路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・06.04】:政治とカネ、何一つ変わらず…立民執行部の駆け引き失敗

2024-06-12 07:40:00 | 【政治とカネ・政党交付金・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会名による政治資金...

【政界地獄耳・06.04】:政治とカネ、何一つ変わらず…立民執行部の駆け引き失敗

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・06.04】:政治とカネ、何一つ変わらず…立民執行部の駆け引き失敗 

 ★自民党は政治資金規正法改正案の修正案でパーティー券購入者の公開を現行の「20万円超え」から公明党が言う「5万円超え」に引き下げ、法律施行から1年後の27年1月1日から実施することに、政党から議員に支給される政策活動費については、日本維新の会が言う10年後に領収書などを公開するに譲歩。立憲民主党の要請により同委員会に4日、首相・岸田文雄が異例の出席をし、質疑と採決が行われ、同日の衆院本会議で可決する見通しだ。

 ★自民党議員もあきれる甘々な中身で自公維が合意。首相出席で“乗った”立憲も大甘だ。そもそも自民党が泣きつくべきは野党第1党の立憲だったはず。ところが同党はあまりに厳しく、現実的でない改正案を出しながら、法律が通るまではパーティーを続けるといい、開催直前で党幹事長・岡田克也がパーティーを中止した。これで立憲の政治改革は失速した。立憲の小沢一郎に言わせれば「通過するまでは、やるやるって。警察来るまで盗人やれみたいな話じゃないけど。党として出してんだろう。しかも実質的決定を執行部がやってんだろ。その人たちが(パーティーを)やる気でいたっていうのはどういうことだね。党の意思としてやめようという法案を出したんだから、その時点でなしなんだよ。カネはかかるんだから、カネを集めちゃいかんとなれば、金持ちしかできないということじゃないか」(5月28日)が、まっとうだった。

 ★世論の受けを狙い、現実的な法整備に至らず、実質ザル法を認めざるを得なかった失態はチャンスをつぶした立憲にあったのではないか。この断末魔に自民党内からは「パーティー券は大体1枚2万円だから5万ではなく、6万にはならないか」などと軽口が出るのは、立憲執行部改正案ハードルを上げたままの駆け引き失敗としか言いようがない。まして、この改正案が可決しても政治とカネの問題は何一つ変わらず、また新たな“違法とは言えない”抜け道を探し出す時間稼ぎを与えた。立憲執行部失態看過できない。(K)※敬称略

 政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

  元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2024年06月04日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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