1年間のお礼

2014-12-31 17:08:49 | 学習塾・勉強の仕方

誰もが言うことですが、1年なんてあっという間です。

あと数時間で2014年も終わります。

去年も一昨年もそんなことを言っていました。

何を言いたいかというと、ここは学習塾の場ですから、やっぱり日々の努力というか、勉強面に関して

「やってもやらなくても」時間がたつのはあっという間ですし、一度過ぎ去ったものは何をどうしても取り戻せない」

ということです。

正直な話、これは子供だけの話ではない部分があります。

保護者の方の中には、「いつか誰かが何とかしてくれるだろう」「いつか子供が勝手に目覚めてやり始めるだろう」くらいの甘い認識でおられることが、数や割合は少ないものの、存在しました。

当然ですが、そんな期待がそのとおりにかなうことなどまずありませんから、その間がんばって努力してきた子達とは、勝負の場(受験その他のテスト)でははっきりとした差という現実を突きつけられることになります。

そして、その時になって「やっぱり自分自身でちゃんとしておけばよかった」などという、これまたありきたりの後悔の念が沸きますが、もはや遅過ぎです。

思うのですが、子供の勉強は、よほど突拍子もない低レベルの子を同じく突拍子もないハイレベルの学校に合格させるのでもない限り、やって出来ないなどということはあり得ません。

言葉を変えれば、「やれば出来る」のです。

でも、やらない。やろうとしない。やっても3日坊主。

一日に8時間も勉強しろなどといっているのではありません。

受験直前の高校3年生ならそれくらいやってもやり過ぎではありませんが、平素の日々において、たとえば苦手な単元をなくすとか、今70点のテストを90点以上にするなどといったレベルの話ならば、一日1時間から2時間もあれば十分に達成可能なんです。

その1時間すら作り出そうとしないなら、もはや出来るようになろうという欲そのものを放棄したほうがよほどすっきりします。

そこで、実際に自助努力を伴わせながら上を目指す生徒(そしてそれを後押しする保護者)の皆さんと向かい合う時、そこには向かい合う組み合わせの数だけ対応の仕方があります。

Aさんで有効だった方法がそのままB君でも使える、ということは現実には少ない。

私たちの教室では、そのあたりをどう組み合わせ、積み重ねていくかに重きを置いて指導のベースとしています。

当然の話ですが、だからといってお湯を注いで3分で出来上がり的に点を取れるようになることはありません。

それでも、集団指導の学校の授業でわからなかったものをわかるようにするという点においては、こうした個別の対応で補っていくことがたぶん最も効果的な方法のひとつではあると確信しています。

今日は、きわめて当たり前のことを今書いています。

すなわち

 

自助努力をしなさい。根拠のない他力本願意識は捨てなさい。

今の自分の力やレベルから目をそらすな。

その上でわからないところを個別にしっかり教えるから、そこでまた自助努力のエンジンを回しなさい。

短兵急な結果を求めず、果実を手にするには一定の時間が必要だという意識をしっかり持ちなさい。

 

ということです。

これらを「~しなさい」という形で書いたのにも理由があります。

これらは、私たちが子供にお願いするものではないからです。

もしもおだてる様な物言いでなければやらないのであれば、それは私たちの塾風にはもはやマッチしませんので、どうぞご自由に、という話です。

 

年が明ければ、中学高校生の皆さんは、すぐに2月に学年末試験が待っていますね。

2月には高校入試もあります。

3月までの日々は、冒頭書いたごとく「あっという間」に過ぎていくと思います。

一日一日を完全燃焼させましょう。

 

みなさん、良いお年をお迎えください。

今年も1年間、ありがとうございました。


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独力で出来きれないものをプロが仕込む

2014-12-12 21:06:22 | 学習塾・勉強の仕方

今日は中3生対象に、来年の高校受験に備え、26・25・24・23年度の英語、26年度社会の過去問解説をしました。

神奈川県入試が最近そのあり方を変えた影響からか、しばらく前までの入試問題に比べ、だいぶ趣を変えつつあるというのが実感です。

多分来年もこの流れでいくのでしょう。

しかし、英語はじっくり吟味すればかなりの確度でそのパターンを読めますのと、それがあれば取り組み方も余裕が生まれますので、生徒たちの手ごたえも着実に上がってきています。

トップクラスの子は、取り組み前は平均で6割だったのが、今ではほぼ9割以上を安定して維持できるまでになりました。

こうなると、後はこの勢いを入試本番まで維持することに集中すればよいのえ、勉強の仕方と言うことでいえばかなり楽になります。

難しいな、と感じたのが社会の混合問題でした。

日本とフランスを結ぶ航空機の定期航路から、1965年当時の国際情勢(米ソ冷戦)をそこに読み取り、指定単語を必ず用いて「なぜソ連が日本の航空機を領空通過させなかったか」を70字で説明しろ、と言う問題です。

世界地図が問題に添えてありますので、これは地理・歴史・公民の混合問題といえます。

いきなり「やってみ」といわれたら、大人でも「かんたんやんけ」とは行かないレベルかと思いますが、しかし、実際に15歳の彼らはこれを解かなければなりません。

今日の授業では、これを5分でピンポイント解説したわけですが、こういう問題が得意な子ならともかく、これらが苦手な子であれば、これを独力で解けというのはいかにも時間ばかりがかかって非効率かと思います。

ですから、冬期講習やその後の入試直前対策講座では、こういう実戦に即した解き方をばっちり仕込みます。


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サイトに冬期講習の案内をアップしました

2014-12-11 20:19:59 | 学習塾・勉強の仕方

お久しぶりです。

このところ、主に公立中学校の定期テスト後の直しを含む提出物指導に多忙を極め、なかなか記事をアップできませんでした。

しばらく前に予告しました冬期講習チラシの新聞折込がここ数日行われています。

また、サイトにもその記事見出しがアップされており、そこをクリックしていただくと詳しい案内ページに進みますし、そこから更に講習費割引チケット印刷画面にも行くことが出来ます。

今年の冬期講習は全7日間と短期集中型で、午前午後の二部制で行い、しかも午前中の一斉&巡回指導は完全無料というお得なパックとなっております(小3~中2)。

来年受験する皆さんは、この時期まさに最後の追い込み開始でもありますので、この講習ではマンツーマン指導で授業にあたり、全力で力の底上げを図ってまいります。

年が明ければ、学年末試験も入試も

「もうすぐそこ、来月」

です。

がんばりましょう!

