授業の厚みと広がり

2013-06-30 17:20:00 | 学習塾・勉強の仕方

私は、好きなので、ほぼ毎年京都の祇園祭を見に出かけています。

今年も、もうまもなくその祇園祭がやってきます。

あまりにぴったりきて、その中にいると、うっとりしている自分がいます。

実際のこの祭りのころの京都は、実はあまりに暑く、とても落ち着いてこれを眺めていられるような環境ではありません。

それでも、「見る」「眺める」というよりも、「参加している」というくらい祭りに意識が入り込んでしまっている私にとっては、そんな暑さもまた祭りを構成する魅力的な要素の一つとなっています。

何が書きたいのでしょうか。

 

私自身は、塾においては英語・国語・社会全般・それに大学受験生のための論文講座などを受け持っていますが、そうした授業をするに当たっては、常に考えていることがあります。基本的な姿勢と言ってもよいでしょうか。

それは「授業をいかに楽しく展開するか」です。

言い方を換えれば「ただ単元指導をするのではなく、そこに厚みと広がりとを持たせる努力をする」、ということです。

 

冒頭書いた、京都の祇園祭に当てはめてみれば、この事項は中世の歴史の中で触れるべきものです。

通常は、この祭りが京都の町衆によって行われていたということを含め、二つか三つのことにのみ触れておけば、それで授業は成り立ちます。

でも、それで終わってしまったのでは、これを教えられた子供たちの頭の中に、これらがしっかり定着することはあまり望めないかもしれません。

「定着を促す」ためだけでは必ずしもなく、子供たちには「歴史ってこんなに面白いんだ」と思ってもらえるような、そしてその助けになるような授業を意識して、たとえ次のようなことおw重層的にそこで話して聞かせたりします。

●京都という町がどのようにしてこの地に建設されたか

●京都の地理が歴史の中でどのように利用・活用されてきたか

●どんな人物が、どんな働きをここでしてきたか。どんな事件がここで起こったか

●神社・仏閣の話

●歴史上の人物の屋敷や事件の現場を今の京都の町に当てはめるとどうなるか

などなど。

 

こうしたことを、ただの話ではなく、地図その他の資料を活用したり、時には映像も使ったりしながら子供たちに伝えることで、授業は2倍3倍の濃さになります。

勿論、それにばかり時間をかけすぎて、全体の進度に差し障ることのないよう、その点は十分に配慮しますが、いずれにせよ、歴代の子供たちのほぼ全員が、歴史については、その取り組み方が非常に前向きであったことは事実ですし、結果として、これに関する学校や入試の試験では、満点も含め、みんなかなりの高得点を叩き出してくれました。

今年もまた、ACSにおけるそのヒストリーが更新されようとしています。


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土曜日の入会説明につきまして

2013-06-29 21:28:40 | 学習塾・勉強の仕方

土曜日は、夕方の時間帯に新規ご入会をお考えの方向けの説明会を設定しており、原則ご予約なしでお越し頂けますが、たまにこちらに油断があって(あってはいけませんよね!)、「今日はどなたもこられないだろう」と勝手に考えて、そこに沢山授業を入れてしまうことがありました。

勿論、その時でも、お越しいただいた方のご都合を優先してご説明をさせて頂きますので、そういう意味では空振りでお帰りいただくなどということはありません。

今日お越しくださった方は、そのとき授業中であった高校生のそれが夜遅くまでの予定でしたので、小一時間のずれは大きな問題ではありませんでした。

しかし、ご丁寧な方で、こちらのバタバタに対して、逆に随分とお気を遣わせてしまいましたことをこの場でお詫び申し上げます。


 

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ぶつかり合い

2013-06-28 17:53:18 | 学習塾・勉強の仕方

3週間ほど前のテレビで、「今でしょ」の林先生と、(あざとい演出だと思いましたが)中学しか出ていない落ちこぼれ(と決め付けられていた)男女数人が、授業形式でぶつかっている図を見ました。

