Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

10月24日(木)の業務報告

2019年10月24日 | 日記
10月24日(木)の業務報告

➀今日の日経新聞夕刊13面に、ソフトウエア開発人材の派遣を手掛ける某上場株が、特定技能1号で来日する外国人の生活支援専門の「登録支援機関」機関に認定されたという理由でストップ高となり、約5カ月半ぶりの高値を付けたと報じられている。

しかし、特定技能1号のVisa認定を受けた外国人労働者数が、今年度の目標の45,000人に対して、半年たった10月になっても、僅かに400名足らずという予想外の厳しい状況ですので、「登録支援機関」が既に全国で1,800を超えたという報道と照らし合わせれば、完全に両者間のバランスが崩れていて、「登録支援機関」の実効性に大きな警告灯が付いている今日この頃です。

②そうした実際の状況が分かれば、明日から、また株価は大きく変動せざるを得ないでしょうが、このように、上場されている業種や企業の数は無数に近く、それらのすべてについて細かく正確に状況を知ることは困難であって、株式投資家の運や不運も、単なる表層的な噂次第という現実が垣間見えています。

私どもCJA日本語学校:日本語教師養成講座では、修了生の就業先の探索や確定の必要性から、日本語学校やその周辺業界の状況について、普段から情報収集のアンテナを張り巡らし、迅速で正確な業界情報の把握と分析、そして対策立案と、休む暇もありません。

③ところで、この特定技能1号や「登録支援機関」を取り巻く状況の近日中の好転はありうるでしょうか?

正に鳴り物入りでスタートした特定技能1号制度が、業界団体に於いて「使いづらい複雑なシステム」であるとみなされ、外国人を受け入れる側に回る企業の多くが、「人件費や生活支援金等の諸経費の高騰」に悩んで、到底受け入れられないと判断してしまっている状況では、近日中の好転はないとみるのが妥当でしょう。

④では、どういった状況が来れば、復活するのでしょうか?

しかし、ここで、従来から使われていて、非常になじみやすい技能実習制度が、落ち込んでしまっている特定技能1号の代わりに、海外でも国内でも、大きな勢いを得ていることを思えば、特定技能1号の復活への道のりはそうたやすくはありません。

⑤私ども日本語教師養成講座の運営者としては、技能実習制度でも、特定技能1号制度であっても、要するに日本語教師の職業への社会的需要の飛躍や成長・発展こそが望ましく、その観点から見れば、両者間での「利用度」の競争や争いには関係がなく、要するに、外国人が海外現地で、日本に来る前の準備段階として、基礎的な日本語をしっかりと身につけられるシステムが作られようとしているかどうかにこそ、興味があります。

➅ということで、国内の日本語学校の役目は、高度な日本語教育に特化して、ハイレベルな日本の大学や専門学校への進学教育を担当し、留学生の卒業後での日本企業への就職又は海外母国に戻って、より優良な企業に就職できるように図る、ということを目標とするべきでしょう。

他方、海外の日本語学校は、日本で就労希望の若者たち向けの基礎的な日本語教育に撤するという2極化が望ましいと言えるのではないでしょうか?

国内外の日本語学校で、こうした役割分担ができる様になれば、より効率的な教育が進み、効果も大きいでしょう。

以上、皆様のご理解とご支援を何卒宜しくお願い致します。

令和1年10月24日 木曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎

追伸:明日25日(金)は、ミャンマーのES4E EDUCATION GROUP CEO 有馬慎二様や岡村ゼミナール・江木会長らと共に、西脇市のパインレークでゴルフを楽しみます。
そして夕方からは、サンライズ工業株式会社の代表取締役・平石正人様の叙勲記念祝賀会に出席します。
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