ビデオニュース・ドットコムの記事【被災地の前市長が語る「現場感覚のない政治に危機管理はできない」 桜井勝延氏(元南相馬市長)/マル激トーク・オン・ディマンド 第987回(2020年3月7日)】(http://www.videonews.com/marugeki-talk/987/)。
《しかし、そうした中にあっても、3月26日に福島のJヴィレッジをスタートする聖火リレーの準備だけは着々と進んでいる。リレーが予定されている駅周辺は避難区域から解除され、3月14日には常磐線全線開通が予定されている。今まで町全体が帰還困難区域だった双葉町は、まだ住むことはできないものの、駅前と北東部の避難指示解除準備区域だけが4日午前0時に帰還困難区域から解除された。震災時の南相馬市長で、避難や復旧・復興の陣頭指揮をとってきた桜井勝延氏は、表向きの見えるところだけの「復興」は、結局は、福島置き去りの発想だと、強い怒りを込めて語る》。
東京電力核発電人災から9年が経過したのに、廃炉に向かうどころか、再稼働している国ニッポン…。アベ様独裁、自民党政権が続く限り、《全原発を廃炉にするよう求める緊急声明》は届かない。
『●《草木のすべてにセシウムが染みついている。田畑を耕すが自分で
食べるだけ。孫には食べさせないし、売ることもできない》』
《五輪開催年の完全版上映について「国は福島の問題を『終わったこと』
と見せたいようだ。福島の人たちの人生をめちゃくちゃにして
おきながら、はしゃいでいられるのか」と語る》
『●東電核発電人災から9年: 金(カネ)色の五つの輪《オリンピック
聖火リレーを前に「福島はオリンピックどごでねぇ」》』
《「状況は、アンダーコントロール」「汚染水の影響は、港湾内の
0.3平方キロの範囲内で完全にブロック」「健康問題については、
今までも、現在も、将来も全く問題ありません」と。あれから6年。
いま、私たちの目の前にある現実は、どうでしょう》
『●三浦英之記者の質問「今でも『アンダーコントロール』だとお考え
でしょうか」? アベ様のお答え「…その中で正確な発信をした…」!?』
「双葉町の一部(《復興五輪》《聖火》リレーの沿線のみ?)の避難解除が
なされ、アベ様が、福島の視察先で記者の皆さんの質問に1問だけ、
お答え下さったそうだ。直ぐにお立ち去りになろうとした際、三浦英之
(「南三陸日記」にPCJF奨励賞@miura_hideyuki)記者が《「地元・
福島の記者です。質問をさせてください」と冷静に大きな声で》
呼びかけたところ、お戻りになり、お答え下さったとのこと…」
《3月26日に福島のJヴィレッジをスタートする聖火リレーの準備だけは着々と進んでいる》…《復興五輪》優先の虚しさ。《福島はオリンピックどごでねぇ》というのに。東京電力、政府や自公お維、原子力「寄生」委員会の面々は、《原状回復》して見せたのか? 一人でも誰か責任をとったのか? 『福島は語る・完全版』《五輪開催年の完全版上映について「国は福島の問題を『終わったこと』と見せたいようだ。福島の人たちの人生をめちゃくちゃにしておきながら、はしゃいでいられるのか」と語る》…。
桜井勝延氏は、《そこで経験したことは、国も県も政治家も、現場を見もしないでものごとを決定し、責任をとろうとしないという現実だった》、《表向きの見えるところだけの「復興」は、結局は、福島置き去りの発想だと、強い怒りを込めて語る》。
『●アジア、世界の怒りはやがて原発推進派へ』
「原発事故の被害を小さく小さく見せようとしたことが最大の間違いだ
と思われます。これまで原発推進してきた人たちが自分の責任を
少しでも小さくしようとしてきたのでしょう。自民党だけでなく、
民主党も電力会社から色々と美味しい生活をさせてきてもらった
のでしょうか? 政権が代わっても原発を止めることも、
エネルギー政策を転換することもできなかった民主党。そのつけが
FUKUSIMAの人たちにまわされてしまった訳です」
《桜井勝延南相馬市長が怒りの激白 許し難い「東電の非常識・政府の差別」
…大津波と原発事故の二重被害に苦しめられている福島県南相馬市。
福島第1原発から10キロ圏内の「避難」から「1カ月以内の計画避難」
「緊急時の避難準備」「安全」まで、4つの区域が混在する唯一の
自治体で、住民は政府と東電に振り回されている。桜井勝延市長
(55)が日刊ゲンダイ本紙に怒りをぶちまけた》
「被害を小さく小さく見せようとしたこと」…COVID19でも同様。世界の約1/10に検査総数を抑制し、感染者総数を低く見せる。「アンダーコントロール」作戦が行われています。またしても、金(カネ)色の五つの輪の招致の際の「アンダーコントロール」作戦をやろうとしているわけです。検査総数を低く抑え、感染者数を低くごまかし、危険な《アンダーコントロール》を演出している。その一方で、全国の高校・中学・小学校に「休校要請」する。場当たりな思いつきな「政」…。
