲に広がる可能性が依然ある」として、重大な動物感染症への対策をしっかりと進めるよう各地に求めた。

  杜部長は「海外の感染状況から見て、世界的に鳥インフルエンザの拡散が加速している。H7亜型ウイルスが見つかった国・地域も増加傾向にあり、人への感染、死亡ケースも増え続けている。季節変化に伴う渡り鳥の移動活発化により、感染拡大の確立も高まっている」と分析。さらに国内の状況も楽観視できない理由として、次の点を挙げた。

  (1)春は渡り鳥が戻って来るため、北部地域の大部分が深刻な脅威にさらされる。

  (2)昨年秋に行った家きんへの集中予防接種の有効期間が過ぎ始めている。

  (3)辺境の農村に散らばる家きんへの予防接種事業は難しい。

  (4)春は家きんの交配輸送が多く、感染症の発生と拡大のリスクが増大する。(編集NA)

  「人民網日本語版」2006年2月21日


2006.02.21環境

2006-02-21 21:18:49 | 環境
カラスっすよカラス、カラスをトリインフルエンザから非難させるんすよ。

英“伝説のカラス”も避難 鳥インフル拡大で

 【ロンドン21日共同】ロンドンの観光名所ロンドン塔で飼われ、いなくなると英国が滅びるとの言い伝えがある大型のカラスが、対岸のフランスで高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)感染が確認されたことを受け、塔内に避難させられた。ロンドン塔の担当者が20日、AP通信に明らかにした。
 避難したのはカラスの一種のワタリガラス。避難は「不測の事態に備えた措置」で、飼育担当の専任衛士が欧州での鳥インフルエンザの感染拡大を注視しているという。
 英国には、ワタリガラスがいなくなるとロンドン塔が崩壊し英王室が滅びると、約340年前に占い師が予言したとされるなど、カラスにまつわる言い伝えがある。ロンドン塔では常に6羽が飼われているという。
(共同通信) - 2月21日11時4分更新

あれっすよ、あの黒い帽子をかぶったにーちゃんが『伝説の』カラスの籠を脇に、紅茶をすすりながらおフランスのトリインフルエンザの状況を分析してるに違いないす。
流石にグレートブリテンすね、余裕が違う余裕が。まあ、大陸の反対側のだだっ広い国も、ある意味余裕こいてるといえばいえる。あそこは10億死んでもまだ3億(公称)の人間が生き残りますから、余裕っちゃ余裕。

2006.02.13環境

2006-02-13 19:39:17 | 環境

EU圏内でもH5N1が見つかった件
不気味に拡散してます。

一方中国では、H5N1の死亡率が67%。
ざっくり計算してみたら、2003-2006の全世界の死亡率は53%なんですね。
中国:
2005年:63%
2006年:67%

ただこの数字が多いかというとちょっと微妙で、国別の死亡率(2003以来)を書いてみると。

             2003   2004   2005   2006  合計
死亡率 カンボジア                      100%           100%
      中国                            63%    67%    64%
      インドネシア                       65%    83%    70%
      タイ                     71%     40%             64%
      トルコ                                     100%  100%
      イラク                                      33%    33%
      ベトナム     100%     69%    31%     45%
      合計       100%     70%    43%     55%    53%

となりまして、中国が突出している訳ではない。むしろイラクの死亡率が低いのが気になります。
特筆すべきはベトナムの死亡率の推移でしょう。

西暦         患者数        死者数        死亡率
2003             3                3               100%
2004            29              20                 69%  
2005            61              19                 31%
2006              0               0                   0%

これは、押さえ込んでいると表現できるのではないでしょうか。タイもそうですね。
グラフを添付してみました。H5N1慣れしている国が抑えこんでいるのに、今年になってから経験のない地域で爆発している感じです。


