受験生の姿勢

2011-01-31 17:58:14 | 学習塾・勉強の仕方

明日は公立高校の前期選抜発表日。

 

昨年の同じ日に発表があって、まずはここで悲喜こもごもの光景が広がりました。

昨年について言えば、各生徒の偉かったところに、前期選抜で失敗しても決して凹まず、むしろここから闘志をかきたてて後期に向かって加速してくれたことがあります。

 

私の立場で今の受験制度を云々するのではありませんが、前期選抜という制度が持つ特徴や問題点などを考えると、ここで全精力を投入しきってしまうことは、あまり上手な作戦とは言えません。

勿論ここでもベストを尽くすのですが、しかし、私は受験生たちにこう言っています。

 

 「前期選抜で通ったらラッキーと思いなさい。受験生たるもの、後期選抜で通ることにこそ全力を傾けるべきであって、そこで合格することに価値がある」

 

 

昨年の受験生たちの話に戻ります。

昨年、ここで合格した生徒たちの殆どが、ここで通らず後期選抜にかけるべく全力を傾ける他の生徒と共に引き続いて一緒に勉強し続けました。

例えば、受験生たちを対象に行っている土曜講座にも毎回欠かさず引き続き参加して、そこで変わらぬ勉強の姿勢を示すことで、後期を受ける生徒の背中に無言の声援を送っていました。

 

そういう光景は本当に美しく、授業をしている講師にもそれがびんびん伝わってきたものでした。

 

明日の前期選抜の発表の結果がどうであれ、今年もそうした姿勢を受験生たちが持ってくれることを祈っています。

 


 

 

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時間を区切る方法

2011-01-29 21:22:31 | 学習塾・勉強の仕方

高校入試(前期選抜)の結果を前に、受験生たちは気もそぞろといった感じですが、もしものことを考えれば、そんなことも言ってはおれず、今日の土曜講座も叱咤激励しつつの授業進行でした。

 

なにかと評判の宜しくない前期選抜ですが、制度として現在これが採用されている限り、どうしようもありません。

出来る限り早い時機に「よりましな受験制度」に改めてもらいたいものだと強く思う次第です。

 

ところで、昨日ある高校生の塾生が、「先生はよく時間を区切ってこれをやりなさい、アレを覚えなさい、って言うよね。どうしてそうやって時間を区切るの?」と聞いてきました。

 

これには訳があります。

 

英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンの著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則の一つに

 

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

 

というものがあります。

 

 

つまり、人間は与えられた時間の全てを使ってしごとをしようと考えるものであって、その場合、いくら時間があってもそこで出来る仕事の量は一定になる。逆に言えば、短い時間しかなくても、その中でいくらでも中身の濃い仕事が出来る。

 

 

いわば、これを準用したものです。

 

そこで、私は生徒の接する時、そしてそこで勉強の指示を与える時は、なるべく短く時間を区切ってこれをやり終えるような方向付けをします。

 

それが効果的であることは、私自身の経験から明らかであって、こうして過ごす授業の時間は非常に密度の濃いものになりますし、ここで覚えたことはぎゅっと凝縮された形で脳に刻み込まれもするので、そんなに感嘆には忘れません。

 

子供たちは、私がそういう計算を基にしていることを知らないので、「どうして時間を区切るの?」という質問にもなるのでしょう。

 

勿論、全ての勉強にこのことが適用できるわけではありませんし、そんな風には考えてもいませんが、しかし、ある場面、ある局面では確かに効果的な方法ではあります。

 

まだそういうやり方を試みたことの無い方も、是非一度お試しになられたら如何かと思います。

 


 

 

 

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イジメ・登校拒否相談

2011-01-28 16:49:42 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

ACSアカデミーでは、サイト上で「イジメ登校拒否相談」を受け付けております。

これは、特に個人を書いていただく必要も無く、また、個人を特定する情報を記入する必要もありません。

 

