Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

「進化する国際化」テーマの「新・日本教育者セミナー」 10月27日(日)開催のテーマ

2019年10月26日 | 日記
「進化する国際化」テーマの「新・日本教育者セミナー」
10月27日(日)開催のテーマ

皆様のご健勝とご清栄をお慶び致します。

ところで、20月26日(土)日経新聞・朝刊記事によると、「出入国在留管理庁」の発表として次の事柄が報じられています。

中国人79万人・韓国人45万人・ヴェトナム人37万人の順ですが、その他の国々からの❶永住者、❷3カ月を超える中・長期在留者、❸留学生などの総合計が、2018年末から3.6%増え、この9月末時点で282万9416人となり、過去最高となった。

即ち、日本の総人口の2.24%。

単純作業も含めて可能な特定技能1号での在留者は、受け入れ計画とはかけ離れて、9月末現在でまだごく僅かの400人未満でしかないが、大学や専門学校、大学院を卒業し、高い専門性を持った外国人の就労が近年増えているのが特徴だそうだ。

 もっとも、総数の増加は顕著だが、大都会の方が、仕事の上でも暮らす上でも、外国人にとっては暮らしやすいという事情があって、大都会に偏重して増加している傾向があり、これを地方にも割り振る強い政策が期待されている。

 日本人自身の大都会への人口偏在問題とも重なり、課題解決が叫ばれ続けてはいるけれども、なかなか解決が難しいかもしれない。

そこで、逆転の発想で、地方における人口問題を難問として抱え込むのではなく、少数人口の地方においてこそ認められやすい仕事上や暮らしの上でのメリットを見つけたり、作ったり、認識を広めてゆく工夫と努力が必要かと思われます。

例えば、国全体の人口が極端に少なくとも、シンガポールやスイスの国力は、それぞれ違った意味に於いてですが、きわめて強力でかつ安定していると思いませんか?

その生き方や成長の仕方を大いに参考にするべきでしょう。

即ち、国土面積の広い狭いや人口の多い少ない、あるいは海に面して交通の便が良いかどうかで、国力の強弱や将来を語るのではなく、もっと根本的に、世界の人々や企業に喜んで受け入れられる、即ち国際社会に歓迎される要因や役割を見つけ出し、創り出し、世界中の人々の理解と支持を受けるような国家または地域(地方)に変えてゆく、成長させてゆく工夫と努力が必要なのではないでしょうか?

むしろ、世界の中心から外れた過疎地でなければできないような、言い換えれば、過疎地であればこそ誕生と発展の機会に恵まれた産業や技術・学問・研究などの創作と推進は如何でしょうか?

例えば、(学)日本航空学園でも、飛行場を備えた本校は、富士山の後背地とされる山梨県側ですし、第二キャンパスは、日本の中心地から遠く離れて気候条件の良くない日本海に面した北陸・石川県の能登半島に立地していますし、第三キャンパスは北海道の千歳に所在しつつも、どのキャンパスも生徒定員一杯を抱えて盛況と聞いています。

翻って、兵庫県の西部に位置する播州地方では、自然災害も少ない温暖少雨の瀬戸内海沿いの立地に恵まれているにもかかわらず、人口集積度や密度は、もちろん三大都市圏などの大都会に比べて、比較しようもない低レベルで推移しています。

それは、矢張り、歴史的に、日本の首都ないしはそれに準ずるような有利な立場に立ったことが無いということ、即ち、世界の国々、取り分けアジア諸国に面した西の玄関口・九州と、東の京都・上方とを結ぶ、海路・陸路の双方での単なる通過点でしかなく、政治や経済面での主要ポジションを占めたことが無いが故でしょうか‥‥

 しかし、東西方向の通過点という位置関係であるならば、中東地域と日本との間の石油と工業製品の行き来の中間点であるだけのはずだったシンガポールの繁栄を説明できない。

 その昔は、陸路のシルクロードが、西洋と東洋を結ぶ重要な交通路であったにもかかわらず、20世紀になっての何時の間にか、陸路と航空路の中継点としての世界一レベルにのしあがったシンガポールが、賢明でかつ強い志と目的をもって「港と空港」整備で成し遂げた付加価値の大きさに思いを致さざるを得ない。

 ここまで考えれば、播州エリアには、まだまだ発展に向けた知恵と工夫と努力の余地が残されていると言うことになるでしょう。

 例えば、次のような、夢と希望に溢れた優秀な若者たちが多数集まる学園エリア作りは如何でしょうか?

                   記
➀播磨・姫路エリアの真北に位置する兵庫県の北端・但馬空港の活性化として(学)日本航空学園の第4キャンパスを誘致して、空港が無くて将来の発展が危ぶまれている姫路エリアと、観光・保養施設としての城崎温泉ぐらいしかない過疎地の但馬エリアとの間での南北の往来を盛んにし、姫路地区が単なる東西の行き来の経過地でしかなかったという位置づけから、東西南北の要衝へと格上げすること。

②そして、瀬戸内界側の塩田跡地:大塩地区の未利用地域には、四国高知県の人里から遠く離れた奥深い山懐にある(学)明徳義塾中・高等学校の第二キャンパスを誘致して、野球を始めとする青少年向けのスポーツ面での強化策を通じて、姫路の南部・大塩地区を一大学園都市に成長・発展させること。

以上、外国人受け入れと共生政策の推進とは、異文明間の摩擦や交流によってこそ文化が発展するという意味で、大いに歓迎するべきことですが、単にそういった他力本願的な手法にのみ頼るのではなく、国や地域における「自力更生・自力本願」の意味で、従来の単なる二方向での通過点でしかなかったポイント・エリアを、東西南北の交差点へと昇華させるなら、大いに人口の増加策は推進されることになるでしょう。

「夢を現実に!」これこそが、「進化する国際化」テーマの「新・日本教育者セミナー」の主要テーマです。

皆様のご理解とご支援を何卒宜しくお願い致します。

令和1年10月26日 土曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
協同組合クラブ・メデカルツーリズム・ジャパン











 
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