ご家庭にしかできないこと

2009-10-31 19:56:44 | 日記
このところの保護者面談、或いは生徒を交えた三者面談をほぼ終えた昨今、それでも「なんでしょうねえ」と思ってしまうことがあります。

ここでも何度か書いてきましたが、多くの保護者の方が「ウチの子ったら、家ではちっとも勉強しなくて。毎日ケータイやゲームばかりやっていて困っているんです。先生、どうしたものでしょうか」といった愚痴とも相談ともつかぬお言葉の数々です。

もしも本心からそのようにお考えなら、話は簡単、子供からケータイやゲームを取り上げてしまえばよいのではないでしょうか。

「それが出来ないから問題なんです」という声が聞こえてきそうな気がしますが、それはもうご家庭の問題であって、学校や塾でどうこうできる筋合いのものではありませんよね。

せいぜい学校や塾の中でそれらの使用を止めることくらいしか出来ません。

それらを取り上げることで子供と親の関係によくない影響があるとしても、それもまた親子間の問題であって、学校や塾にはどうすることも出来ません。

取り上げることをせずに勉強の習慣を付けたいと仰るならば、通塾の回数を増やすかして、子供がそれに接する時間を制限するというところから入るのも一つの方法ですし、この前書きましたが、塾の自習室に長時間拘束しておくということも出来ますが、これらにもどこか無理というか、限界はありますので、大切なことはやはりそうした部分はご家庭でしっかりとした方針を示して子供にそれを受け入れさせることが肝要であると思います。



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1ミリの紙

2009-10-30 16:51:09 | 日記
どうも、コツコツとした作業の積み重ねで何かを覚えていくということが嫌いで苦手な子に、先日こんな話をしました。

技術的に出来るかどうかというような野暮はこの際言わずにだね、いいかい、ここに厚さ1ミリの紙があるとする。これを二つに折れば2ミリになる。それをまた2つに折れば4ミリになるよね。

じゃあ、これを何回折ったら地球から月まで届くと思う?勘で答えてごらん」


すると子供たちは顔を見合わせて、勘だけど、と前置きしつつ、1万回とか100万回とか、様々な答えをして見せました。


私は、それでは実際に計算してごらん、と言って、彼らに計算用紙を渡して計算させたところ、それを終えた彼らは「おーっ」という歓声を挙げました。


答えは、39回。

厚さ1ミリの紙をたった39回折っただけで、地球から月までの距離に届くだけの
厚さにまでなってしまうのです。


だからね、と私は彼らに言いました。

コツコツと何かをやり続けることは、あなた達が思う以上に大きな何かに繋がっていくんだよ。




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自学自習の輪

2009-10-29 19:28:59 | 日記
今日は月の第5週につき、レギュラー授業はお休みですが、教室自体は開いております。

先ほども何人かの生徒がやってきて、いつもどおりの自習をして帰っていきました。

このように、塾の教委sつや自習室を使って自学して行く生徒がこのところとても多くなってきました。

これは非常に好ましいことであると思います。

彼らの多くが、以前は「家では勉強する気が起こらなくて」などと情けないことを言っていましたし、面談などで、保護者の方も同様のことを言っておられましたので、そのつど

「それなら塾に来させてください。塾に来れば問題も参考書もあります。コピーも自由に使えます。手好きの講師がいれば、何でも質問も出来ます」

と言ってきましたので、そういう働きかけが実ってきたんだなあと思うからです。

勿論、惰性で教室に来てちょこちょこっと勉強し、それで沢山勉強した気になられても困りますので、そこのところはしっかりと中身が伴うような工夫とチェックは塾側でも致します。

まだそういうところまでは来ていない生徒の皆さんも、是非ともこの「積極的・習慣性のある自学自習の輪」に加わって頂きたいと思っています。




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テスト対策受付開始

2009-10-28 16:46:55 | 日記
10月も間もなく終わろうとしていますが、ということは、それだけまた次の試験までの日数が少なくなってきたということでもあります。

そこで、ACSでは来週、つまり11月第1週から早くも(実際はちっとも早くはないですが)次のテストに向けた対策授業を行ってまいります。

これまでのテスト対策で成功を収めた生徒の皆さんは、是非そのときの要因を思い出し、今回の対策授業でもそれを再現してください。

前回テストで少し残念な結果に終わった生徒の皆さんは、同じくここでその理由をよく考えて、今回はそれを繰り返すことのないよう、万全の対策を組み上げてください。

毎回のことですが、テスト対策はある程度早い者勝ち的なところがあって、人気の講師や都合のよさそうな曜日・時間帯から先に次々に埋まっていきますので、是非お早めにお申込下さい。