これまで月平均45件程度の相談を頂いており、それらは神奈川県や東京だけではなく、ネットの便利さでしょうか、北海道や山陰にお住まいの方からのものもあります。

内容は様々ですが、イジメや登校拒否の問題や悩みはまさに全国どの地においても今や決して珍しいものではないことが分かります。

中には、話を聞いて差し上げて、それだけで解決に向けたヒントとされる方や、或いは具体的なアクションにそれを結び付けられる方もおられますが、時には法律家や医師等の専門家の手を借りて解決策を探るべきと思うものもあります。

 

そうした場合にも、ではどの機関のどういった人に相談したらよいのかが分からず、結果的にタイムリーな解決の時機を逸してしまう例もあって、それはそれで極めて残念なことです。

 

ACSでは、まさにその段階からのご相談を受け付けておりますので、ここではホンのひとにぎりのきっかけ~相談メールを送ってみる~という小さなアクションが大事であって、そこから解決の道筋が拓かれていくのだと思います。

 

今後、この欄を用いて、これまで頂いた相談例を基に、勿論個人の特定が出来ないよう二重三重のカバーを掛け、時には若干の手を加えた形でこれを保障した上で取り上げてみることも考えています。

 

そうしたことによって、今抱えている悩みや問題が決して自分ひとりだけのことではないことを理解していただけると同時に、そこに目に見えない連帯感のような物を感じていただき、更に具体的なアクションへのきっかけを掴んで頂くことに繋がればと考えています。

 


 

 

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個別面談の活用法

2011-01-27 17:30:52 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

私はよく面談でも同じ事を言いますが、勉強を教える、勉強が出来るようになるというのは、そのことだけをピックアップして考えた場合、それほど難しい話ではありません。 

 

学習塾であれば尚更で、勉強を得意としてきた大人が、どちらかといえば勉強が得意ではない子や、今はまだ完成していない子に教えるのですから、これを難しいと思う方が間違っていますよね。 

 

難しいのは、もっと別の問題です。

 

例えば、

 

     子供の行動に問題があって、それがために勉強に充てる時間をコンスタントに取れない。

 

     子ども自身がそういうことに問題意識を持っていないし、黙っていればそのうち盛ってくれるだろうという機体も持ちにくい。

 

     保護者と子供の関係が必ずしも上手く行っておらず、ぞの為に子供を指導し切れていない

 

などといった事が、そのまま子供の勉強不振に直結しがちです。

いわば、勉強それ自体というよりも、その周辺に在る諸事情と言ったらよいでしょうか。

 

 

 

であるならば、子供の勉強を充実させて、そして学力向上の為には、まずはそうした事情を改善していくことが欠かせない前提であって、それが出来れば問題の少なくとも初めの3割くらいは解決出来たも同然でしょう。

 

ACSアカデミーで特に力を入れて行っている保護者面談或いは生徒本人を交えた三者面談では、そうした事の改善・解決に役立てていただこうというのを目的として行う定例イベントであって、現在、これを活用し、一緒に問題を解決して行こうとお考え頂く保護者の方が月を追うごとに増しています。

 

 


 

 

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2月から実質新年度

2011-01-25 13:28:46 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

ACSアカデミーは、2月3月のレギュラー授業の中身の主要な部分を、現学年までの苦手単元の最大限の修復に充てています。

 

それは、この時期にこれを行うことで、4月からの新学年の授業に可能な限り万全の態勢で臨んでいくことを狙うからでもあります。

 

この仕上げの部分に春期講習があります。

3月の終わりから4月のはじめにかけての短い期間、これまでの苦手単元の修復に加え、新年度の予習先取り、あるいはその準備に充てて、やはり可能な限りの好スタートをここで図る為の授業といたします。

 

そういう意味から、ACSでは実質的にこの2月3月が新年度の開始時期という位置付けであって、今年もこの間の生徒募集が23年度生募集となります。

 

この間に入会された場合には通常必要な入会金を全額免除とさせていただく他、いくつかの早期入会特典がございます(詳しくは直接メールまたはお電話にてお問い合わせください)

 

また、先日お知らせ致しました通り、今回から無料体験授業のシステムが若干変更されました。 →詳しくはこちら

 