2006.01.25環境

2006-01-25 21:25:45 | 環境

鳥インフルエンザ、WHO発表で1/24現在既に6名の死者がでておりますが。
平壌でトリ-ヒト感染があったらしい

和文なので一部引用します。

金総書記 訪中時、支援要請か
 北朝鮮の平壌市内で昨年十二月、鳥インフルエンザが流行し、人にも感染していたことが二十四日、分かった。政府筋が明らかにした。農村部でも昨年九月ごろから発生していたとみられており、深刻な事態に陥っている可能性がある。金正日総書記は抑制・防止策の徹底を指示し、先に極秘で中国を訪問した際、支援と協力を求めたとの見方が強い。
 平壌市内では昨年末、万景台区域八骨洞▽大城区域龍南山周辺▽光復街の計三カ所で、ニワトリなどが鳥インフルエンザに感染。軍などが出動し、ニワトリの処分や消毒に追われたという。
 この時期に少なくとも女性一人が感染し、平壌市内の赤十字病院に入院した。トリから人への感染とみられ、ウイルス変異による人から人への感染は確認されていないという。感染者がどの程度にのぼっているかは不明だ。
(産経新聞) - 1月25日2時55分更新

 これに続いて、この間の非公式訪中時に金正日が検査を受けたとか、総連関係者がタミフルをアタッシュケース十個分北朝鮮に持ち込んだの、と続きます。
 中国で処分された筈のH5N1に感染したニワトリが北朝鮮に運ばれているなどとも聞きますし、栄養状態悪いですし。そういえばSARSの時もかなり亡くなった筈。それでもあそこの体制はかわらんのでしょうなあ。


2006.01.19環境

2006-01-19 19:12:21 | 環境

ベルリンの日本大使館前にクジラ

日本大使館前に体長17メートルのナガスクジラを運び込み、捕鯨反対を訴える国際環境保護団体、グリーンピースの活動家。このクジラは14日にバルト海沿岸に打ち上げられて死んでいた(18日、ドイツ)(AFP=時事)12時56分更新


久々の緑豆ネタですが、一体こいつら何がしたいのか良く解らない、逆効果じゃなかろうか?とりあえずコメントをつるなら

1.鯨晒されて可哀想
2.もったいない

ですかね。両方とも見事に環境保護に逆行してますな。そうか、だから筆者は緑豆が嫌いなのか。
付け加えると、日本大使館前に鯨を持ち込むより、中国大使館前に濁った河の水をぶちまける方が先決だと思われる。

 


2006.01.16環境

2006-01-16 19:53:10 | 環境
1/8に取り上げた湖南省カドミウム汚染事故の続報です。


イタイイタイ病に似た症例による死亡を確認、と中国青年報が報道した件。
中国で公害問題が発生すると、必ず「日本も昔は・・・」といいだす公害屋がいますが、隣国に前例があるという時点でそれは通りません。
低認識、無自覚、危機意識の欠如、想像力の欠如、無能、無策いくら並べても足りないくらいです。結果として中国製品の国際競争力を押し上げていると考えると、自分で自分の首を絞めているともいえましょう。

2006.01.08環境

2006-01-08 09:12:22 | 環境

【湖南省を流れる湘江の株洲と長沙間でカドミウム汚染】
基準値の25倍、精錬工場の廃水が水利工事時に「誤って」流れ込んだもの。

日本的な感覚だと「また」ですが、むしろ氷山の一角なのでしょう。
あれだけ低コストでものを作るためには、国民に貧乏させるだけではおっつきません。行政サービス、インフラコストも押さえ込む、言い換えればどこか手を抜かないと。

対策としてそのへんの管理水準を上げようとすれば、その為の資金をどこかに転嫁せざるを得ず、法人にせよ自然人にせよ税金の形にすれば国際競争力は低下してしまいます。日本ももうこれまでのようにほいほい金は出さないようですし。
中国に可能なオプションとしては
・前動続行
・産業構造の転換
になりますが、前動続行した場合そのつけを国民と環境にまわさなければなりませんし。産業構造の転換が一朝一夕でできないのは、日本を見ればわかります。
「小平路線の行き詰まり」で済ませてがらっと返るか、あとはお家芸の「革命」がありますが、どうなりますやら。