大学入試レベルの国語の問題を、中学しか出ていない、普段勉強などしていない彼らがスラスラ解けるはずもなく、むしろ林先生の講義に対する反感や無関心が蔓延する中、先生の奮闘で彼らが次第に打ち解け始めるという、まあ「いかにも」的な演出ではありました。

林先生を直接は知りませんが、おそらくは識見・人格・持っている知識や教える情熱などは、卓越したものがあるのだと思います。

一つだけ気になったのは、この模擬授業の様子を見ながら、芸能人が「人間と人間のぶつかり合いですね」「素晴らしいですね」などと、知った風なことを言っていたことです。

「冗談じゃない」

そう思いました。

この程度の演出でちらっと見せられた様子だけで「素晴らしいぶつかり合い」などと言い切れるほど、現実は生易しくありません。

子供たちは日々どころか、時々刻々と勉強に向き合う姿勢に変化を見せますし、実際の学習塾(多分予備校も)では、あの手この手の策を駆使し、時にはおだて、時には脅し、などの奇策も用いて生徒達と接し、そして一定の期間の中で結果を出すことを目指しています。

もう一度言いますが、そこには「人間と人間おぶつかり合いですね。素晴らしい」などといった、それこそ別室で現場の様子を眺めながら一人で得心して「これでおしまい」では決してないのです。

昨日お会いした他塾の先生との会話の中でも出ましたが、学習塾では、日々ああでもないこうでもないといったことも含め、毎日戦争状態の緊張の中で講師も、そしてその講師に引っ張れる生徒達も過ごしています。

勿論、私たちACSアカデミーの現場でも。


 

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見方を変えて対処すること

2013-06-27 17:42:42 | 学習塾・勉強の仕方

今日は、他の学習塾の先生と話をする機会がありました。

いまどきの子供たちの、学習に向き合う姿勢や態度の変化の度合いや、その特性、或いは保護者の方が日常どんなことを学習塾に望んでおられるか、などについて、さまざまな視点から話ができ、とても有益な時間でした。

その中で感じたこと。

まずは、上にも書きましたが「さまざまな視点から」ということ。

同じ問題に対しても、違う視点からの切り口で、その見え方が結構違ってきますし、それはそのまま問題への対処の方法への幅を広げてくれる作用がありますので、実に刺激的です。

これは、そのまま子供たちの勉強の姿勢の改善にも適用できますよね。

たとえば、今壁にぶつかっている子供がいたとして、指導するのが同じ人間であれば、その対処の仕方はおのずから一定の枠内のものになってしまいがちですが、違う人間による、違う方法であれば、案外簡単に別の効果的な方法が見つかるかもしれません。

ちなみに、ACSでは、結構頻繁に保護者面談を行っていますが、これなども、そうした方法の多様化の一種であって、保護者の方が極々近い位置からお子さんを見ることによって行う対処の仕方で限界を感じるような場合も、他人の見方と方法を知ることで、別の何かのヒントを得られることは、よくあることです。

反対に、塾の側が壁に当たった時に、ご家庭での話を聞くことで解決の糸口となることもあります。

いまどきは、外でお勤めしておられるお母さんも少なくありませんので、そうしょちゅうは面談できませんが、それでも一季節に一回くらいでもこれができれば、それだけで随分違います。

多少PRっぽくなりますが、ACSでは、単に「勉強を教える」だけでなく、それをする環境構築に細かく目を配って、結構きめ細かい取り組みをしています。

塾ですから、当たり前ですけどね。


 

 

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数学の勉強法

2013-06-26 17:23:56 | 学習塾・勉強の仕方

 

 あまり建前のようなことをここで述べてもしょうがないので、ここでは「何をすれば成績が伸びるか」という点に絞って述べていきたいと思います。

  何をすれば成績が伸びるか、これは「伸ばしたい単元の問題をひたすら解く」に尽きます。

 