ACSは、単に学習指導をしておしまいという、そういう学習塾ではありません。

そこには本来在るべき、そしてどの生徒或いはご家庭でも必要とされている個別の事情や問題などに対する個別の対策を立てて対処するための分厚い面談システムがあり、そこで様々な問題を一緒に解決して行こうという共同歩調の精神があります。もちろん、プロの民間教育機関としての専門性やリード性の基本的そして実際の実力を備えた上でのものですので、そこには毎回必ず具体的な行動を伴った問題解決或いは前進がございます。

 

各生徒、或いはご家庭のプライベート空間や領域に不必要に接近したり、ましてはそれに踏み込んだりなどということは勿論ありませんので、生徒自或いは保護者の方は、言わば具体的な安心感の領域に留まったままで現実の学習問題、教育問題に対処していくことができます。

 

 

 

 

尚、新年度は、ネットを通じた遠隔授業の「宅配」や、受験生に向けた土曜講座の中身にも変化と厚みをもたせ、実質的な授業料の低減を実現しております。

 

基本的にACSは個別受験指導の学習塾ですが、現実に即して所謂補習の授業にも力を入れて、そしてその結果として、生徒一人一人を確実な受験戦線に押し上げてまいります。

 

尚、人気講師の確保は早い者勝ち的なところがどうしてもあり、こればかりは先行者メリットがありますので、ご希望がおありの方におかれましては、一日も早いお申し込み(勿論無料体験を経て、で結構です)をお勧め致します。

 

 


 

 

 

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前期選抜を前に

2011-01-24 19:02:50 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

明日は主だった公立高校の前期選抜試験が行われます。

神奈川県の場合、こんなにも早い時期に試験が行われ、その分合否の発表も早いので、運の良い生徒はかなり早くに「15の春」を終え、後は卒業と高校進学の日までを心置きなく自分のために使うことが出来るのに対し、例えば大阪の受験は3月の中学卒業式の後に行われますので、ここから先、まだ長い戦いの日々が続くばかりか、卒業後、形の上では中学校の後ろ盾から離れた「個人」となっての受験となるという厳しい現実があります。

 

神奈川県の受験生は、この点だけを考えても、ここで受験できることが制度的にも精神的にもかなり有利なものであるかがわかると思います。

 

受験生によっては、不安を抱えて右往左往しがちなタイプもいるようです。

それはそれで一つの個性がそうさせるのだし、長い目で見れば人生の中の貴重な経験といえるでしょう。

 

それもこれも、前期選抜の面接ということでは、あと半日でその場に臨むことになるのです。

今からじたばたしても、そのことからはあまりよい結果は生じないと思います。

これまでやるべきことをやってきた、或いはやり足りなかったことがあるかもしれませんが、それはそれとして、条件は全ての受験生に平等な形で行われ、決して自分ひとりが不利な情況に置かれているわけではないことを肝に銘じて、明日はベストを尽くしてください。

 


 

 

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面接指導を通じて見えるものとは

2011-01-22 21:10:22 | 学習塾・勉強の仕方

 

昨夜は23時すぎまで高校受験生達の面接試験対策をしていました。

想定質問と、それに対する回答を作成しでたものをベースに、話すスピードや物腰などの要素まで加えた総合的な所作の仕上げです。

毎年のことではありますが、今時の子供たちは、こうしたフォーマルな話し方や取るべき態度などにとても不慣れであって、こちらが指示したり注意したりしても、一朝一夕では直りません。

ですから、この日の指導だけではなく、ここに至るまで既に何度かの同様の練習を積んできました。

その効果もあって、だいぶさまになってはきました。

ちなみに、私自身がかつて学校卒業後に勤務した企業などで、話し方や取るべき態度やマナーの研修を重ねて受け、或いは実際の面接試験で面接する側の役目を担った経験もあり、そういうことが今の面接試験対策指導にかなり役立っています。

初めはさまになっていなかった子供たちが、今ではかなりしっかりとした面接問答をして見せる姿を見て、こうして一歩一歩彼らも大人になって行くのだなあと感じていた次第です。

