Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

知床半島海岸トレッキング

2021-12-31 08:58:31 | エトセト等
NHKBSプレミアム「テントを背負って SP にっぽん無人地帯をゆく」12/30 1800-

惹句***** “無人地帯”。そこは人の手が及ばない、手つかずの自然が残る場所。実は日本には、いまでもそんな場所が残されている。さあテントを背負って、冒険の旅に出かけてみよう。
北海道の最果て、世界遺産・知床。そこは日本最大の“無人地帯”。巨岩の絶壁が連なる海岸沿いの道なき道を行く。一歩森に踏み入ればそこはヒグマの楽園。そして川にはカラフトマスやオショロコマが。生き物の気配の海辺でテントを張る。*****

トップ画像は環境省自然環境局の知床半島先端部地区利用の心得 web サイト SIRECOCO による.

放送内容は半島東側のトレッキング,相泊からだが,先端・知床岬あたりは割愛されたようだ.「ペキンの鼻」という地名が記憶に残っているが,放送では出なかった.
1960年代初めに同じコースを先端まで行った.ついでに少し離れた羅臼岳にも登った.横長のキスリングの蟹スタイル.今の自分からは想像できないことである.

放送で見ると命懸けの大冒険みたいだが,当時のぼくたちにはそういう認識はなかった.理科年表で満潮干潮の時刻は調べて行ったが,ザイルは持っていかなかったし,熊にも会わなかった.へつりが怖かったと言う記憶もない.それなりに岬への往来があり,踏み跡がついていたのだろう.無人地帯ではなく,テントを張ろうとしたら,番屋に泊まれと言われ,ご馳走になった.
今では,番屋で一家が一夏過ごすという生活はなくなってしまったのだろうか.ネットには廃墟と化した番屋の写真も散見する.

1960公開の映画「地の果てに生きるもの」のロケで,網にあらかじめどこかで買ってきた魚を入れていたと,番屋の主人は憤っていた.ロケの際に森繁久彌が「知床旅情」を作ったのだそうだ.この歌が大学の学生間で流行って,加藤登紀子がヒットさせた.オリジナルと微妙に違う適当な歌詞には,ぼくたちも責任があったと思う.

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