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【http://www.videonews.com/marugeki-talk/987/】
【【ダイジェスト】桜井勝延氏:被災地の前市長が語る「現場感覚のない政治に危機管理はできない」】
[https://youtu.be/OvpZsWHolbE]
2020年3月7日
被災地の前市長が語る「現場感覚のない政治に危機管理はできない」
ゲスト 桜井勝延氏(元南相馬市長)
番組名 マル激トーク・オン・ディマンド 第987回(2020年3月7日)
新型コロナウィルス感染症の広がりや政府の対応に世の中の関心が集中するなか、日本は東日本大震災から9年目の3月11日を迎える。政府主催の追悼式も中止となり、報道もコロナウィルス関連一色に染まる中、被災地はますます遠い存在になっている。
しかし、そうした中にあっても、3月26日に福島のJヴィレッジをスタートする聖火リレーの準備だけは着々と進んでいる。リレーが予定されている駅周辺は避難区域から解除され、3月14日には常磐線全線開通が予定されている。今まで町全体が帰還困難区域だった双葉町は、まだ住むことはできないものの、駅前と北東部の避難指示解除準備区域だけが4日午前0時に帰還困難区域から解除された。
震災時の南相馬市長で、避難や復旧・復興の陣頭指揮をとってきた桜井勝延氏は、表向きの見えるところだけの「復興」は、結局は、福島置き去りの発想だと、強い怒りを込めて語る。
もともと酪農家だった桜井氏は、産廃処分場の建設反対運動をきっかけに、市議会議員、市長という道を歩んできた。市長になった翌年に東日本大震災と原発事故に遭い、市長としてその対応に追われた。情報も入らない中、さまざまな非難を受けながらも、市民の命をまもる立場にあるリーダーとして多くの決断を下さなければならなかった。桜井氏がそこで経験したことは、国も県も政治家も、現場を見もしないでものごとを決定し、責任をとろうとしないという現実だった。
メディアに関しても同様だったと桜井氏は言う。震災後、市役所の記者クラブが一斉に退避し取材は電話のみだったときに、ユーチューブで桜井氏が発信したことが世界に伝えられ、3月下旬には、海外メディアが防護服を着て取材に来たそうだ。海外から取材に来るジャーナリストはいるのに、日本のメディアがどこもいない様を見て、桜井氏にとっては不思議な気持ちになったという。
震災から9年が経ち、製造品の出荷額が震災前の8割程度まで戻るなど、着実に復興している部分もある。これは、ひとえに福島のひとたちの努力の結果であることを桜井氏は強調する。
震災から9年目を迎え、当時、被災地南相馬市の市長だった桜井勝延氏に、震災時、国や東電、メディアは何をしていたのか、また、その後の被災地の状況はどうなっているのかなどを、社会学者の宮台真司とジャーナリストの迫田朋子が聞いた。
■PROFILE
桜井 勝延(さくらい かつのぶ)
元南相馬市長
1956年福島県生まれ。78年岩手大学農学部卒業。稲作や酪農を経て、2003年原町市議会議員に初当選。南相馬市議会議員(二期)を経て、10年南相馬市長に当選。(当選2回)「脱原発をめざす首長会議」世話人。共著に『闘う市長 被災地から見えたこの国の真実』、『脱原発で住みたいまちをつくる宣言 首長篇』など。
■関連番組
桜井勝延南相馬市長インタビュー
[https://youtu.be/eFdm0e63z-8]
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asahi.comの記事【原発がれき汚染で東電陳謝 作業は月内再開、地元は抗議】(http://www.asahi.com/articles/ASG7G5TC9G7GUUPI001.html)。
「東京電力福島第一原発のがれき撤去作業で昨年8月、放射性物質が20キロ以上飛散し、福島県南相馬市の水田を汚染した可能性のある問題について、東電は14日の定例会見で「作業が原因かどうかはわからないが、飛散問題で広く迷惑をかけて大変申し訳ない」と陳謝」したそうだ。
東京電力が周辺地域にまき散らした以外の可能性があるのだろうか? 誰が、何のために?? 「東京電力福島第一原発のがれき撤去作業」かどうかは知らないが、東電は冤罪を主張する心算だろうか? そして、裁判所までが認めた、例の悪しき「無主物」という言い訳を持ち出すつもりだろうか? 責任を持って、東電本社かどこかに引き取ってもらう以外の道はない。
『●東京電力、「お前のモノだろう!」』