前期選抜は、来週25日です(一部学校は26日)。


 

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人間が行ってこその個別指導&学習

2011-01-20 19:06:10 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

パソコンを使った学習というものがあります。

 

ACSアカデミーでも、パソコン上でスカイプを経由して遠隔地の生徒に個別授業を「宅配」していますが、ここでいうのはそういうスタイルではなく、パソコン画面の動画その他で完結する方式の授業です。

 

以前、そうした形の授業を一部行っていた事があります。

しかし、結果を言えば、あまり効果的ではありませんでした。

 

初めのうちこそ真新しさと興味本位でパソコン操作に興じていましたが、所詮は機械との無機質な関係であることに変わりは無く、そのうち飽きてしまうのが一般的でした。

 

個別学習、或いは個別指導というのは、あくまで人間が向かい合って教え教わるものであって、その部分にこそまさに血が通っているのでしょうね、というのが、経験者としての感想です。

 


 

 

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無料体験制度につきまして

2011-01-19 12:53:09 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

公立高校の前期選抜がいよいよ来週に迫ってきました。

今、塾生の中の受験組は、まさに最後の追い込みに全力を傾けて1分1秒を燃焼させています。

 

 

ところで、ACSアカデミーは、新年度(来年度)入会者募集を行っています。

この1月~3月の間は、通常の入会時に必要な入会金が全額無料になります。

 

一点、  昨年までと変わった部分をお知らせいたします。

昨年まで新規入会の場合は、1ヶ月間の無料体験期間を設けておりましたが、これを廃止し、新年度の無料体験は、2科目を指定していただいた上で、3回まで実際にお授業をお受けいただく方式と致します。

 

これにより、保護者の方の思惑とは別に、生徒自身の気持ちの中に垣間見えた「どうせ無料だから」などといった甘い認識を一掃し、たとえ無料体験といえども、そこには真剣勝負があるのだという事を徹底することを目指します。

 

そして、そうした体験を経て入会してくださった生徒の皆さんに対しては、ACSは中身のない美辞麗句や社交辞令的な対応ではない、真剣な学力向上策を次々と実施展開して、生徒自身或いは保護者の方々に「ああ、ここでよかった」と心底から満足していただける結果を出してまいります。

 

新規生募集に関する新聞の折り込みチラシが2月から3月にかけて複数回撒かれますので、詳しいことはそれにおいてご確認していただければと思います。

 

また、当会ホームページにも新規ご入会のご案内を確認して頂けますので、下記リンクからどうぞいらしてください。お待ちしております。

 

 


 

 

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自信を持って

2011-01-18 18:22:18 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

学習塾の中には、誰でもウェルカムのところもあれば、一定の試験などを施して、予め選別した子だけを対象にするところもあります。

 

どちらが良いとか悪いとかいう問題でなく、それぞれの運営方針、ということになりますので、入る側もそういう事を考えた上で学習塾を選ぶことが求められます。

 

Acsアカデミーはどうでしょうか。

 

答えは、「中間」とでもいえるでしょうか。

 

Acsでは、余程の問題が感じられでもしない限り、入会を希望されるお子さんの学力テストを行うことはまずありません。

これは、誰でもそこに至る個別の事情があって今が在るのだということと、こと学力の向上を考えた時には、同じく余程の問題でもない限り、そこに投入した時間や工夫の量に応じて結果はついてくるものだという考え方の基本があるからです。

 

では、「余程のこと」とは何でしょうか。

 

一口に言ってしまえば、修復不可能な程、資質的にも環境的にも勉強に向いていないと判断せざるを得ない場合がこれに当たります。

 

また、それがどういう事を指すのかということについては、個別具体的な面談の場において、保護者の方のお話をお聞きしたり、或いは生徒本人の言葉の端端からうかがえるものなどを総合的に勘案致します。

 

