中2の女の子に、「テスト対策、やってる?」と訊いてみました。
彼女は、ニコニコしながら、鼻息も荒く「当然ですよお」と言いました。
私が続けて「何の科目を、どのようにやっているの?」と訊きましたら、その答えが殆ど的外れだったのに驚きました。
彼女に悪気はありません。
それどころか、実にまじめな生徒であって、いつも授業では真剣な態度に好感が持てます。
その彼女にして、この的の外しよう。
これはどこからきているのでしょうか?
彼女のお母さんは、「親としては、最低このあたりまでのことは理解していると思っていたんです。それなのに」と言います。
色々なタイプの生徒がいますが、入会時にこんな感じの生徒も、多少時間をかけてじっくり指導していけば、徐々にではあっても殆どの子が出来るようになっていくものです。
出来なかった時点と、出来るようになった時点とを比較してみれば、「え?これって同一人物なの?」と、少し驚くことさえあるかもしれません。
個別指導というのは、こういうケースでも最も効果的なやり方の一つであると思います。