高校生のとき元素記号を憶えさせられて閉口したのを思い出した.水素が H で酸素が O なんて何の合理性もない.原子番号さえあればいいじゃないかと思ったものだ.
しかし,慣れて来るとなんとなく H2SO4 の H という文字からイメージが湧いたりする.これと同じで C7 という文字列もなんらかのイメージ,なんらかの情緒を伴うようだ.人間にとって記号というものは,合理性一辺倒では決められないものかもしれない.
二紀展に刺激されて,ごちゃごちゃした絵が描きたくなった.
CD ケースに内側からアクリル.左上が淋しいのでトランペットを描いたら,場所が無くなったので,サインは真ん中.ベースはうまく描けたがベーシストの下半身がなく幽霊みたい.もう一度描き直そうかと思案中.
その二紀展で,ぼく的ベスト 3.後で調べたら全て「委員」という名のある画伯たちの作品だったが,敬称は省略させていただきます.
しかしスマホで撮ったのをパソコンのモニターで見ても面白くもなんともない.でかい絵は実物でなきゃだめと痛感した.いっぽう CD に描いた小さい絵をモニター上で拡大すると,毛穴が見えるほどの距離で顔を見るような感じである.