新しい年度に入りました。
学年も新たに、今年こそは勉強をがんばるぞ!!とやる気になっている子もいるでしょう。
塾にいっていても行っていなくても、絶対に欠かせないのは家庭学習です。
この教室diaryでも、家庭学習の方法についてさまざまな角度で論じてきました。
今回は、家庭学習で使う問題集の選び方(主に中学生)について書いてみたいと思います。
書店に行きますと、あまりの問題集の量に圧倒されてしまい、一体どれを買ったほうがよいのか迷ってしまった・・・ということはよく聞く話です。
市販の問題集を大まかに分けてみると、各教科書にそれぞれ合わせた教科書準拠タイプ、教科書関係なく使える標準タイプ、参考書がドッキングした参考書+問題集タイプ、の3つに絞れます。
家庭学習において、まず大事なことは毎日の復習です。
ではそのために使う問題集としてはどれがよいでしょうか。
やはり、教科書準拠のタイプをおススメします。
これだと、学校の教科書の対応ページも記載されていますので、その日学校で習ったところを探すことが楽だからです。
一方標準タイプだと、どこのページをやったらよいかわからない、となってしまって、結局やらなくなってしまうこともあります。
ただこのタイプの問題集は、レベル的に言うと基本的問題が多く、テスト向きとはいえません。
それで、これとは別に持っていたいのが標準タイプの問題集です。
こちらは、易しいものから有名私立の入試過去問レベルまで、幅広く対応している問題集が多いです。
参考書のように説明部分にあまりページが割かれておらず、たくさん問題が載せられているものを選べば、かなり練習をつむことが出来ます。
実際のテストで確実に点を取るには、手早く確実に解答していくことが必要です。
そのためには、普段の家庭学習で、たくさん問題を解いて(もちろん基本から応用レベルの問題ですが)問題慣れをすることは欠かせません。
たくさんの問題集をやると、どんな問題が大事で、テストに出るのかパターンが分かってきます。
なぜなら、テストに出されやすいものは、どんな問題集にも出てくるからです。
問題集をいろいろやっていくことで、大切な問題は繰り返し出てくるので、しっかり記憶に刻むことも出来ます。
よく、「問題集なんて1冊でよい」と考える方もいらっしゃいますが、テスト対策としてはそれでは量としては不十分であるということがお分かりになるかと思います。
学生だったときの校長先生が「問題集は各教科5冊はそろえなさい」といっていたのを思い出します。
5冊とはいわなくても、先に述べたように問題集のタイプをよく見分けて、複数冊利用するならば、かなりよいテスト対策が出来ます。
似たような頻出問題に繰り返し当たることで確実に答えられる問題が増え、自分でも自信がつきます。
自信はこなした量に比例しますから、ぜひ、問題集の特色を生かして、たくさんといて、万全な状態でテストに臨んでみてください。
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