  一般的に学校の授業は「公式や定理の証明」に多く時間を割き、練習問題を解くのは宿題や自主的な学習に任されることが多いです。

これらの証明は大事なことであるし、このような授業をせざるを得ない学校の先生方の事情も十分に理解してはいます。

しかし、このような形で数学の学習を進めていくと往々にして「この公式の証明がわからない、どうしよう」と詰まってしまい、そこから何もできなくなってしまいそこで学習終了、そして何もやっていないわけであるから当然成績も悪い、という事態になってしまいます。

 

 なので、学習においてはまず「公式、定理の証明」は脇に置いておき、ひたすらそれら公式を用いて問題を解くことに習熟することを目指すことが大切です。

そして、十分にそれらが使いこなせるようになったと判断してから、改めて公式や定理の証明に目を通すとよいでしょう。

きっとその頃には、公式を使いこなせる分、頭の出来がよくなっているので、公式の証明も理解できるようになっているでしょう。

数学の公式の証明というのは往々にして非常に困難であることが多い(東京大学が某年度に出題した「加法定理(高校数学Ⅱ必修の公式)を証明しろ」という問題は正答率が2割程度だったそうである)ので、このような勉強法が有効です。


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授業以外の利用法

2013-06-25 20:09:56 | 学習塾・勉強の仕方

ACSアカデミーは、塾生であれば、誰でもいつでも予約なしに授業以外の曜日・時間帯におのおの自習目的で教室のブースその他を利用できます。

自宅ではどうしても誘惑が多い、兄弟姉妹がうるさい、落ち着いて勉強できない、などといった時、或いは、定期テスト前の大事なときなど、上の写真のような個人ブースを使って自習できます。

また、この写真には写っておりませんが、別の席に常備してあるPCの学習ソフトを使って主要5科目のどの単元でも(前の学年に遡っても)映像解説や、理解度確認を兼ねた小テストをそこでして頂くことも可能です。

藤沢教室では、通常の授業を行う部屋以外に、自習室がありますので、そこに篭ってやっていただくことも出来ます。

おりしも、定期テストが終わって、その反省がさまざま出てくる時期です。

鉄は熱いうちに打て、と言いますが、反省点が明らかになったときは、少しでもよいですから、自学自修の行動を起こすチャンスだと思いますよ。


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チラシなどにつきまして

2013-06-24 20:41:29 | 学習塾・勉強の仕方

こんばんは。

今回は、塾のチラシについて書いてみます。

昨今は、新聞を取っているご家庭の割合が低く、そのため塾チラシをお手元に確実にお届けする手段としては、これは従来のような機能を果たしていないと思います。

そこで、学習塾では、これに代わるさまざま周知・宣伝活動に苦戦しています。

そうしてやっとの思いでご家庭にお届けするチラシは(いろいろな塾のそれを参考にしますと)、危機感を煽るようなものや、反対に「塾に入れば(すぐにも、または「確実に」こうなるよ)とでも言うような、ばら色の未来を暗示するものまで、まさに千差万別といった観があります。

いまどきは、「成績保証」と銘打った塾も散見されますが、細かくは書きませんが、そうした「おお!」と思うようなキャッチも、それを文言どおりに実現するには二重三重に課された条件をすべてクリアしていることが前提であったりしますから、そのシステム自体は素晴らしいものではあっても、チラシを見て、無条件にもろ手を挙げて飛びついてよいものかどうかは、意見の分かれるところではあります。

正直なところを申せば、塾に入れば相当の確率で、それまで苦手であった科目の理解が進み、その結果、点数や成績が上がることは十分にありますものの、しかしそれは全てにおいてそのとおりになるということではありません。