いずれにせよ、学習するのはあくまでそれをする生徒が主体であるということと、塾が学習する場であるということの両方を考えて、そのどちらか、或いは両方共に明らかな認識の隔たりがあった場合に、当該生徒の参加(入会)が、その生徒本人の利益にならないと考えざるを得ないか、または他の善良な生徒たちの利益を損なう恐れが強い時には、極めて残念なことではありますが、お引き受けできかねることがある、ということです。

 

逆に言えば、入会して頂ける方の全員が、少なくともその時点においてはそういう問題が無いということでもあって、であれば、「やればやるだけ出来るようになる」筈なのです。

 

 

そういうことで、皆さんには自分の中にある可能性について、強い自信を持って臨んで頂きたいと思います。

 

 

 


 

 

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家庭と塾の連携について

2011-01-17 17:20:06 | 学習塾・勉強の仕方

前回、子供が塾と 家庭で顔(態度)を使い分ける事があると書きました。

まじめに前向きに勉強に臨んでいる場合ならよいのですが、そうでない子の方にこうした傾向がありがちです。

 

保護者の立場としては、そうは言っても子供が言う事は信じてあげたいし、そうそう事実と違うことも言うまいという前提みたいなものもあるかもしれません。

 

かつて、こんなことがありました。

 

ある日突然保護者の方から塾に電話があって、そこで仰るには「こんなに勉強しているのに何でテストでこんな点しか取れないんですか」という、これはもう思い切り塾へのクレームでした。

 

「こんなに勉強しているのに」というあたり、きっと通塾の回数などがその発言のベースに在るのではないかと思いましたが、それはそれとして、私はその生徒の平素の学習情況について、かねてから授業報告書や、別途レターを書いて報告してきた事、ご家庭でも注意して頂きたいといって喚起してきたことを、その電話で取り上げました。

 

すると、どうでしょう、保護者の方は、授業報告書も別途書いたレターも、何も呼んでおられませんでした。

 

よくよく聞いてみると、それらは皆生徒が仕舞い込んだり、或いはどこかで破棄してしまっていたのです。

 

今更という感じでしたが、私はそれらに書かれていた内容を口頭で伝えました。

曰く、出された宿題を殆どやって着ないこと、毎回のように教材や筆記用具すら忘れてくること、いつも授業開始ぎりぎりか、開始後に慌てて駆け込んでやってきて、授業が終わった後も、逃げるように帰ってしまうこと(家では、塾で居残り学習をしてきたと報告していました)等々。

 

ちなみに、毎回の通塾の際、入退室に送信するタッチメールは意図的にこのボタンを押さず、それすら故障していて塾では修理もしていないなどと嘘の報告をしていたのでした。

 

これらを初めて聞いた保護者の方はとても驚いたと同時に、それまで子供に嘘を吐かれていたことで、当の子供への見方がここで矯正されたこと、或いは再三塾から連絡がありながら、つい億劫で参加しなかった保護者面談の重要さなどを認識されたようで、それ以後は徐々にではありますが、ご家庭と塾との連絡と連携が密になっていき、それに応じて子供の行動も正しい方向へと変化していった結果、次第に成績面でも上向きの変化が表れてきました。

こういう例は、勿論極少数ではありますが、それでも、油断しているとこういうことも起こり得るのだという事実としては、貴重な例であると思います。

 

 


 

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学年末テスト対策 期間限定講座とは

2011-01-15 18:21:03 | 学習塾・勉強の仕方

毎年2月には、中学生高校生の学年末試験が行われます。

中学2年生は、ここで出る成績がそのまま来年の高校入試における内申点になりますので、とりわけ重要です。

 

毎年そういう話を、それこそ耳にタコが出来る程繰り返し言うのですが、残念なことに、大概の生徒は、このじてんではまだなかなか真剣になりきれないのか、打てど響かずといった感じであるのが何とももどかしい、そんな気がします。

 

そんな彼らも、3年生になってからは皆が互いに刺激しあうようになり、そこで殆どの生徒たちが「自分は受験生なのだ」という意識を漸く抱き始めるのではありますが、しかし、その時はもう2年生の内申は出尽くしてしまっていますので、そこからは3年生の内申で2年生のそれを補うしか手立てはありません。