『●最高裁「原発安全性」研究会、過去の反省なくして意味をなさず』
『●泥縄の果て ~一旦拡散してしまった放射性汚染物質を
環境から移染することは可能か?~』
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【http://www.asahi.com/articles/ASG7G5TC9G7GUUPI001.html】
原発がれき汚染で東電陳謝 作業は月内再開、地元は抗議
2014年7月14日23時38分
東京電力福島第一原発のがれき撤去作業で昨年8月、放射性物質が20キロ以上飛散し、福島県南相馬市の水田を汚染した可能性のある問題について、東電は14日の定例会見で「作業が原因かどうかはわからないが、飛散問題で広く迷惑をかけて大変申し訳ない」と陳謝した。
中断している撤去作業は月内に再開する考えを明らかにした。放射線量や事前に詳細な作業内容を公表するかどうかについては「作業再開までに検討する」と述べるにとどめた。
農林水産省は今年3月、がれき撤去が原因の可能性があるとみて東電に再発防止を要請する一方、地元には説明していなかった。朝日新聞の報道を受け、18日にある地元の農業関係者の会議で説明する方針だ。
桜井勝延・南相馬市長は取材に「深刻で大きな問題なのに、すぐ市に報告しなかった農水省には不信感を持たざるを得ない」と指摘。東電に対しては「農家や市民の不安をあおるような作業をしてきた無責任な対応に抗議し、説明を求めたい」と述べた。
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『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。
今週のブログ主のお薦めは、石坂啓さん【初めて老いった!?/第74回 簡単じゃなかった審査員】、【さらん日記 by さらん】「「九電前テント様」・・1000日記念の集い」。
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■①『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 大胆?な表紙とタイトル「曽野綾子とは何か/ウソと説教をばらまくベストセラー作家」。佐高信さん【それでもベストセラー「作家」 曽野綾子というチッポケ】。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/347b9c668026050744aeca668118f26a)
■②『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 横田一さん【2月9日の投票へ向け、東京都知事選がスタート 「脱原発知事」誕生なるか】、「・・両陣営との差異を鮮明にして、前回票(約97万票)の上乗せをめざす宇都宮陣営の闘いも注目」。脱原発派が敗れた時の宇都宮健児さんへの批難が怖い(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eb6f5b48605f2d6df539290d1e636ef5)
■③『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 野間易通氏【4年ぶりに埼玉県蕨市で行われた排外主義デモに抗議 ヘイトスピーチを許すな!】、「今回大きく違っているのは、排外主義デモに大声でNOを言う人が大量に現場にいたこと」。恥ずべき行為(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/e4fff2e56d3ac71449d6db42a0892483)
■④『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 小石勝朗氏【静岡で冤罪支援集会に350人結集】、「集会では・・免田事件の免田栄さんと島田事件の赤堀政夫さんらが激励のあいさつ」。袴田事件。DNAや履けなかったズボンの「タグの「B」」など、冤罪の証拠の数々(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f78eeef9b0e5b30d7331e6bdf73ee333)
■⑤『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 藍原寛子氏【南相馬市長に桜井氏が再選 脱原発と生活再建を】、「NO NUKES・・のバッジをつけた無所属の現職・桜井勝延氏・・が次点に約6000票差をつけ・・再選・・「これほど差がつくとは・・」」。名護市長選へと良い結果がつながった