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枠組みを作ること

2009-10-27 16:28:32 | 日記
教室の看板を架け替えることになり、業者の人に来てもらい、細々としたことを打ち合わせました。

その際感じたことです。
私は、看板のデザインや、出来上がった看板を実際に架け替えることに関心の多くが集まっているのに、業者の人は必ずしもそうではなく、仕事全体の流れや手順などに多くを割いています。

私は、「それで大丈夫なのですか」と尋ねました。
すると、彼はこう言いました。

「大丈夫ですよ。心配要りません。仕事というのは、こうしてぜんつぁいの流れや枠組みを作り上げることで大半の部分は終わります。実際にデザインを作成してそれを貼り付け、そして看板を架け替えるのは、仕事全体から見れば割合としてはそれほど多くはないんです」

私は「へえ、そんなものなのかな」と思いましたが、その後、実際の彼らの仕事を見ていましたら、デザインの貼り付けと看板の取り付けなどは、全部を入れても1日半で終わってしまいました。

私は、ここでふと気付きました。
「これって、私が普段生徒や保護者の方に言っていることと同じではないのか?」

私は、普段こう言っています。

「勉強自体は、これに取り掛かってしまえば、それほど難しい作業ではありません。肝心なことは、生活全体のサイクルの中に、どのようにしこの勉強の時間を取り入れるか、そして如何にそれの実行を励行するかという点であって、それは生活習慣の枠組みの問題なんですよ」




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インフルへの塾の対応につきまして

2009-10-26 17:14:57 | 日記
インフルエンザの勢いが止まりません。

毎日のように、●●中学校が学年閉鎖、▲▲小学校が学級閉鎖といった情報が寄せられます。

その際、自分はインフルには罹っていないが、それでも塾も休むべきかどうかという質問をされます。

学校の先生は、「閉鎖になっていても、自分は大丈夫という子については、通っている塾の判断に従ってください」という指示を受けているようです。


そういう生徒さんは、しっかり通塾してください。

そうではない生徒さんも、インフルのように、致し方ない事情の場合、その日の授業を休止しても、後日どこかの曜日に振替して実施しますので、ここはゆっくりと静養して回復に努めてください。




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試験対策と言ってもね…

2009-10-25 17:11:23 | 日記
昨日、漢字検定が私達の教室でも実施されました。

ACSは検定実施会場に登録されていますので、毎回こうして実施しています。


塾生の皆さんも当然受けますが、どの生徒も試験前に同じような事を訊いてきます。

「せんせい、漢検に受かるためにはどんな勉強をしたらよいですか?」



これに対する回答は、生徒一人ひとりで学力や生活の中にそんな学習習慣があるかによって違ってきますから一概には言えませんが、それでも最低限、過去問だけはしっかりやっておくように位のことは言います。

そこには、「過去問をやることで出題の形式やパターンが読み取れる筈だから、それらを把握することが第一、そしてその上で個別具体的な漢字学習をすること」という意味を込めているつおりなのですが、中にはこれを全く理解せず、「漢検の本を1冊やったけど、同じ問題は出てこなかった」などという台詞を、それもシラッと言ってのける子が居て、「そ、それはそうだろう。全く同じ問題がそのまま出てくるなんて、そう思う方が虫が良すぎるんでないかい?」と返したくなります。


何年か前の話ですが、近隣の中学校の定期テスト前に、親切な(私に言わせれば親切過ぎる」)先生が、「次のテストではこういう形式で出題するよ」といって、本番そっくりの事前模擬問題を子供達に配ったことがありました。

そして、それを塾に持って来た一人の生徒は、それをそのまま一字一句違えず覚えることがテストで成功する道なのだと勝手な解釈をし、私がいくら「これはね、実際の出題のあくまでパターンであって、テスト勉強をするためのヒントに過ぎないんだよ」といっても、全く聞く耳を持ちませんでした。


そして、実際のテストでは、確かにそのパターンどおりの問題配列ではありましたが、当然そこで使われる単語も熟語も文章も事前に配られたものとは異なっていましたから、「あれの通りに出題される」と信じ込んでいた彼はといえば、まさに惨敗以外の何ものでもなく、そこで初めて彼は自分の甘さのツケを払わされたのでした。


