小学生のうちに

2012-12-26 20:16:30 | 学習塾・勉強の仕方

もし小学生のお子さんがおられましたら、皆さんのご家庭では、子供たちの生活スケジュールの中に、「勉強をする」という時間を設けておられますか。

ほとんどの親御さんはその点かなり意識して努力しておられると思います。

実際、入塾前の面談で、家庭での学習状況をお尋ねすると、各家庭で様々な取り組みの様子をうかがい知ることが出来ます。

たとえば、「夕食前の1時間」などとしっかり生活の中に取り入れているご家庭もあれば、「勉強するように!」との声かけは熱心にされるが、やるかどうかは本人任せのご家庭もあり、またはいくら声をかけても子供が全く言うことを聴かなくて困っているご家庭もあったりと、いろいろあります。

しかし、学習習慣がしっかりと組まれているとしても、一番大切な「学校の復習をする」ということができている家庭はほとんどありません。  面談で聞いてみると、「学校の宿題をやっている」や「漢字テストかテストがあればその勉強をする」といった回答が多いです。

もちろんそれらの勉強も大事なのですが、中学に入ってからは日々の授業の復習をきちんと行なえるかどうかで大きな差がついてしまいます。 この習慣がない生徒は、日頃の授業で分からなかったことをそのままにしてしまうので、学校が進めば進むほど、遅れがちになってしまいます。 テスト前に慌てたところで、それを取り戻すのは不可能なほど落ちこぼれてしまうこともあります。一方、一日短時間でも復習をすることが身についているならば、毎日の学校の授業にも着実についていけますし、テスト前には基本の勉強ではなく、テスト向けの問題演習にじっくり時間を割くことができます。本人の中にも余裕が生まれてくるので、過度なストレスを抱えることもなくなります。

ですから、今後のことも考えて、なんとしても小学生のうちに「学校の復習をする」という習慣をつけてくべきです。ところが先ほども申しましたように、これを子供に言い聞かせている親御さんはほとんどいらっしゃいません。「勉強しなさい!」と子供に叱咤激励するのですが、では「何を、どのようにやるのか」という点で親自身が具体的に復習の仕方を教えてあげることもあまりないようです。これははっきりいえることですが、子供たちは自分で勉強の仕方を探ることはほとんどないですし、どうやるべきかまできちんと提案をしてあげないと、勉強は出来ません。やり方を教えてもらわないといけないのです。

それでもし小学生のお子さんをお持ちでいらっしゃるならば、早いうちに(低学年ぐらいから)短い時間でよいので、学校の復習をする時間を、子供の生活に取り入れて習慣にしていただきたいと思います。復習とは何を使ってどのようにすればよいか、方法も教えてあげてください。 高学年、さらには、中学生から復習をするようになるかというと、本人が自発的に思わない限り、親の言うようには従ってくれなくなります。そのときになって、学業面で問題を抱えて、親子共々苦しい思いをしないように、是非早めに習慣づけてあげてください。


 

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冬休みの受験生たち

2012-12-26 16:47:25 | 学習塾・勉強の仕方

冬休みに入ってもうすぐ1週間です。

藤沢校では24日から冬期講習が始まりました。

高校受験生も大学受験生も、この冬休みは、日曜日と三が日を除いて毎日9:00~16:00ごろまで、昼食持参で勉強に励んでいます。

 

高校受験生の冬期講習は公立志望の生徒対象で行なっています。

講習の時間は個別ではなく、一斉指導で進めています。藤沢校の持ち味のアットホームさを生かし、集団授業でありながらも、皆のびのび和気藹々と取り組んでいます。

分からなかったり、うまく解けないところも、お互いで「あーだ、こーだ」いいながら、教えあって、一緒に勉強に励んでいます。

ほぼ毎日講習があるとはいえ、もちろん通常の授業もあります。

集団授業で分からなかったり、ついていけなかった場合、改めてレギュラー授業中に、担当講師によってフォローがつけられるのも、個別指導のメリットといえます。

 