■⑥『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 【さらん日記 by さらん】(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/3d607b9bafe8852d526d01f5aecd27a1)、「「九電前テント様」で郵便物が届くように・・テントは小さくても へたに再稼働できない世の中を作り続けている・・1000日記念の集い・・国が人を変えるんじゃない 人が国を変えるんだ」
■⑦『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 野田大樹氏【沖縄の民意は新基地にNO! 名護市長選現職・稲嶺進氏が制す】。ホントに目出度いニュース。徳俵に足が・・自公政権の暴走を止めないと(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fdc6a10535a8a00886c61fd0d4f9afd3)
■⑧『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 取材班【情報保全諮問会議の座長に渡邉恒雄氏(87歳)を据えた官邸の思惑】、「よりによって彼が座長とは・・露骨な政府・与党よりの人事」。首相の行為はいまに始まったことではないけれども、受ける方にも大問題(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/1831b486746ec8d5ac063821253c3810)
■⑨『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 【西川伸一の政治時評/舛添氏が当選しその得票より細川・宇都宮両氏の得票が上回る――これが最大の悪夢】。きっとその時批難されるのは宇都宮氏側だ・・小泉氏の「分断工作」に迂闊にも乗った人たちによって(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eb6f5b48605f2d6df539290d1e636ef5)
■⑩『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 【竹信三恵子の経済私考/非正規増やせば「ベア」負担 「賃上げショー」で景気は上向くか】、「「賃上げショー」に喝采を送っている場合ではない」。「ベア」と「アベ」 。法人税減税と消費増税、アホらしい(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d435ba4950c1d381994c047fc001d0d9)
■⑪『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 高須基仁(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/6787daeafd7aa520847d00b8a010f9c7)氏【高須芸能2/エセ右翼文化人の裸の王様だった やしきたかじん】、「改憲を声高に語り、・・〝ヘイト・スピーチ〟を助長する一大勢力の愛国番組へと進化し続けていた」
■⑫『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 高嶋伸欣氏【鮮明な安倍寄り姿勢 『読売』『産経』の紙面を教室での審判に晒す】、「NHK・・まるで安倍晋三首相の「御用放送」のようだ」。「アベ様のNHK」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/c9a759a82abbe73d74832c3e55fe888d)。そして座長様(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/1831b486746ec8d5ac063821253c3810)
■⑬『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 石坂啓さん【初めて老いった!?/第74回 簡単じゃなかった審査員】、「審査員は誰がいるのかを尋ねた・・「サイトウタカオ先生も・・」・・斎藤貴男さんか、いいじゃん!と即決。硬派なジャーナリストでいらっしゃるけど、・・」
