Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ブルースで転調

2008-02-29 14:13:34 | ジャズ
MJQ のラスト・コンサートの,Blues in Am には,めずらしくパーシー・ヒースの長いベースソロがあるが,ここだけ Am ではなく Fm である.ピアノソロの後に合奏があって強引に転調し,ベースソロの後にも短い合奏で後テーマでは Am にもどしている.

つぎはオスカー・ピーターソンとミルト・ジャクソンのリユニオン・ブルース.F だがヴァイブによる後テーマだけ Ab.

日本人プレイヤーたちが楽器ごとにキーを変えてオパス・デ・ファンクを演るのを聴いたおぼえもある.
どの例も意識して聴いていないと転調したと分からない.
ブルースは単純なので,こんなことをして遊ぶのか,もっと深い意味があるのか,私には分かりません.



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折り紙

2008-02-27 21:20:21 | エトセト等
この蟹の折り方は
吉沢章「創作折り紙 (NHK婦人百科)」日本放送出版協会 (1984/09)
に掲載されていて,一枚の正方形から作れる.ある程度大きい紙からでないとできない.ここではお菓子の包装紙を使った.
欠点は一本おきに太い足と細い足が出来てしまうこと.

この原型は江戸時代からあったが,当時はxx流秘伝・門外不出の折り方だったらしい.
和算も微積分など,江戸時代には世界的なレベルにあったのに,xx流秘伝・門外不出が普及を妨げ,西洋のように近代科学につながらなかったと,聞いたことがある.

本には書いてないが,複雑な折り紙の難しさは
1 紙は正確な正方形ではない.この正方形からの誤差を折っていく途中でどのように誤摩化すか.
2 紙には厚みがある.この厚みをどのように誤摩化すか.
の2点である...と実感した.
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ピンク・レディー / 短調は悲しい?

2008-02-25 18:04:28 | 新音律
長調は明るく楽しく,短調は暗く悲しいのはなぜか?
生まれつきヒトはそう感じるように出来ているのか,成長するときの環境・文化によるものなのか,ぼくには分からない.

そもそも,われわれは「長調は明るく楽しく,短調は暗く悲しく」感じるのだろうか.
というのは,ピンク・レディーのヒットメドレーを聴いていて,

ペッパー警部
カルメン77
ウォンテッド
UFO
サウスポー
...

などなど,都倉俊一作曲になるヒット曲には短調のほうが多いのに気がついたから.もっと時代を遡ると,ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」「恋のフーガ」なども短調.ちなみにこちらの作曲は宮川泰.
ピンク・レディーを真似していた女の子たちが,これらを暗く悲しい曲と感じていたとは思えないが,いかがでしょうか.

短調のほうがエモーショナルで,長調は癒し系というほうが適当かも.

ここまでにあげた曲はどれも快適なテンポだ.短調でも悲しくないと言うことは,リズムがメロディに優先するということだろうか.

日本人は短調が好きとも言われる.たとえば一高寮歌「ああ玉杯」は,楽譜は長調だが,おじ(い)さんたちが歌うときは短調だ.
逆にアメリカ人が大好きな Stardust は,悲しい失恋の歌詞だが,曲は長調である.
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今年も 蔵王でスキー

2008-02-23 10:43:12 | エトセト等
各方面に不義理をして,今年もまた蔵王にスキーに行った.H先生の同窓会みたいなスキーだが,来年で50周年らしい.もちろんぼくは最初から参加してはいない.

去年のブログにつけ足すなら,リフト券がSuicaみたいなカードに変わったこと.雪が多く寒かったこと.去年は肩を出していた地蔵が,今年はあごまで埋まっていた.

環境破壊とか省エネとかいうが,スキーほど無駄で贅沢な遊びはないねという話になった.昼はリフトやロープウェーで,エネルギーを浪費している.昔は昼過ぎまで歩いて登り,にぎりめしを食べてから滑り降りて一日が終わったとか.今は夜も豪華ディナーと暖房だ.しかしみんなが贅沢をやめたら,地域の経済が成り立たず,巡り巡って日本経済が成り立たない.

さて,よくわからないこのカットはスキー場マップ.じつはこういうマップを見るのが好きで,昔はこのためにスキー場ガイド本を買った.リフトが数本というスキー場ならどうにでもなるが,蔵王みたいなスキー場のマップを作るにはかなりのノウハウがありそう.五万図と比べるとまるで違って,地図が読めないxxxにも分かるように,ずっと気分が出ている.かってリフトを強調した航空写真をマップに転用した雑誌もあったが,大スキー場の全体図は不可能だった.

