嘘はいけません

2010-02-02 16:08:43 | 日記
昨日も「前期選抜を終えて」という趣旨のことを書きましたが、もう一つここで触れておきたいことがあります。

前期選抜それ自体をどうこう言うわけでは勿論ありませんので、それには触れません。

言いたい内容はこうです。

自己PR書でも面接でも、高校に入ったら勉強と部活と、そしてその他諸々の活動に全力で取り組み、更に大学受験までも視野に入れた高校生活を送る旨をアピールした子が殆どの筈です。

しかし、少なからず、ここで合格した子の何人かは、これでおしまい、後は野となれ山となれ式の根拠不明の安心感に早くも浸っている節が窺えます。

これは大きな間違いです。

常識で考えても、中学よりも高校の方が学習の中身は濃く、難しくなる筈ですし、これまでも「やるべきときにやってこなかった」結果として、3年生の受験勉強で苦労してきたことを思えば、こんな程度の安心感で再び同じ轍を踏むことは愚の骨頂ですし、これまでの経験はなんだったのか、そこから得た学習効果というのはなんだったのかという点において大きな疑問符が付きます。

安心感、安堵感それ自体は悪いことではありません。

しかし、無条件にその感情に身を任せてしまうことは、すなわちそこから先の進歩を自ら放棄してしまうに等しく、もっとはっきり言えば、「退歩」ですらあるということを是非とも胆に銘じておいて欲しいと思います。

受験において「勉強」を前面に出したのであれば、早速それを反故にするような発言をすることは、ある意味言ってはならないウソであることと合わせて。



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