 

この間、2年も3年もあるわけではなく、せいぜいが数ヶ月。

だったら、何故この数ヶ月をもっと友好に過ごそうとしてこなかったのかと言っても、まさに後悔先に立たず、ですよね。

 

 

そこで、ACSアカデミーでは、在籍製の皆さんは勿論のこと、現在塾外生である皆さんにも向けた、学年末試験「期間限定」対策講座をこの24日(月)から3週間の日程で組みます。

 

この超短期間講座で、主要5科目の底上げと更なる積み上げを確実なものとし、この学年の内申を最大限ゲットすること、これが本講座の最大目標です。

ここに、今後中長期の戦略はありません。それはまた別の機会のものとして、今回ここでは、あくまでもこの期間限定の講座の中で最大限の成果を勝ち取ることを目的としています。

 

期間限定であることから、この集中講座をお受けいただくに当たっては、入会金や月会費など、本来の授業料以外の費用は一切必要ございません。

 

 

また、中学2年生のみならず、現在1年生の皆さんにとっても、この学年末試験の重みが代わることは勿論なく、今回ここで好成績を収めることで、来る学年での成績に大きな飛躍が望めることは当然のことです(逆を言えば、ここで失敗することは、一つの足がかりを少なくともこの時点では失うことでもあります)。

 

 

是非、この時点での期間限定講座を強くお勧めする理由がここにあります。

 


 

 

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子供が顔を使い分ける時

2011-01-15 15:37:21 | 学習塾・勉強の仕方

塾内の顔と野家庭での顔を使い分ける子は少なくありませんが、そういうことは、例えば友人間での顔、学校での顔、近所の人たちの間での顔と家庭での顔が違うことが珍しくないように、いわばどこでも、或いは誰にでも見られる当たり前の現象と言えるかも知れません。

 

しかし、こと学習塾に関して言えば、時としてそれが非常に困った問題、或いは厄介な問題を引き起こすことがあります。

 

学習塾といえば、保護者が費用を継続的に負担して子供の学力を目に見える形で引き上げることを目的として通わせる場所ですよね。

 

ここで「目に見える」というのは、究極的には通信簿の数値を上げることは、目指す学校への合格を果たすこと、或いは学校内外での順位を上げることなどを指します。

 

ところが、では、ここに通う子供たち本人の意識はどうでしょうか。

 

勿論、大多数の子供たちは入会時の誓約通り、かなり或いは全力の努力を傾けてそうした目標達成への道を歩んでいきます。

 

しかし、中には100人に一人くらい、これとは全く逆に、そういう目標などはどうでもよい、保護者に言われて仕方なく通っているだけ、もっと酷くなると、ここを日常生活の息抜きの場か、または遊びの場くらいの捉え方で通ってこようとする子すらいます。

 

そういう子は、本当に困ります。

勿論、塾の側では、そういう子に対してもあの手この手で勉強に向かわせ、少しでも成績が上がるように指導しては行きますが、彼らにしてみれば、そういうことすらも実は煩わしい。

 

そこで、彼等がどうするかといえば、塾内においては少しでも目を盗んで手を抜く、そして、家庭では塾での指導法や、塾の空気そのものについての誹謗めいたことを作り上げて家庭でこぼしてみせるといった、ある意味実に悪質な行動に出ることさえあります。

 

以前、こんなことがありました。

 

自分は、塾で出された宿題を全くやってこない。授業の最中にも机の下で携帯電話を操作して遊んでいる。酷い時には教材はおろか、筆記用具さえ持って来ない。

それでいて、塾での指導が物足りないとか、教室内の空気が騒々しくて集中できないなどといった嘘偽りを平気で作り上げる。

 

騒々しいとしたら、それは少なからず携帯の機械音を発し続けている自分自身の責めもありますし、他の大多数の子達は授業に集中しているわけですから、そんな話は極めて個人的な悪意または作為に基づいたものであるとしかいえません。

そういう事を注意されても改めようとしない、或いは改められない子については、他の善良な生徒の利益を考えた場合、一定の時間経過を見て、退会勧告しなければなりません。

 

