古川諒子個展 Gセレクション「記憶のないカウボーイは庭にいる」本日1/31最終 -17:00 まで
ギャラリーG 広島市中区上八丁堀4-1公開空地内.
製作者のことば *****
《記憶のないカウボーイは庭にいる》とは、制作者が「どこで」「だれが」「どのように」と書いた紙をランダムにひき、そこに出た「庭」「カウボーイ」「記憶がない」を繋ぎ合わせた語句です。すべてのペインティングは、《記憶のないカウボーイは庭にいる》という一語のみを手がかりとして制作しています。
記憶のないカウボーイは、本来いるはずであった牧場を離れ、どこの国か分からない整備された庭にいます。彼自身なぜそこにいるのか分かりません。絵画も同じように、絵の具は布の上にいて、何故そこにいるのか分かっていません。
前後の文脈を無視したものは、制作者、鑑賞者ともに任意のストーリーに仕立て上げます。ほんらい何の意味を持たないはずの文章が作品によって意味を持ち、虚像が一人歩きをはじめます。前後を無視した虚構は、絵画によって強固にすることができるのでしょうか。*****
J 子が感激し! アートブックを購入.そこには展示にはなかった You can have me anytime, Don't find me... などのタイトルがあった.
アートブックは紙芝居のようでもあり,これらのタイトルが「ほんらい何の意味を持たないはずの文章」なのかな.よく分からないが,何かを感じることができればそれで十分なんだろう.
制作者は「顔のない人物や場所が特定できない風景を,ぼかしやにじみそして時に輪郭線を強調しながら,匿名の物語を描く」というのがアートギャラリーミヤウチの紹介である.
アートブックには一昨年からの他のふたつの個展「しらない土地のしらない人々」,「顔のないゆうれい」も収められていて,制作者の変化がみえる.
ギャラリーG 広島市中区上八丁堀4-1公開空地内.
製作者のことば *****
《記憶のないカウボーイは庭にいる》とは、制作者が「どこで」「だれが」「どのように」と書いた紙をランダムにひき、そこに出た「庭」「カウボーイ」「記憶がない」を繋ぎ合わせた語句です。すべてのペインティングは、《記憶のないカウボーイは庭にいる》という一語のみを手がかりとして制作しています。
記憶のないカウボーイは、本来いるはずであった牧場を離れ、どこの国か分からない整備された庭にいます。彼自身なぜそこにいるのか分かりません。絵画も同じように、絵の具は布の上にいて、何故そこにいるのか分かっていません。
前後の文脈を無視したものは、制作者、鑑賞者ともに任意のストーリーに仕立て上げます。ほんらい何の意味を持たないはずの文章が作品によって意味を持ち、虚像が一人歩きをはじめます。前後を無視した虚構は、絵画によって強固にすることができるのでしょうか。*****
J 子が感激し! アートブックを購入.そこには展示にはなかった You can have me anytime, Don't find me... などのタイトルがあった.
アートブックは紙芝居のようでもあり,これらのタイトルが「ほんらい何の意味を持たないはずの文章」なのかな.よく分からないが,何かを感じることができればそれで十分なんだろう.
制作者は「顔のない人物や場所が特定できない風景を,ぼかしやにじみそして時に輪郭線を強調しながら,匿名の物語を描く」というのがアートギャラリーミヤウチの紹介である.
アートブックには一昨年からの他のふたつの個展「しらない土地のしらない人々」,「顔のないゆうれい」も収められていて,制作者の変化がみえる.