悲しくも可笑しい、そして残念なことでもありますが、今時の子供達は、模擬テストや例題、或いは過去問などといったテスト対策資料の、そもそもの使い方から説明しなければならない場合がある、今日はそんな話を書きました。




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ACSに集う皆さんの横顔

2009-10-24 11:12:57 | 日記
ACSには、様々な生徒たちが集まっています。

最も多いのは、普通に成績を上げよう、そして何年か先、或いは翌年の入学試験に成功しようという意欲と努力をする生徒の皆さん。

そして、見事に志望校合格を果たして、その学校において優秀な成績を修めることを目的として日々頑張っている生徒の皆さん。

次に、いわゆる補習目的で通塾している生徒さんも多数います。

講師たちは、生徒の皆さんの通塾目的に合わせた能力と資格を持った者を、それぞれの個性にマッチするかどうかも見極めた上で投入しておりますが、ごくごく稀に、それでもいわゆる相性の合いにくい取り合わせであることが分かった場合や、生徒:保護者の方からのご要望があった場合には、担当代えも行うことがあります。


また、事情があって現在登校拒否、或いは登校拒否気味の生徒が、学校には行かない、行かれないが、ACSには来られるという例があって、そういう生徒さんもここでしっかり学習して、少なくとも学力の点での水準を確保して、近い将来の通学再開に備えているという、そんな頑張り屋の生徒もいます。

中には、そうした学習の成果が確かなものとなったことを受け、そのまま高卒認定資格の受検に望み、見事にこれにパスした例も沢山あります。

高卒認定資格ということでは、最初からこれを目的に通ってこられる生徒も勿論いて、これまでのところ、その目的達成率は100パーセントを誇っています。

こうした様々な生徒の皆さんが集い、一つのコミュニティを形成しながら各自目標達成に向けてベストを尽くす場所、それがACSです。




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お母さん、落ち着きましょう

2009-10-23 16:18:32 | 日記
子供と親とは別人格であることは当たり前以前の当たり前な話なのですが、しかしそうは言っても、子供の教育に熱心なあまり、子供を自分一人の所有物ででもあるかのような扱いにして、それがためにむしろ子供の気持ちを遠ざけてしまっているような例を見かけることが少なくありません。

経験から申し上げれば、そういう親子のコンビの場合、学習の習慣を上手につけて、そのうえで着実な学力向上を図っていくという意味での学習塾の役目を果たしていくことはなかなかに難しいものがあります。

極論すれば、そういうお考えの保護者であるなら、一から十までその保護者の意向を用いて指導する家庭教師にでも頼むか、或いは、ご自分で何から何まで面倒を見るか、そのどちらかしかないのではないでしょうか。

子供の勉強に対する意欲というのは、矛盾に聞こえるかもしれませんが、勉強とは関連しないことも含めた、生活の色々な要素を上手く組み立てた上で湧き上がっていくもの9だと思いますし、それがあって初めて持続するものでもあります。

そう考えると、子供を何から何までがんじがらめに縛り上げるように拘束して細かい指示を一つ一つ与えるというやり方は決して良策ではないと思うのですが、いかがでしょうか。




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学校説明会のポイント

2009-10-22 16:18:52 | 日記
昨日ここで書いた「湘南私学進学相談会」を読んでくださった方から、メールを頂きました。

「相談会ではどのようなことをポイントに話を聞いたらよいのでしょうか」

そういった内容でした。

大体、以下のようなことを中心に確認すべく臨めばよいのではないでしょうか。



●自宅から学校までのドアツードアの時間、および経路

●学校の先生が、どのような点を説明に中心に据えている、或いは長く説明しているか

●入学後の補習システムの有無、その内容

●進路指導の内容

●ここ数年の進路(合格大学名)

●学校の施設・設備のメンテナンスの様子

●生徒たちのマナー(出来れば実際に目で確認する)




尚、こうした確認事項は、私学だけに留まらず、どの学校の千段階や説明会でも必要なことです。

参加する際は、必ず子供同伴で、メモを持参し、それを取りながら話を聞くようにした方がよいと思います。


後でまとめて書こうと思っても、時間が経つにつれて大切なことも含め、多くの事柄が抜け落ちてしまうのが人間の記憶というものですから。



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勉強の仕方が分からない、という台詞

2009-10-21 15:51:20 | 日記
これまで何度かここで書いたことがありますが、面談のときに、よくお母さん方がこんなことを言われます。

「子供が、勉強の仕方がよく分からない、と言うのですが、そういったときはどうしたらよいでしょうか」


その子がどういう意味でこういう台詞を使っているのかにもよりますが、「勉強の仕方が分からない」という場合、往々にして「やるべき事すらやっていない」ことが見受けられます。