■⑭『週刊金曜日』(2014年1月24日号、976号) / 石坂啓さん、「・・『梶原一騎伝』なども書かれていて実はマンガにも造詣が深い。・・そうです・・貴男君じゃなかったのです。あの、度級に有名な大先生の、・・「さいとう・たかを先生」のことだったのです・・」。斎藤「貴男君じゃなかった」!!(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/485e5c3d313d2e5a70e11a39ccb66dbd)
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山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、3月21日)、asahi.comの社説(http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_top_pickup、3月22日)、東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013032202000164.html)とコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013032202000114.html)、最後にgendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/141548)。
ネズミによる配電盤襲撃やタコ足原因説など、当然「想定不適当事故」ですもの、バックアップシステムなんて想定していません!? それにしてもネズミやタコとはネッ・・・・・・。それで、再び、「全電源喪失(ブラックアウト)」とは、呆れる。
『●想定不適当事故: 1000万年に1回発生する事故どころか、発生確率は「ゼロ」』
『●原発人災の犯罪者デタラメ委員長が評価・審査するなどデタラメ過ぎる』
『●「想定不適当事故」と割り切ってきたくせに、いまさら遅いよっ!!』
『●小出裕章さんの謝罪』
『●見えない放射能をなぜ可視化するのか? ~未来への遺産・遺品・遺言として~』
『●プルサーマルの無意味さ再び: 核燃サイクルという幻想の破綻』
『●様々な意味で人災である』
『●”原子力発電”という箱を開ける覚悟と、(とりようの無い)開けた責任』
『●東京電力福島第1原発「人災」: 「事故は明らかに人災」と断定』
『●大飯原発再稼働の恐〝負〟の連鎖:
40年間も動かした美浜原発2号炉をさらに10年稼働延長』
『●大飯原発再稼働についての首相の酷い会見』
『●いずこの原子力ムラ住人も・・・』
『●世界に向けて恥の発信=破滅への過程』
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【http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/、3月21日】
2013/03/21
バックアップもなく丸一日停電した核燃料プール――今も一触即発の福島第一原発
執筆者: Yamaoka (5:35 pm)
3月18日夜に発生した電源システム事故によって、福島第一原発の1号機、3号機、4号機それぞれの核燃料プール冷却機能が停止、丸一日かかってようやく復旧したのは大手マスコミ既報の通り。今回の一件で「福島第一原発の事故は収束した」どころではないことが、改めて浮き彫りになった。
今回の事故で停止したのは九つもの仮配電盤。驚くべきことにバックアップ体制がなかったため、非常用ディーゼル発電機など別の電源にケーブルをつなぎ代える作業に時間がかかり、復旧まで丸一日かかることとなった。
核燃料プールの冷却が止まれば温度が上昇して水分が蒸発、やがて核燃料溶融という大惨事に至る。それに至るまでは4号機プールで4日はかかると言うが、復旧まで約29時間かかったことを考えれば、さほど余裕があったとは思えない。
なぜバックアップ体制をとらなかったのか。2年前の大事故で、電源が確保できなかったことが大事故につながったことを、本当に教訓化しているのか疑わしくなってくる。
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【http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_top_pickup、3月22日】
2013年 3月 22 日(金)付
福島原発停電―まだ事故は続いている
東京電力福島第一原発で停電がおき、使用済み燃料を冷やす水の循環が長時間とまった。
日単位で続くと、使用済み燃料が出し続ける熱で冷却用プールの水が蒸発し、燃料溶融や水素爆発を招きかねない。
さいわい余裕のあるうちに復旧し、水温の上昇は最大で6度ほどにとどまった。
だが、ひやりとした人が多かったのではないか。