 


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普段の習慣が大事

2014-12-04 21:48:14 | 学習塾・勉強の仕方

人間は、必要に迫られた状況でないと、なかなか行動に移れない生き物です。

満腹のときは敢えてそれ以上食べませんよね。

そのこと自体は人間以外の他の動物も同じ行動パターンですが、それでも例えば熊の場合には、本格的な冬の訪れの前にはしっかり腹に養分を溜め込んでから冬眠に入る知恵があります。

知恵というより、これは本能といった方が正しいでしょうが、動物でもそういう行動を取れるのですから、人間も、例えば勉強するという行為については、次の必要が迫ってくる前に予め様々手を打っておく知恵があってもちっともおかしくないですよね。

でも、現実はどうかというと、一部のしっかり者を除いては、テストが終わればすっかり気持ちが緩みまくって何もしようとせず、もっと悪く言えば自堕落な時間の過ごし方に陥ってしまうことも決して珍しいことではありません。

そういう例に限って、次のテストの前になるとまた付け焼刃を持ち出してあたふた。

そういうことの繰り返しでは、大きな飛躍は望めません。

また、よく「塾に自習に行かせますから」と仰る保護者の方がいますが、こないよりは来た方がマシとはいえ、来るだけで満足してしまい、教室でまったりしてしまう子も珍しくありません。

考えるまでもなく「自習」なんですから、自ら教科書なりノートなりを開かなくてはそもそも何も始まらないのに、ひたすら講師にすがって「わからない、わからない」を連発している姿は、

「自習って意味、知ってるの?」

と聞きたくなることさえあります(苦笑)。

それでも、まだ来るだけマシ。

来れば、私達はしっかり出来るだけのフォローをします。

そうして平素から着実な習慣を身に付けていけば、「必要が迫ったときだけやる派」よりも、確実に力が付いて行くはずですよ。

 


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目に優しく

2014-12-03 19:46:29 | 学習塾・勉強の仕方

 

教室には、あちこちに絵や写真、それに花など、気持ちを和ませるものが配置されており、しかも定期的にそれらは入れ替えられます。

面談でおいでいただく保護者の方など、これを見て

「綺麗ですね」

「和みます」

はては「アットホームで、塾じゃないみたい」

 

などと表現されます。

では、いかにも塾っぽいレイアウトとはなんでしょう、と思いますが(笑)。

 

私は趣味で山登りをするのですが、体調や気分が良いときは、自分でも驚くくらい快調に歩が進んで行きます。

でも、そういう時は大抵後になってバテてきますので、トータルで見ると結局は休み休み進んだのとあまり変わりません。

まあ、そもそも山登りはこのように急いで進むものではないのですが、勉強だって同じです。

「根を詰めて8時間集中したぜ」とか言って、実はその翌日から1週間何もしなかった、というよりは、1時間やって5分休憩し、また1時間やって一日2時間を毎日積み重ねる方がずっと効果的です。

そんな時、両腕を思い切り上に伸ばして力を抜くと同時に、目で見た周囲の景色が優しさをもってその目に飛び込んできたらどんなに気分が良いかを考えてこんな風なレイアウトにしています♪

 


 

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文章が立体的に見える

2014-12-02 19:21:01 | 学習塾・勉強の仕方

昔、私が金融機関に勤めていたある日、一橋大卒の或る社員と共同でセミナーのようなものを担当したことがあります。

それを受けるのは、金融機関に勤めて間もない社員その他で、1回に10数名が対象でしたが、講師を私と一橋とで務めました。

各自が同じ教材を持って、こうして一定の時間講習を受け、最後にテストをして理解度を確かめますが、一橋の講義を聞いていた私はうなりました。

「う、うまい!」

同じ教材を使っているのに、一橋の方は、その中から本当に(最低限度)テストに必要なところだけを巧みにピックアップして、しかもそれを分かりやすく噛み砕き、並べ替えをしながら優しく滑らかに解説しました。

後で一橋にそれとなくコツを聞いてみましたが、彼の口から出てきた言葉にまたまた驚きました。

彼はこういいました。

「別に難しいことは考えていませんが。ただ、僕は本や文章を読んでいると、その中のどの部分、どの単語や言い回しが重要で、反対にどの部分がカットして差し支えないかが立体的に見えるんです」

な、生意気に!

そう思わないでもない私でしたが、しかし、それでもやっぱり「これが一橋大の実力か」と素直に頭を下げました。

文章を読むことを積み重ねると、それだけで少なくともこの一橋の足元くらいのところには立てるようになることを、その後私は自らの仕事の中で経験実感しました。

今、ACSでは看板講師である東大卒を初め、みながこの一橋の境地を身につけたつわもの達です。

そこには、教科書を読んで、そこに見える立体的な視界の中から重要ポイントを次々と拾い上げ、そして優しく滑らかにこれを伝授する指導があります。

極端な話、人の話をまじめにちゃんと聞く事の出来る生徒なら、おそらく99パーセントの確率で理解度が増していくと信じています。

真面目に話を聞けない子は………うーん、どうでしょうね。


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