【政府】:高知県内死者最大4.6万人 南海トラフ巨大地震、新想定 12年比6%減 早期避難で半減も
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政府】:高知県内死者最大4.6万人 南海トラフ巨大地震、新想定 12年比6%減 早期避難で半減も
南海トラフ巨大地震により、高知県内では最大4万6千人が死亡するとの新たな被害想定を31日、政府の作業部会が発表した。2012年の前回推計は4万9千人で、防災施設整備が進んだにもかかわらず、死者は約6%、3千人の減少にとどまった。地震後すぐ避難する人の割合を20%と設定しており、これが70%に上がると死者は2万3千人に半減するとした。死因の多くを占める津波から早期に避難する重要性があらためて示された。
南海トラフ巨大地震 想定される被害の様相
新想定の地震規模は、前回と同じマグニチュード(M)9クラスとし、震源域や季節、時間帯など複数のパターンで試算した。全国の死者数は29都府県で最大29万8千人。12年想定の32万3千人から約8%減ったが、14年に政府が掲げた「おおむね8割減」には遠く及ばなかった。
高知県で死者数が最大になるのは、冬の深夜に発生し、震源が四国沖で、陸側の断層が最も激しくずれて(陸側ケース)、風速8メートル、早期避難率20%の場合。津波による死者が3万6千人で全体の8割近くを占めるほか、建物の倒壊により9300人、火災により900人とした。
同じ条件で早期避難率が70%に上がり、避難の呼びかけが効果的に行われた場合、津波の死者は1万3千人に減少。避難率100%では8700人まで減る。
津波に巻き込まれるとほぼ全ての人が死亡するとされる「水深1メートル以上」の浸水面積は、前回から1割増の1万5520ヘクタールに広がった。より高精度になった地形データで試算したためで、防潮堤の効果は21年時点のデータを反映した。県沿岸の津波の高さは前回と同じで、黒潮町と土佐清水市の34メートルは全国最大だった。
県内の負傷者は最大9万9千人で、…

高知県で想定される津波死者数
同じ条件で早期避難率が70%に上がり、避難の呼びかけが効果的に行われた場合、津波の死者は1万3千人に減少。避難率100%では8700人まで減る。
津波に巻き込まれるとほぼ全ての人が死亡するとされる「水深1メートル以上」の浸水面積は、前回から1割増の1万5520ヘクタールに広がった。より高精度になった地形データで試算したためで、防潮堤の効果は21年時点のデータを反映した。県沿岸の津波の高さは前回と同じで、黒潮町と土佐清水市の34メートルは全国最大だった。
県内の負傷者は最大9万9千人で、…
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元稿:高知新聞社 主要ニュース 社会 【地震・災害・南海トラフ巨大地震への対策を検討する政府中央防災会議の有識者会議(主査・福和伸夫名古屋大名誉教授)は31日、被害が最大となるケースで死者約29万8000人、全壊建物約235万棟とする最新の被害想定を公表した】 2025年03月31日 11:07:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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