発生から2年たっても、原発事故が終わっていない現実を見せつけた。この不安は、すべての燃料を取り出すまで続く。それが原発事故の宿命だ。
国と東電にはあらためて、不安定な要因を一つずつ取り除く努力が求められる。
原子炉本体は、短時間の冷却停止で2年前に逆戻りしかねないからバックアップ電源が用意されている。燃料プールにはバックアップ電源がなかった。
停電の原因はまだ特定できないが、ネズミのような小動物が配電盤をショートさせた可能性が浮かび上がっている。
ビルの電気系統管理には専用の網をはるなどのネズミ対策が常識だが、停電を招いた仮設配電盤は2年前の5月に置いたままでその対策はなかった。
敷地内はいまも放射線量が高い。現場付近では毎時300マイクロシーベルトほどで、作業員は専用の防護服と全面マスクを着けなければならない。作業時間も制約される。
原子炉注水用配管の強化など緊急度の高い作業を優先し、それほど急がない作業が後回しになることはやむを得ない。
だからこそ「こうした事態はこれからも起きうる」(田中俊一・原子力規制委員長)。その戒めを忘れず、緊急事態にもあわてず対処する手立てや組織を整える必要がある。
やっかいなのは、さまざまな工事によって現場の状況が日々変わることだ。今回も、津波対策工事のために通常は2系統にわかれている電源を共用していて、停電の範囲が広がった。
複数の工事が同時並行で進むときには事故のリスクも大きくなる。常に原発全体の状況を把握する態勢が欠かせない。
それにしても、東電による報道機関への発表が停電発生から3時間もたってからだった、というのはどうしたことか。国や自治体には速報していたが、夜間に広く知らせるには報道機関を通じた広報が欠かせまい。
南相馬市長が東電に対して迅速な情報伝達を申し入れた。
原発事故は今も続いている。多くの人が見つめていることを忘れてもらっては困る。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013032202000164.html】
福島原発停電 体質が変わっていない
2013年3月22日
一匹のネズミのせいだったという。東京電力福島第一原発を新たな危機に追い込んだ停電。そのもろさと公表遅れは多くの国民を不安がらせた。東電は、あの震災から何を学んできたのだろうか。
福島第一原発で停電発生、使用済み核燃料の貯蔵プールが冷やせない-。多くの人の心の中に、二年前のあの悪夢がよみがえったに違いない。ましてや、つい一週間前に、日本中が東日本大震災から二年を振り返り、過ちは繰り返さないと誓いを新たにしたばかりの出来事だ。あれだけの事故を起こしておきながら、東電は変わっていない。そう思われても仕方ない。
言いたいことは三つある。
第一に、停電事故そのものについてである。原発事故を防ぐには、何よりも「冷やす」機能が重要だ。骨身に染みたこの教訓を、東電はおろそかにしていたかのようである。
原発を冷やすには、複数の電源による強固なバックアップ体制が必要であること。これは震災が残した最大級の教訓だったはずである。ところが今回の停電は、3、4号機の使用済み燃料プールにつながる仮設の配電盤から、1号機や除染装置など計九つの装置へ逆に危険が広がった。いずれも安全確保の要になる設備である。仮設であろうと「備え」は必要だ。
次に公表の遅れである。住民自身が生命と健康を守るには、迅速かつ正確な情報提供が欠かせない。原発事故時、情報不足が適切な避難を妨げ、被ばくした被災者は少なくない。それでも今回東電は、停電から三時間以上も事実を公表しなかった。福島県などに伝えたと言うが、重大性、速報性を考えるなら、報道機関を用いるべきではなかったか。
三つ目は、公表の中身である。会見した東電幹部は、「事故」とは言わず「事象」と呼び、「原子力の世界では、放射性物質の影響が出るようなことがなければ事故ではない」と言い張った。住民の心情より原子力ムラの特別なルールを優先させる思考法も、どうやら変わってはいない。
結局東電には、住民の側に立つ視点が育っていないようだ。
放射能におびえ、不自由な暮らしを長く強いられる被災者の怒り、そして新たな事故の発生を恐れる国民の不安を共有できない限り、過ちは繰り返されかねない。信頼は戻らない。信頼が戻らなければ、原発再稼働の検討などありえない。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013032202000114.html】
【コラム】
筆洗
2013年3月22日