そういう生徒の数は絶対的にも相対的にも極めて少数、極めて稀ではありますが、正当に費用を負担して頂いた上でお子さんを通わせて下さっている他の善良な方たちの利益を損なうこと、これは塾としては、してはならないことです。

 

そこで、塾としては、平素から塾とご家庭との間の情報交換を風通し良くするために、様々なツールと方法を用いています。指導報告書や、保護者面談などもそうした一環として活用しています。

 

学習塾は、ここに通ってくださるお子さんの成績を上げ、志望校に合格させることを目標とする点において、これがブレる事はありません。

 

その目的を達成するため、その過程において時に発生する誤情報、とりわけ通う本人たちの無邪気な、しかし見過ごしてはならない、事実に反し、或いは事実を歪めた情報などに対しては、適宜適切に対処していかなくてはなりません。

 

 


 

 

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正しい検討の手順、そして判断とは

2011-01-14 18:03:29 | 学習塾・勉強の仕方

 

 

大抵の学習塾には、無料体験という制度があります。

回数を限って無料で授業を受けて頂くことで、子ども自身にその塾の様子や授業のレベル、進行の仕方などを味わってもらい、入会するかしないかの検討材料にして頂くという、そのようなシステムです。

 

これはまた、子供だけではなく、そこに子供を通わせるかどうかを検討する保護者の方のためのものでもあって、学習塾の側から申せば、子供よりもむしろ保護者の方に検討頂く事の方に、より重みがあるとも言えます。

 

何故でしょうか。

 

子供は子供であって、そこで下される判断に、大人のような分別を期待することは土台無理だと思うからです。

 

子供たちが、その体験先の塾を判断する時には、授業の質や、それが今後の自分の学習の進展にどれだけのプラスをもたらしてくれるだろうかというようなものよりも、むしろ、ただ表面的な印象であったりすることの方が明らかに多いと思います。

 

これはしかし、保護者の方が本来望むべき「学習塾選びの検討」の内容とは言えないですよね。

 

しかし、そうであるにも関わらず、たまに子供の判断に全て任せてしまっているかのような保護者の方もおられます。

余程お子さんの判断力に自信をお持ちなのか、或いは言葉は悪いですが、タカをくくっているかのどちらかではないかと思ってしまいます。

 

学習塾を選ぶに際しては、やはり一定の検討材料をしっかりと集めていただいて、それらを吟味した上でご決断されることを強くお勧めいたします。

 

これは、もちろんそうしたご検討に十分耐えられるだけの自信をACSが持っているからこそ言えることなのではありますが。

 

 

 

次回、お子さんが塾で見せる顔と保護者に見せる顔の違いについて。

 


 

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正しい日本語

2011-01-12 20:43:50 | 学習塾・勉強の仕方

 

今時の子供たちは、正しい日本語を使うことが苦手です。

適当な言い回しや言い方でも通用はしますし、それが本来の正しい用法ではないというような注意も最近ではあまりされなくなってきたこともあるでしょう。

 

しかし、ACSの教室内では極力正しい日本語を使うことを、なかば強制に近い形で講師にも生徒にも求めています。

 

それ故でしょうか、子供達の日本語が目に見えて向上しています。

主語と述語の使い方は勿論のこと、どの語でどの語を修飾するか、或いはされるのかを各自がよく考えて言葉にしますし、学年があがってくるに従って、擬人法や倒置法などの用法を工夫して話したりもします。

 

口から発する言葉でこうなのですから、これを文字にするに当たって若干の時間的余裕のある作文の場合には、更に工夫に富んだ、それでいて正しく綺麗な日本語がそこに展開されます。

 

ACSでは、保護者面談の場で特に保護者の異論が無ければ、ある程度定期的に作文の宿題を子供たちに課す事を塾として正式に提案し、そして実行しています。

 

生徒の通塾頻度にもよりますが、週1回から2回程度、こうした宿題を課すことで、彼らの日本語能力の向上に確実な効果が見て取れます。

 

 


 

 

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