やってもできない子は現実にいますし、そういう子を伸ばしていくためには、そうでない子の指導法とは別個のものがそこでは必要になるでしょう。

別の見方をすれば、「勉強が苦手でも、それ以外の分野で光る才能がある」ようなときに、そちらを押さえ込んで勉強にのみ尻叩きすることがベストであるのかどうか。

塾のチラシは、そういった細かい部分に立ち入らない、大まかな部分のみで言いたいこと・伝えたいことを表現するものです。

そこで、たとえば私たちACSでは、こうした制約の幅を広げるために、小刻みに内容を変えたメッセージ性の強いポスティングを行ったり(三ツ境校などはこれを多用しています)、適宜ホームページや、あるいはこのブログでお伝えいたしております。

この次、それがお手元に届きましたら、是非そんな見方でこれをお読み下されば幸いです。


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子ども達の変化

2013-06-23 19:10:18 | 学習塾・勉強の仕方

3月4月に新規入会してくれた生徒の皆さんの表情が、ここにきて漸く少し柔らかくなってきました。

どの子も大体そういう経過をたどるものですが、入会したてのころはその表情が硬く、たとえば入・退室の際に講師たちが「こんにちは!」「さようなら」と声をかけても、それに対する返答が

「…こんにちは」「…さようなら」

などと、消え入るような声です。

最近は、そんな彼らも元気に挨拶してくれるようになってきました。

それに伴って、勉強の方もペースを掴んできたようで、それは「今、自分は何が分からないか」を臆することなく講師に質問してくれるようになってきました。

学習塾では、この「質問する」という行動が結構大事なファクターで、これが出来るようになることが、それ以降勉強が上向いてくるかどうかの分かれ目であるとも言えます。

ただ、そうは言っても、子供の個性によっては、まだまだこの部分が完全に出来るようになったとはいえないケースもあり、そういう子に対しては、私たちはちょっとした場面でこちらから彼らの方に近付いていき、そこで「ここの部分はどうかな」「この問題は少し難しかったかもしれないけど、分かったかな」などと、水を向けて彼らが質問し易い空気を醸成するようにしています。


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信じることと確かめること

2013-06-22 15:52:24 | 学習塾・勉強の仕方

 

直接勉強に仕方とは関係ないのですが、昨日、或る三者面談がありまして、その内容は結構多くのケースにも当てはまると思いますので、ここに書きます。

一言で言うと、「子供は嘘を吐く生き物である」ということです。

そして、「親が子供を信じる」というのは、一見美しく正しいことのようですが、それで終わってしまったら何の苦労もいらないのだ、ということも付け加えておきます。

ここでいう「子供が嘘を吐く」というのは、犯罪の臭いがするような悪質きわまる嘘ではなく、日常特にこれといった悪意も持たずに出たとこ勝負的に吐いてしまう嘘の類を指します。

例えば、学校の提出物についてであるとか、塾でまじめにやっているかどうかなど。

正直な感想を言えば、この「学校の提出物」などは、ほとんど全ての子達が過去一回は嘘をついたことがあるのではないでしょうか。

曰く「そんなものは出されていない」

或いは「もうとっくにやって提出した」などなど。

塾では、そうした提出物の管理を行っているところと、そうでないところもあるようですが、ACSアカデミーでは、これらが学校の成績のかなりの部分を占めることがわかっている以上、しっかりと目配りをしており、これに関する小さな嘘があまりに続くようなときは、適宜保護者にこれを伝えています。

その場合、ほとんどの保護者の方が、これに即応してご家庭でも当面の提出物の管理をしてくださいますが、中には「そんなの、とっくにやったよ」などといって涼しい顔をする子供の言葉を素直に鵜呑みにしてしまう方もいます。

それがその通りであるのなら勿論結構なことですが、しかし、上にも書いたとおり、全ての提出物の内容の完成及び提出期限が、果たして子供が言うように「とっくに終わっている」などと言い切れるかどうかは、甚だ疑問です。

勿論、単に提出物に留まりません。

罪のない無邪気な嘘なら、子供のそれは、それこそ日常茶飯事です(大人もですが)。

ですから、思うのですが、ここで肝心なことは、「自分の子供を信じること」と、「今ここで子供が言っていることを鵜呑みにしないこと」を同時にしてみせるだけの懐の深さと度量とを保護者自身が持つことがとても大切なことではないかと。

それらは決して矛盾するものではありませんし、賢明な保護者は、これまで難なくこうしてきているのだという事実を、学習塾の長い経験の中から私自身随分と学んできました。


 

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何が「今」なのか?