大学受験生の場合は、完全個別での指導で、受験を意識した実戦形式の問題をこなして日々鍛えられています。 

 その一方で、基本的な項目で理解があやふやなところは、パソコンによる映像解説授業を用いて基礎的な事柄を確認します。

この様に、実践演習プラス弱点補強プログラムの2本立てでカリキュラムを組んでいます。

 

受験本番は2月。

この冬休みは受験前の最後の長期休暇になります。

この時期いろいろと楽しい誘惑も多いですが、楽しみつつしっかり勉強に励んで、皆が笑顔で春を迎えてくれることを願っています。


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もうすぐ冬休み!

2012-12-19 16:46:14 | 学習塾・勉強の仕方

今週いっぱい学校に行けば、後は冬休みが待っています。

いろんなイベントのある時期ですので、とても楽しみに待っていることでしょう。

中3生は受験が控えているので、勉強とのバランスを上手にとって欲しいところです。

 

夏休みや冬休みなどの長期休暇に入ると、生活サイクルがかわってしまうため、どうしても怠け癖がついてしまい、そのまま新学期に突入して、なかなかペースが戻せないということがよくあります。

もちろん、休みの間は毎日一日中勉強すべきというつもりは毛頭ありません。

ただひたすら勉強ばかりしていても、心身両方の健康に良くないですし、やったわりには頭に入っていきません。それに、家族、親戚、または友人との関わりから学べることもたくさんあるので、この時期特有のイベントもと勉強もの両方を精一杯やって欲しいと思います。

夏休みの時期、このダイアリーで、どのように宿題をこなすかについて記しました。

冬休みは短いですので、そんなに宿題はないかもしれません。でも、以前書きましたように、日割り計算をして1日あたり何ページ行なうかを決めて取り組んでいくとストレスなくこなせますよ。

でも、日割りでチョコチョコやるのが面倒だという人もいます。ですが、もし宿題をやりつつその科目の学力を上げたいと思うならば、いっぺんにまとめてどっさりこなすより、毎日少しずつやっていく方が確実に記憶に刻まれていくので後で忘れにくくなります。

もう一つ、冬休みにおススメなのは、小さな目標を持ってみることです。期間としては2週間少しですので、たとえば「計算力をつける」とか「今まで習った単語を書けるようにする」、または理科社会であれば、苦手な単元だけに絞って集中的に勉強することも出来ます。国語の勉強としては、漢字もよいですし、毎日の新聞のコラムなどを読んだ感想を書いてみる、または、ニュース記事を選んで、自分の意見を書いてみる、というのも文章を読んで書く練習になるのでおススメです。

大切なのは、誰かから課題を出してもらうことでなく、自分自身で取り組めるものを探して行なうことです。いわれてやるより、自分で決めたほうが続けられますし、楽しめると思います。

では目標を達成した2週間後の自分を思い描いてみてください。計算に自信がついた姿でしょうか、単語がかなりすらすら書けるようになった姿でしょうか、文章を書くことが少し楽になった姿でしょうか。そういったイメージを描くことも、目標に向かってがんばり続ける助けになります。

では、冬休み直前の今、何をしたいか是非考えてみてください!


 

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復習って何をすればよいの?- Part 2

2012-12-14 19:05:31 | 学習塾・勉強の仕方

前回のダイアリー「復習って何をすればよいの?-Part1」では、教科書準拠の問題集を使って、要点のポイントや例題で大事なことを確認するというところまで書きました。

今回は、その後に何をするかを記します。

次の段階としてすべきなのは、実際に問題を解いていくことです。

実は復習で一番大切なのはこの作業です。問題を解くことは、覚えたことをしっかり身に着けるのに役立ちます。  ただ覚えただけではすぐに忘れてしまうのですが、問題には覚えるべきことが繰り返し出題されます。それで、やっているうちに本当に覚えていけるようになり、忘れにくくなります。