中国初の統一王朝・秦(しん)が滅亡するきっかけとなったのは、農民らの反乱だ。皇帝は臣下に、乱をどうみるか尋ねる▼ほとんどの者が深刻に受け止めていたが、ある儒者が「明君の下で反乱など起きる訳がない」とお追従を言う。「此(こ)れただ群盗の、鼠窃狗盗(そせつくとう)するのみ。何ぞ之(これ)を歯牙(しが)の間に置くに足らんや」▼やつらは鼠(ねずみ)や犬のようにこそこそ盗む者ども、問題にするに値しない、と。この言葉から、こそ泥を表す熟語「鼠窃狗盗」と「歯牙にもかけない」との慣用句が生まれたのだから、名言なのだろうが、これを信じた皇帝が情勢を見誤り、国を滅ぼしたというから、罪作りだ(諏訪原研著『十二支の四字熟語』)▼こそ泥呼ばわりしてはかわいそうだが、配電盤に忍び込んだ鼠が引き起こしたらしい福島第一原発の停電。使用済み核燃料の冷却装置などが止まった事故を、東京電力は「歯牙にもかけぬ」ようだ▼東電は今回の停電を「事故」と呼ばず「事象」と呼ぶ。「外部に放射性物質が出て影響が出るようなら事故だが、そうでなければ事故とは呼ばない」そうだ。反乱を反乱とみずに滅びた国を、思う▼停電の防御策が不十分だったのに、するべき指導をしていなかった原子力規制委員会もお粗末だ。規制する側と、される側のなれ合いを表す四字熟語は「猫鼠同眠(びょうそどうみん)」。猫がしっかり働かねば、危ない鼠がはびこる。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/141548】
東電に廃炉を任せていたらいつか北半球は死の灰で壊滅
2013年3月21日掲載
福島第1原発 冷却復旧もまだ残る危機
<「タコ足配線」が原因とはシャレにならない>
背筋が凍りついた人も多かっただろう。東京電力福島第1原発で停電が発生し、1、3、4号機の使用済み燃料プールの冷却設備などが約30時間にわたって停止した事故のことだ。
事故原因は3、4号機の仮設配電盤の不具合とみられ、配電盤の端子と壁に焦げ跡が見つかった。東電は20日朝から、25人態勢で本格的な調査に乗り出したが、相変わらず後手後手のデタラメ対応である。
何と言っても、冷却機能が失われた1、3、4号機の燃料プールには、使用済み燃料が2100本余り、共用プールにも6300本余りがそれぞれ保管されている。もし停電があと3日も続き、冷却する他の手立ても全て失っていれば、プールの水は蒸発。冷却不能で9000本近い燃料がメルトダウンしていた。高線量の放射性物質が再びダダ漏れとなり、最悪の場合、日本はもちろん、北半球に“死の灰”が降り注ぎ、「壊滅」状態に陥っていたかもしれないのだ。
それなのに、二重三重の安全対策を施すべき燃料プールを冷やす電源がなぜ「仮設」だったのか。事故直後ならともかく、2年経ってもホッタラカシだったとは呆れるばかりだ。
「東電によると、福島原発では現在、津波対策工事が行われていて、
ふだんは別々の送電網2系統が連結されていた。つまり、過剰電流で
仮設配電盤がショートしたなら、『タコ足配線が事故原因』のようなもの。
東電は日ごろ、一般家庭に『タコ足配線は火事の原因になる』と注意を
呼びかけているクセに、何をやっているのか」(経済誌記者)
仮設配電盤の近くには、ネズミのような死骸も見つかっていて、小動物が接触した可能性もある。しかし、原発は朽ちかけた古民家とは違うのだ。こんなズサンな管理で、今後40年ともいわれる長い廃炉作業に耐えられるのか。原子炉格納容器の設計に携わっていた元東芝技術者の後藤政志氏はこう指摘する。
「重要なポイントは、復旧までに約30時間も費やしたことです。
これはバックアップの態勢が整っていなかったということ。
原発の冷却機能は本来、瞬時に回復するべきもので、
遅くとも2、3時間以内に復旧しなければなりません。
汚染水の処理タンクや配管にも仮設が目立ちますが、
廃炉作業は40年も続くのに、いつまで『仮設』のままにしておくのか。
東電の対応は、アクシデントをまったく想定していなかったとしか
思えません。今後の作業にも非常に不安を覚えます」
東電の体質は事故当時とナ~ンも変わっていない。事故が起きれば、「想定外」と以前に聞いたような言い訳を繰り返すだけだ。次の過酷事故が起きるのも時間の問題だ。
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gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/129970)。取材協力は横田一さん。
原発事故の被害を小さく小さく見せようとしたことが最大の間違いだと思われます。これまで原発推進してきた人たちが自分の責任を少しでも小さくしようとしてきたのでしょう。自民党だけでなく、民主党も電力会社から色々と美味しい生活をさせてきてもらったのでしょうか? 政権が代わっても原発を止めることも、エネルギー政策を転換することもできなかった民主党。そのつけがFUKUSIMAの人たちにまわされてしまった訳です。