これについて、少しヒントになるかもしれませんので、こちらをご覧頂ければと思います。


●勉強の仕方が分からない、と子供が言ったとき



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湘南私学進学相談会のお知らせ(再)

2009-10-20 15:38:13 | 日記
先日、東京都内で私立高校と私立中学の合同学校説明会が開催されました。

近年の景気二番底懸念もどこ吹く風、いや、それだからこそなのかもしれませんが、会場は熱気に包まれて、どのブースも熱心にメモを取りながら学校側の説明に聞き入る生徒・保護者の姿が見られました。

神奈川でも、先日ご案内いたしましたとおり、今週土曜日午後1時から、湘南私学進学相談会が催されます。

受験に成功するためには、まずは正確な情報を集めることから始めなければなりません。


●湘南私学進学相談会はこちら●



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合格判定模擬テストにつきまして

2009-10-19 16:51:46 | 日記
先日受けた中学生の模擬テストの答案が返ってきました。

この模試では、受験者総数の中の正確な自分の順位と、科目ごと・単元毎の順位、偏差値、平均点と自分の得点との差、得手不得手の解説、現時点における具体的高校の合格判定、それに加えて志望していないが合格可能な公立高校と私立高校の名前などが分かります。

前期選抜はもちろんですが、後期選抜に向けた勉強を進めるためには非常に重要なものです。

教室が受検会場になりますし、塾生だけでなく、一般の生徒の皆さんも受けられます。

次回は11月末頃に行う予定ですので、ご希望の方はお早めにお申込下さい。




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面談を有効活用しましょう

2009-10-18 14:40:16 | 日記
先日もここで学校で行われる面談について触れました。

今日はその続きです。

普通、学校の面談というと、年間の一行事だから出るか、といった程度の感覚でこれを捉えて、機械的に出席する人が少なくないように思いますが、これは勿体無い発想です。

生徒と違い、保護者の方が学校の先生と直接話をする機会は少ないので、もっと積極的にこれを活かすべきではないでしょうか。

少なくとも私達ACSで行う保護者面談或いは3者面談は、一行事として行うような、いわば消化試合的なものでは決してなく、中身の濃いものを常に目指しています。

これを行うことで、それ以前と以後とで少なからず生徒の学習への取り組みや、意識の変化、成績向上への確かな道筋をより明確にするなどといった具体的な点での前向きな進歩が確認できるような、そんな面談を行います。


学校の面談でも、もしも先方の先生の話やその進め方が物足りない場合でも、保護者の側から積極的な話題を展開することで、その内容はずいぶんと変わっていくものです。

そして、そういう面談を定期的に行うこと、それに出席する方と、これとは逆に、そういうものへの関心を持たず、3回に1回か、ひどくなれば殆ど出席しない保護者とでは、間違いなく子供の生活態度や、もちろん成績にも大きな違いが生じてくると思います。

以上の話は、実際に学校の先生の口から聞いたものでもあります。



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講師の質について

2009-10-17 09:46:15 | 日記
学習塾によっては、常に新しい人材を求めて講師募集をかけているところがあります。

ACSもそうした中の一つです。

講師の布陣はいつも揃ってはいますが、それでも常により良い人材を求めて門戸を開放するということには利点があります。

講師達にとってはなかなか厳しいことではありますが、仕事が人間、それも現段階ではまだまだ未完成の子供たちを相手にして様々なことを教えていくものであることを考えれば、講師の質はその技量においても人間性においても、より高いものが求められるのは当然のことです。

他塾から移ってこられた生徒やその保護者の話を聞くと、元いた塾の何が不満であったかの理由で、「講師が良くなかった」という声が度々飛び出します。

そこには色々な理由や事情があるでしょうが、少なくとも顧客である側がそういう捉えかたをするには、それなりの理由があるのではないかとは思います。

勿論、私達の教室の腰も総てにおいて問題がないなどということはありえません。

そこは常に研鑽しながらより高いものを目指してやってもらうことになりますが、それでも一定の期間に一定の成果を挙げられない、或いはそういう評価を得られない講師というのは、厳しいですが、退場してもらうこともあります。

そのくらいの神経を使って子供たちに当たらせることが必要であり、大切なことであると思っています。




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