よくあるパターンとして、社会などの暗記系に多いですが、ノードとめをしただけでテストを受ける人、あるいは言葉だけ暗記してテストを受ける人がいます。 しかし、これだけでは不十分なんです。問題練習をしないため、その語句がどのように問われるのかわかってないので、テストで解答できないことが多いのです。  実際にある生徒は、答えになる言葉自体は覚えていたのに、問題文で何を聞かれているか分からず答えられなかった、といっていました。 それで暗記だけでなく、たくさん問題にあたって問題慣れをしておけば、点に結びつけることが出来ます。

一通り問題を解けば、(もし教材の問題量が豊富ならば)その日に習ったことはだいぶ頭に入ってきたはずです。  しかし、国語や英語に関してはこれでは終わりません。漢字または英単語を覚えることも忘れずに行なってください。特に英単語は、新しく習うたびにしっかり覚えていかないと、落ちこぼれます。単語の読み書きが出来ないと、問題が読めない、意味が分からない、答えが分かってもスペルがかけず答えられない、という状態になります。英単語は確実に覚えるようにしてください。

以上が学校の復習のやり方の基本です。

もちろんこれが全てのやり方ではありませんし、この基本のやり方を自分なりに工夫してみるのも良いですね。

家庭で自学自習できるようになったらこわいものなしです!

次のテストに向けて今日からはじめてみるのはどうですか?


 

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復習ってなにすればよいの?Part 1

2012-12-13 17:45:14 | 学習塾・勉強の仕方

学校でも、塾でも、親からも、「復習しなさい!!」といわれる経験は誰でもあります。

でも、どのように復習したらよいのかまではいちいち教えてはくれません。

そのためか、復習をしなければいけないということは良く分かっていても、実際どうしたらよいか分からずにいる子供たちがいます。というより、ほとんどの子供たちがそう思っています。復習をして何をどのように勉強すべきなのか分かっている子供のほうが珍しいといっても過言ではありません。

それで、ただ子供に「復習しなさい!」というだけでは全く無意味で、具体的にどのようにしたらいいのかを教えてあげる必要があることが分かります。

小学生でも中学生でも、復習をするのに一番手っ取り早い方法は、教科書に準拠した問題集を使うことです。できれば、ただ問題しか載っていないものではなく、多少の要点のポイントがまとめられているものを使うと良いでしょう。

復習を始める前に、教科書またはノートを見て、その日に習った単元を確認します。教科書準拠の問題集であれば、対応している教科書のページも書かれていますので、学校の授業でやったのと同じところを選びましょう。

そののち、まずはその要点のポイントをよく読みます。覚えるべき語句は線を引き目立たせておきます。 書いて覚えるなり、声に出してぶつぶつ言いながら覚えるなり、とにかく重要事項として頭に残します。

算数、数学であれば例題があるはずなので、そこを良く見ましょう。どのように計算を進めているか、途中式一つ一つを目で追って確認します。「どうしてこの式がこういう風に代わるんだろう」そんな風に考えつつ確認します。 怪しいものは自分でも実際に書きながら解き方をチェックしましょう。

まずはここまでが復習の第1段階です。

その後はどうしたらよいでしょうか、Part2に続きます。


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どちらのタイプでいきますか?

2012-12-12 17:21:26 | 学習塾・勉強の仕方

先日ある生徒がこのように言っていました。「学校の授業はほとんど聞いてないです。」、と。

聞いていない理由としては先生に対する不満や内容に興味が持てないということらしいですが、その根底には「どうせ塾で教えてもらえるんだから。」との考えがあるようです。

その一方で、きちんと授業を受けて聞いてきている生徒もいます。学校の授業を聞いたうえで、塾で分からないところを教えてもらおう、という姿勢です。

ACSのような個別指導では、どちらのタイプの生徒を教えるのにも適してはいます。あくまで「個別」ですから、生徒それぞれの能力に応じて教え方を変えることができるからです。

