昨夜の授業に来た中学生の何人かが、「先生、今まで練習に付き合ってもらってた英語のスピーチテスト、いよいよ明日やるみたいだよ」と言いました。
その表情には、これまでの練習で培った自信がみなぎって見えました。
私は彼らに「そう。がんばるんだよ。絶対のよい点を取れるから」と言いました。
(なにも「点を取れる取れない」がすべてではありませんが)
「ところで」と私は言いました。「A君は着ていないけど、彼もちゃんとやっているかな」
すると、どの子も「さあ、あいつはいつもテキトウだから」と言います。
そのA君のお母さんからは、以前の面談などで、テストや提出物の情報を子どこは絶対親には言いませんので、先生から私に知らせてくれますか?」と言われていましたので、それを思い出した私はすぐに電話をかけてその旨を使えました。
すると、お母さんは大層驚いて「え~っ! あ、明日テストなんですか?」
聞けば、何の緊張感もなく、A君は家でごろごろ、全く何の準備もしてはいない様子。
こういうことが、ことA君に限ればこれまでも何度かありました。
何が言いたいかというと、この手のタイプの子供は少なからず同じことを繰り返すのだということ。
同じことを繰り返す、とは、言い換えればなかなかはっきりとした改善や成長を見せないということでもあって、そうであるなら、親は尚更子供に対して、その行動面でのチェックを欠かしてはいけません、ということでもあります。
中には、「もう中学生なんだから、そこまで親が細かく言えません」などと仰る保護者の方もいますが、きつい言い方をすれば、「中学生でもそこまで言わなければならないという現実」を受け入れないで、誰がそのこの行動を正し、そしてこの場合で言えばテストに向けた正しい行動を取らせるのか、ということです。
もしも「私はもう言いません」というのであるのなら、それは最早他人にも「子供に注意してほしい」などを望むべきではないのであって、そうなった時の結果、すなわち無軌道で一貫性のない行動からもたらされる成績不振という悲しい果実をもただ黙々と受け入れて頂くしかありません。
上述のお母さんの例でいえば、私はその行動原則は賞賛に値するものだと思います。
このお母さんは、子供の平素の行動をよく見、そして、そこにある問題から目をそらすことなく、常に情報をキャッチしようと努め、実際に自らも動いておられます。
昨夜の例で言えば、私からの一報を受けたお母さんは、即A君の尻を叩いて彼を塾に向かわせて、そして9時を過ぎた頃、頭をかきかきやってきた彼。
まさに直前も直前、テスト前夜の応急特訓ではありましたが、一通りやるべきことをやって、そして10時を回った頃に私に背中を押されて帰っていきましたが、まあ満点は無理かもしれませんが、やっただけのものはきっと残してはくれるのではないかと、そんな風に思う夜の出来事ではありました。
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