2013-06-20 21:05:38 | 学習塾・勉強の仕方

今、大流行の「今でしょ」という台詞。

実に見事にポイントを押さえていますよね。

今という瞬間をどう生きるのかを表した瞬殺技ともいえる、「お見事!」の一言です。

但し、そんな立派な一言も、「すごいね」「面白いね」で終わってしまったら、何の意味もありません。面白くもなんともありません。

で、改めて、この言葉の持つ意味を考えてみました。

そして思い至ったことは

今やらないのなら、明日だって結局やらない(だろう)」

または

「今やるべきことを明日やっても、その価値は今日やるそれに比べて半減している(かもしれない)」

ということです。

 

そんなことを思っていたら、私自身が昔予備校の先生に言われた、次の言葉を思い出しました。

Never put off till tomorrow what you can do today.

「今日できることは明日に延ばすな」

という意味です。

これは、子供の勉強だけではありません。

たとえば、今まで何とか独力でがんばってきたのが、ここに来て壁の厚さを感じているので、どこか学習塾に子供を入れたい、なんて考えておられる保護者の方。

それが功を奏するのは「今入会する」ことが必要条件であって、これが来年であったら、その意味は全く違ったものになってしまうと思いますよ。


 

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「今でしょ」について

2013-06-13 20:04:20 | 学習塾・勉強の仕方

大方のk

公立中学校で、夏休み前の定期テストが終わったか、或いは、まもなくこれが行われようとしています。

毎回のことですが、テストが終わって、採点済みの答案が返却されると、「な、何だこれは!」とばかりに慌てて「このままじゃ県立高校なんか入れない。どこか塾へ入れようか」と考えてあちこち塾探しに走る方がおられます。

子供の方は、どこ吹く風で、親に言われて仕方なく一緒に塾の門を叩きますが、もともと切迫感がないので、もう一つ本気になれません。

ここで、道が二手に分かれます。

一方は、「子供のやる気なんか待っていたらいつまで経っても勉強なんかしない」と腹を括って入会する人。

もう一方は、「やるのは子供だから、その子供がやりたくないと言っているなら、費用も掛かることだし、今回はやめておこうか」と考える人。

どうでしょうか。

ようく観察してみれば、後者のほうがやや多いように感じるのは、果たして私だけでしょうか。

この「やるのは子供だから」という台詞は、実は結構多く、入会前だけに留まらず、入会後の面談などでも平気でこの台詞を口にする方がおられます。

でも、「やるのは子供」でも、「やらせるのは大人(親)」ではないでしょうか。

考えてみるまでもなく、子供は子供、将来を考えて「今ここで勉強しなくては」などと考えられる子が果たしてどれだけいるでしょうか。

そう考えられる賢い子であったとしても、それを継続していくことの出来る子も、一体どれだけの割合でいるでしょうか。

そして、いまここでやるやらない気関わらず、月日は自動的に過ぎて行き、そしてその間何度も何度もテストがあって、やがては受験がやってきます。

「勉強しようがしまいが」です。

どこかの時点で仕切り直してしっかり勉強に取り組むことは、誰に対しても平等に要求されるものです。

今流行の言葉で言えば、それは「今でしょ」なのであって、今出来なければ、来年になってもやっぱり出来ないのではないですか?