では、これら2パターンの生徒に対する指導はどのように違ってくるでしょうか。

まず、前者の「授業を聞いてこないタイプ」は、塾の授業内で1から説明を受けることになります。もし仮にその授業が週1回80分であるならば、説明で授業時間の半分以上は使うことになります。つまり、授業内で問題を解く時間が少なくなってしまいます。(もちろん、生徒の理解力によって異なります) 塾で問題を解く練習をつめないと、きちんと定着して家に帰れず、結果として出された宿題をやろうにも出来ない、という状態にもなりかねません。

後者の「学校で聞いて分からなかったところを塾でやってもらいたいタイプ」の場合はどうでしょうか。塾の授業ではいきなり問題に入れます。それで、解いてもらった中で出来てなかったもの、分からなかったものを中心に解説をしていくので、授業自体は演習中心スタイルとなります。そうすることによって、授業時間でしっかりと習ったことを身につけて帰ることができます。ですから、自宅でも出された宿題を解いたり、他の問題集を解いたり、と自主的な学習を進めていくことが出来ます。

 この様に書くと後者のほうが勝っていることは否めませんが、上記のことはあくまで週1回の授業でということが前提の上での話です。

前者のタイプは、基本的には中身の濃いものになりますので、1回の授業時間を長くする、または、週に複数回授業を取る場合に最も効果的と言えます。

後者のタイプは週に1回の授業で進めていく場合に向いています。しかし、生徒の能力によっては(たとえば、授業を聞いても何を言っているか分からない場合)、1から説明を加えていかなくてはならない状態になりますので、週1回ではあまり進みませんし、効果的とはいえないので前者タイプと同様の進め方のほうが適している場合もあります。

どちらにしても、基本はまず学校の授業で勉強してくることです。

その上で塾があることをどうか生徒の皆さんには忘れないでいて欲しいと思います。


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やったのに点が取れなかった・・・

2012-12-06 21:09:39 | 学習塾・勉強の仕方

今までにこの場でも何度も繰り返し申し上げましたが、テストの点をとるためには、とにかく問題練習をすることに限ります。

教室に来ている生徒たちにもその点かなり強調して指導しているのですが、中には「やったのに点が取れなかった・・・。」とテスト後に落ち込んでいる生徒もいます。

せっかくがんばって取り組んだのに、思うように結果が出せなければ本当に残念です。

それだけでなく、なぜ点に結びつかなかったのか原因を探らないでそのままにしてしまうならば、次回のテストに向けてやる気を失ってしまい、やってもだめだからとあきらめてしまう気持ちさえ生まれてくるでしょう。

では、なぜ「やったのに」点にならなかったのでしょうか。

1つの理由としては、本人としてはやったつもりなのですが、実際のところ全く持って不十分だった、ということが多くあります。つまり、どれくらいやるべきかということに関して、講師が思っていることと生徒が思っていることが違っているということです。

講師はプロですので、生徒の能力などを踏まえたうえで、どのような問題を、どれくらいの量とくべきか、また、毎日の学習として何をどのくらいの時間取り組むべきかを良く分かっています。

そのように、宿題とは別に家庭学習の面でも具体的なアドバイスを与えていても、生徒がその通り行なうかはまったく別です。とりあえず素直に取り組んでいけば効果が出るものなのですが、なんだかんだ理由をつけて指示通りに出来ず、結果として講師がイメージしたものの半分にも満たない質と量で生徒はやった気になってしまう、という誤差が出ます。

講師の先生の出す量が多いと感じるからかもしれませんが、講師たちは鬼でもなければ、いじめっ子でもないので、多すぎず少なすぎずの量を出しています。

それで、もし「やったのに点が取れなかった。」と思っているならば、自分はやったと思っていても本当に必要な分を取り組めたか、自分ではやった気になって自己満足してなかったかを良く振り返ってみることは大切です。

講師たちは生徒たちの潜在能力を何とかして引き出し伸ばしてあげたいと思っています。

そのために講師が出来るのは適切な学習指導を与えて、引き出してあげる助けはできますが、実際に伸ばせるかどうかは、本人が指示に従って取り組むことにかかっています。

今回テストで痛い思いをした人は、次回は講師の先生のアドバイスをとりあえず聞いてやってみてください。


 

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