上海のモーターショーでは車でさえが放射線量のチェックを受ける始末で、正確な情報を発信していないために、あらゆる日本からの輸出品に不審の目が向けられています。日本の「核の平和利用・原子力の安全利用」をあれだけ喧伝してきて、「想定外SOUTEIGAI」を理由にメルトダウンをレベル7で実際に引き起こし、しかも、FUKUIMA後にこの地震大国・津波危険国で未だに50を越える原子炉関連施設が何らかの形で動き続けている姿をアジアの国々、(アメリカやフランスの核・原発関係者を除き)世界の国々の人々は奇異に感じていることでしょう。(被爆労働者の皆さんの努力にもかかわらず)最悪の状態にジワジワと進みつつある現状を考えると、ここで、次の「想定外」な震災が起って50を越える原子炉関連施設のうちの一つでもレベル7クラスの事故を起こせば、もはや日本は世界のつまはじき者にされるでしょう。相馬市長の激しい怒りは、原発廃止派の怒り、世界の人たちの怒りとなり、日本という危険地帯でまだ原発を動かし続けている人たちに向けられることでしょう。
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【http://gendai.net/articles/view/syakai/129970】
桜井勝延南相馬市長が怒りの激白 許し難い「東電の非常識・政府の差別」
【政治・経済】
2011年4月15日 掲載
大津波と原発事故の二重被害に苦しめられている福島県南相馬市。福島第1原発から10キロ圏内の「避難」から「1カ月以内の計画避難」「緊急時の避難準備」「安全」まで、4つの区域が混在する唯一の自治体で、住民は政府と東電に振り回されている。桜井勝延市長(55)が日刊ゲンダイ本紙に怒りをぶちまけた。
●総務省の“規制”で郵便も届かず
桜井市長が憤るのは、まず、地震発生から1週間以上たっても、東電から一切連絡がなかったことだ。
「東電さんが初めて南相馬市まで説明に来られたのは11日後の
先月22日です。それまでは電話の1本、ファクスの1枚すら
ありませんでした。しかも、来るという連絡が入ったのは当日の朝。
事実上のノーアポです。時間的にはいくらも話し合いはしません
でしたが、今起きている問題とこれから起きる問題、さらに
復興については全責任でやってもらいますからね、と申し上げました。
東電側の責任者が張り付くようになったのは、それから4日後です」
東電との関係はマシになっても、相変わらず情報は入らなかった。空中の放射線量が減っているとか、海中に汚染水が放水されたとか、報道レベルの話は伝えられても、放射性物質の封じ込めや汚染水の処理についての見通しは全然示されなかった。
政府の説明も要領を得ない。猛毒のプルトニウムが検出され、MOX燃料を使う3号炉の損傷も疑われているが、南相馬市を訪問した原子力安全・保安院の担当者は「明確な事実は把握していない」と言うだけ。まるで他人事だったという。
住民も、政府の稚拙な情報開示に苦しめられた。
「汚染状況の発表が同心円状に描かれたため、屋内待避となった
20~30キロ圏内は兵糧攻めにされたのです。国が責任を
持って物資を届けることもありませんでした。われわれが
タンクローリーを動かしたり、支援物資を取りに行ったりした。
今はコンビニも開いてきましたが、金融インフラは元に戻って
いません。郵便も滞っています。総務省が“30キロ圏内に入るな”
と規制していたためで、友人の逢坂誠二総務政務官から
片山総務大臣に強く働きかけてもらい、何とか解いてもらった。
こんな縛りを掛けられているとは、思ってもいなかったことです」
文部科学省の汚染シミュレーションによると、高濃度の汚染地域は同心円状ではなく、細長く広がっている。これを見れば、汚染地域を回避しながら30キロ圏内に物資を運ぶことも可能だ。
「最初に発表した同心円状のデータは何だったのか、となりますよ。
そもそも、先月12日に政府が10キロ圏内に待避指示を出した
ときも、南相馬市には何の通知も来ませんでした。連絡が入った
のは双葉郡だけ。これには本当に驚きました」
地震大国の日本は何度も震災を経験している。いったい、政府は何を学んできたのか。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
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岩上安身さんのWeb Journal(http://iwakamiyasumi.com/)にもインタビュー映像が出ています。
『南相馬市・桜井市長インタビュー 2011年4月19日』
【http://iwakamiyasumi.com/archives/8534】