 

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英語の勉強について①

2013-06-10 16:57:39 | 学習塾・勉強の仕方

テスト数週間前の勉強法について、数学、国語と書いてきました。

今回は英語についてです。

 

このダイアリーでは、今までも英語の勉強方法については何度か書いてきたので、繰り返しになりますが、簡単に書いてみます。

 

英語はなんといっても、単語が書けること、まず、これをマスターしないと話になりません。

テストをやっていて、「あぁ、この答えは分かるのに・・・単語が書けない!!」なんて悔しい思いをしたことは誰にでもあるはずです。スペルを覚えてさえいれば・・・なんてこれから向かえるテストではこんな後悔はして欲しくありません。

普段からきちんと取り組んでいれば、テスト前に単語で慌てる必要はないのですが、もし、そのように地道に勉強していなかったなら、テスト1週間前には入るに早速単語だけは取り組みましょう。

テスト範囲の大体の目安をつけておき、出てくる新出単語がいくつあるか数えて、1日当たり何個勉強すればいいか計算しておけば、中途半端な単語練習にならなくてすみます・・・レッスン1の単語は練習できたけど、2のほうは間に合わなかった、というような。

単語が書けるようになると、ワークや問題集に答えを自分で埋められるようになり、その達成感は気持ちのよいものになります。

実際教室のある生徒は、とにかく単語が苦手で、練習不足は否めなかったのですが、一念発起してせっせと毎日取り組むようになったところ、ワークの空欄も減り、正解の数も3割以上グンと上がりました。 生徒自身も、「自分で答えられるようになった。」と手ごたえを感じているようです。

 

では、まずは単語をとにかく練習して、しっかりスペルが書けるようにしてください。

次回はその後にどんな勉強ができるかを書いてみます。


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国語の勉強について

2013-06-06 19:21:15 | 学習塾・勉強の仕方

 

テスト数週間前の今、どのように勉強するか、前回は数学について書きました。

今回は国語について簡単に書いてみます。

 

国語ではまず漢字は必ず出されます。学校によって、教科書の文章に出てきた新出漢字を出すところ、または別冊の漢字練習帳(漢字ドリル)からどんどん出すところ、と様々です。

ほとんどはテスト1週間前になってからの範囲発表のため、テスト 週間で漢字をマスターするのは他の勉強との兼ね合いもあるので、なかなか厳しいものです。

それで普段からせっせと進めておく方がよいでしょう。少なくとも学校で実施した漢字テストなどは大切に毎回受験してください。

テストの比重で大きいものは、はやり読解問題です。大体の学校で、教科書で習った文章に加え、応用問題と称した一度も読んだことのない文章の読解も出題されます。

教科書で習った文章に関しては、最低行なうべきなのは、本文中でよく意味が分からない語句や表現を調べて理解しておくことです。その後、教科書準拠の問題集を使ってどんどん問題を解いていくことです。読解の力をつけるには、よく読書が大切といわれますが、ただ読むだけでつくものではありません。国語の力は、読み取るだけでなく、質問に対して適切に答える力も必要なのですが、これは読むだけではつかないので、読解問題をどんどん解いていくことが大切です。

古文が出題される場合は、音読をきちんとしましょう。歴史的仮名遣いを現代の読みに直すことは必ず出題されるので、音読でなれておきましょう。 また古文で使われる単語の中には、現代と意味が違うものもあるので、そこは要チェックです。そして現代語訳を読んで、内容を掴んでおきましょう。

文法はこれは苦手に思う人が多い分野です。これに関しては、少し時間に余裕を持って取り組んで生きましょう。間際でマスターするのは難しいと思われます。基本的に言って、文法はルールにのっとって言葉をどのように使うかということなので、問題集をしっかり解いておくことが対策になります。早めに取り組み始めれば、疑問がわいたなら学校の先生あるいは塾の先生に聞くことができます。分からないところをよく見分けておくためにも、この分野は普段の勉強できちんとおさえておいたほうがよいでしょう。