正確である必要はないが,ふたつのポイントを比べたとき,どちらの標高が高いかが一目で分からないと,滑る方向が分からない.また二本のリフトで,長さいほうがマップ上で短いのは絶対不可,
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文芸春秋3月特別号

2008-02-20 21:20:09 | 読書
芥川賞受賞作 川上未映子「乳と卵」全文掲載.
だらだらと長い文章が改行なく続くところ,樋口一葉を意識したということだが,ぼくは野坂昭如の文体を連想した.題材 (というか,テーマというか) は,男性には理解できない,気持ち悪い世界.石原慎太郎以外の男性選考委員諸氏にとっては,怖いもの見たさの魅力だったかな.

武田邦彦「日本よ,京都議定書を脱退せよ」というのも載っていた.環境問題は国際ゲームだ.他人が (よその国が) ずるしてるんだから,こちらもしなければ損という論理.

地球温暖化は日本にとって「福」なんだそうだ.たしかに四方を海に囲まれていれば,温度変化には大陸より鈍感でいられる.しかし食糧自給率からすれば,我関せずとはいかないのは明らかだ.

地球の気候は変化し続けてきた.ここ100年弱の人間の悪さが,どの程度のパータベイション (あるいはトリガー) になっているか,議論はあるだろう.しかし未来を犠牲にしたくなければ,とにかくいちばん悲観的な予測に従って行動するしかないはず.
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また Who are you?

2008-02-19 15:38:16 | エトセト等
不鮮明な写真だが,団体でやかましくやってきたうちで,ひとり離れているのが好きらしい一羽.
残りの連中が茂みの中でばさばしている団体写真も撮ったのだが,目を凝らしてもどこにいるのかよくわからない出来であった.

落ち着かない連中で,写真に撮ってみてはじめて,デブだということがわかった.
でも,あたまのあたりがどうなっているのか,この写真ではよくわからない.

あんただれ? どこから来たの?



と繰り返すだけというのも芸がない.図鑑で見た所では,シジュウカラみたい.この図は Suntory Ecoshop 愛鳥キャンペーンの HP から拝借しました.

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日本音楽がわかる本

2008-02-17 17:10:07 | 新音律
日本音楽がわかる本 ...というタイトルの本で,千葉 優子著.音楽之友社 (2005/03).

「BOOK」データベースより)
種目・楽器・歴史のすべてを網羅!音大を出て国際的ピアニストをめざす“ガクちゃん”と、その親友で日本音楽にめっぽう詳しい“クニちゃん”の珍問答を楽しむだけで、あれよあれよという間に日本音楽通になれてしまう、不思議な本。目次や索引からアクセスすれば、コンパクトな「日本音楽事典」としても使えます。

同じ著者の「ドレミを選んだ日本人」は学術書だったが,こちらは啓蒙書らしい...とはいえ,もともとは「教育音楽 中学高校版」の連載なので,対象は音楽の先生なのだろうか.

第一章 日本音楽とは何ぞや,第二章 味わい深い楽器たち,第三章 種目で追う日本音楽史,の三部構成だが,ぼく的には第一章がいちばんおもしろかった.読み進むにつれ教科書的・知識の羅列な記述を問答体に直したに過ぎないと感じられる部分も出てくる.マンガがかわいい.

最初に示される,日本人の音楽的美意識は,音色尊重・噪音愛好・単音愛好・余韻愛好ということばが印象に残る.「民謡」という切り口がないのが不満.
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Who Are You?

2008-02-15 10:51:35 | エトセト等
この季節は食料事情が悪いせいか,庭にいろんな鳥がやってくる.
これは初顔.ガラス越しでいまいちはっきりしないが,容姿端麗.めずらしそうにあっちに行ったりこっちに行ったり.

あんた誰? 名前を聞いても忘れちゃうんだけど...
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10CD SET

2008-02-13 10:03:49 | ジャズ
店頭で箱入りセットのCDが目につく.これはモンクのもので10枚で1570円.
40年くらい前,学生時代にはLPが2000円もした,どうなってるんだろう.

一枚ずつ紙袋に入って,曲名だけが書いてあるが,同じ曲でもいろいろなグループでいくつもの演奏がある.こんなときネットのディスコグラフィ,たとえば
http://www.jazzdisco.org/monk/dis/c/
は力強い味方である.これで見るといちばん古いのは1944年のコールマン・ホーキンス4での演奏.新しいのが例のマイルス5のバグズ・グルーヴ.珍品はミルト・ジャクソンなどといっしょに神妙にボーカルのバックをつとめる All the Thigs You Are など.

10枚目は Friends Play Monk という,このセットを作った人のお遊び?.

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雪灯籠

2008-02-11 10:04:56 | エトセト等
雪をバケツにぎゅうぎゅう押し込んでひっくり返し,中を少しくりぬいてろうそくをともす.
なかなかいい感じ.
時間が経つとどうなるかと見ていたら,まず灯籠の天井が抜けた.
ろうそくは容器ごと雪の中に沈み,3時間後には井戸の底にあるみたいな状況となった.
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