どの科目にもいえることですが、テスト前には必ず実際に問題を解いて、どのように出題されるか経験しておくことは大切です。意外と国語に関しては、漢字練習ぐらいで勉強しないという人が多いのですが、分野によってやれることがあることに気付いたでしょうか。

では、自分でまず取り組んでみたいと思ったものから、チャレンジしてみてください。


 

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数学の勉強について

2013-06-05 17:00:42 | 学習塾・勉強の仕方

教室では、先週テストだった中学生たちに続き、あと2週間後にテストが迫っている別の中学生たちが自習しにやってきます。

ほとんどの中学校はおそらく6月半ば過ぎからテストを迎えると思います。

 

今年入学したての新1年生をはじめとして、テスト前の今の時期にどのように家庭学習をしたらよいか、今回は数学に絞って、簡単に書いてみたいと思います。

 

どの学年でも、学年はじめの単元は計算が中心となっています。

1年生であれば正負の計算、2年生であれば同類項の計算、3年生は展開・因数分解がそれぞれメインの単元になると思います。

実はこの前期中間テストは、1年のうちで一番点を取りやすいテストになります。計算がメインのため、確実な計算力をつけておくなら、過度に心配する必要はありません。

皆さんは、計算は得意ですか?

得意でない、という人は多いと思います。

よく聞かれるテスト後の感想としては、「計算に時間がかかって、他の問題を考える時間がなくなってしまった。」、「計算ミスが多かった。」というものがあります。

2年生でも3年生でも、テストの度にこのような反省をしている人もいるでしょう。

では、どうしたらよいか。

計算を早く正確に行なえるようにするには、練習を積むことが大切です。

つまり、できるようになったから、といって勉強せずにテスト本番を迎えることがないようにということです。

日頃から1日5~10分計算問題を解く時間を作るとベストです。

計算力をつけるために、1,2時間ずっと解き続けても、あまり効果はありません。

それでおススメなのは、~分間計算ドリルなるものです。

市販の薄い安価なドリルですが、効果は十分あります。

最初は5分、10分と決められた時間内で1ページを解くようにします。この際書き込まないでノートにやってください。そうでないと、繰り返し使えないので・・・。

はじめのうちは、制限時間内に終わらない、しかも、間違えてばかり・・・と残念な結果になるかもしれません。

きちんと解答を見て、正しい計算方法についてもう一度確認して解きなおしをしてみます。

また次の日に同じページをやってみてください。時間をちょくちょく見ながら時間内に解ききれるスピードで書いていくようにしましょう。

これを繰り返していくことによって、だんだんスピードがついてきます。

制限時間内に余裕で終われるようになったら、自分で制限時間を決めます。10分だったものを8分にしてみる、5分だったものを3分にしてみる、などという風に。

そうすると、計算を行なう時、どれくらいの速さで取り組んでいけばよいか、自然と身に着けていけます。

とはいっても、早くできても正確にできなければ、意味はありません。

正確に解けるようになるまでは、制限時間を縮めないで繰り返しやってみましょう。

 

これは私自身の学生の時に実際に取り組んで効果のあった方法でした。

計算スピードはまあまあでしたが、計算ミスがなかなか減らずに困っていました。そんな時、何かで読んだのか、誰かに言われたのか、5分間のドリルを買ってせっせと練習することにしました。朝、学校に行く前の数十分を使って、学校で習ったところを時間を計って取り組み、答えあわせと直しをし、またやってみる・・・ということを繰り返したら、びっくりするぐらい劇的にミスが減り、速さと正確さが増したため、自信もつき、計算力がついてきたので、新しい単元の勉強も楽になるようになりました。はやり数学は計算力がものを言うものだなあ、と心から納得した経験があります。

皆さんにも是非おススメです!

テスト前比較的時間に余裕のある今のうちにはじめると、力がついてきた頃にテストを迎えられますよ。


 

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