Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

手のりネコ

2012-05-30 08:14:30 | お絵かき


ウェブで見た写真が可愛かったので例によって CD ケースに内側から.バックはしわくちゃにした紙.

反省点 :
もとの写真では左手だったのを右手に移し替えた.それはいいかな.
もとの写真では生意気に爪を立てていやがっているのだが,この絵ではわからない.
もとの写真では下半身 (後半身?) がどうなっているのかわからない.結局 絵でも誤摩化したが,ネズミみたいなしっぽだけが目立つ結果となった.

ひとことお断りしたいと,モデルをウェブで再探索したが,わからない.
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絵画展ご案内 もう一展

2012-05-28 05:39:14 | お絵かき
プロモ・アルテ ギャラリー
150-0001 東京都渋谷区神宮前5-51-3 GALERIA 2F 
phone:03-3400-1995

さきにアップした難波英子絵画展 - 銀座ジャンセン美術館 - は明日 29 日までです.
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jazz @ preservation hall in New Orleans

2012-05-26 09:46:06 | ジャズ


もっぱらモギリの後ろに寝ているが,演奏の合間にニャー (ミュー?) と鳴いたりする.

最初の夜は,tp(ldr),tb,as,p,tuba,ds.チューバのベースラインが意外にモダン.サニーサイドとか,セントジェームス病院とか,もっぱら古い曲だったが,若い頃に聞いたのとは違ってやはり 21 世紀のデキシーという感じ.
ピアニストが Mary Watanabe と紹介されたが,同行した若い人が帰ってからネットで調べたところ,同じ大学のニューオリンズ研究会 ? というサークルの OG と判明した,また行こう ! はなしも聞こう ! というわけで,翌晩も→



30 分行列して良い席をゲット.tb,tb,tp,cl(ts),p,b,ds(ldr) の7 人編成.しかし昨夜と同は tp だけ.残念ながらピアノはおじいちゃん.今夜の方がアーシーで,例によってクラリネットがうねうねとメロディに絡んだりする.簡単なコードで全員が即興演奏するのは大迫力.トロンボーンのバトルも.

ボントロのおじいちゃんが When I grow too old to dream を唄った.裏声で kiss me my sweet とやるとすかさず kiss him! と野次が飛ぶ,
サッチモとか,むかしのジャズのプレイヤーは道化だったというが,その系譜.一般的には,この系譜の最後はディジー・ガレスピーで,その後はマイルスみたいなおっかない芸術家が主流になってしまった.

演奏は次第にゴスペル寄りになり,最後は観客は全員総立ち,でかい人が多くなにも見えなくなってしまったが,J 子は壁際のベンチに上った.
渡辺真理さんは出なかったが,満足した.
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New Orleans なう

2012-05-24 09:32:56 | エトセト等


レストラン「バーボンハウス」のクリスタル・アリゲータ.

揚げて甘酢で味付け.チーズのディップで食べる.何々のような味,と言いたいが,何々が思いつかない.
不味くはないが,沢山食べると飽きる.

バーボンストリートは路上パフォーマンス盛況.聞こえてくるライブ音楽にジャズは少ない.

これは Preservation Hall のチケット.1 ステージ 30 分くらいで入れ替え.最前の2列は座布団,その後ろにペンチが2列.あとは立ち見.飲食なしトイレなし.撮影録音禁止.演奏については後日.

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朝永振一郎「庭にくる鳥」

2012-05-22 09:06:06 | 読書
みすず書房 (1975/09).

「BOOK」データベースより*****
武蔵野点景から入院の楽しみと苦しみ、ホテル‐旅館‐銭湯考、留学や師友を語る思い出ばなしなど、軽妙酒脱な語り口によるノーベル賞学者による名品14篇。*****

古書を900円で購入.函の表の猫の絵はへたくそでかわいくないが,この,函裏の寝ている猫はリアルでかわいい.もっと尻尾をやわらかく丸く曲げたほうがよろしいかと思うけれど.
いまにも破れそうなパラフィン紙越しに撮ったので写りが悪い.

東京教育大の物理にいた友人から朝永先生のはなしを聞かされたことを思い出した.

寺田寅彦クラスの達意の文章.

「思い出ばなし」には,「お前は物理が心から好きなのだろうという質問をよく受ける」から始まる段落がある.
この先生でもこうなの !? と思ったので,適当にはしょって紹介させていただく.興味のある方はぜひ原文を !

「たしかに,仕事が快調に進んだときは,ある程度夢中になったことがある.しかし,そんなことは十にひとつ」であり,しかも「仕事がうまくいったときのよろこびも純粋な真理追究のよろこびではなかったようだ.そこには功名心という雑念が入っている」と続く.「邪念妄想のかたまりのような自分のなんとつまらないことよ」...

しかし,「だんだん年をとってくると,修養をつんだとでもいえるのであろうか,このような雑念は起こらなくなって来た.しかし,同時に研究に対するファイトもとみに弱くなってきた.これは修養の結果ではなく,ホルモン減少の現れかもしれない.人間の円熟など,こんなことかもしれない」
「さびしいことである」で一段落.
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引き込み現象 非線形世界のリズム

2012-05-20 09:16:36 | 科学


複数のメトロノームがいつの間にか歩調を揃えるという,この「引き込み現象」は,結合振子系にあらわれる.最初に発見したのは,17世紀オランダのホイヘンスで,彼は振り子時計の発明者だが,2台並べて壁にかけた振り子時計の振り子の揺れが揃うのに気づいた.

フィリップ・ボール「音楽の科学」河出書房新社 (2011/12) では,ヒトが「リズムに乗る」,すなわち耳で聞いたリズムに合わせて身体を動かすことができることにひっかけて,この引き込み現象を話題にしている.
モジホコリという単細胞動物にもこの能力があって,このモジホコリの集団に,規則的に同じ刺激を与え続けると,刺激を予測して反応するようになるという.具体的には,空気を当てると動きが鈍くなるのだが,1時間おきに3回乾いた空気を当てた後,4回目には何もしないのに動きが鈍くなったという実験が記述されている.
あらゆる生命体は生まれつき体内に「生化学振動子」を持っていると言う.

これを読んだだけでは,
1 モジホコリの集団反応では個々のモジボコリが個々のメトロノームに相当し,引き込み現象が起こる,
2 モジボコリが外部の刺激を予測して反応することが引き込み現象である,
このふたつのどちらを言いたいのか,ふたつに関連があるかどうかが,よくわからない.

より本格的な解説書は蔵本由紀編「リズム現象の世界」東京大学出版会(2005/10) で,シリーズ「非線形・非平衡現象の数理」の一冊.これでも読んでみようか.

しかし音楽のリズムは,非線形・非平衡現象とは違うように思える.
音楽のある側面を単純化しモデル化して扱うには悪くないかもしれないが.

1時間に1回が継続すればモジホコリという粘菌がリズムと感じるとは!!! いっぽうでは「ゾウの時間ネズミの時間」,すなわち大きい動物ほど時間の流れが遅いといわれているのに.



宣伝です.

小方・高田・中川・山本 著
「視て聴くドレミ - フーリエ音楽学への招待」大阪大学出版会(2013/03).

各ネット書店,丸善ほかの有名書店,ヤマハ銀座店等で発売中です.
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我が庭のいちご 連日の収穫

2012-05-18 08:37:20 | お絵かき


収穫は J 子と小鳥たちとの競争.

話が変わりますが,来週は J 子の先生の個展です.当方はニューオリンズで, IPAC 国際加速器会議 12 に参加の予定.

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装丁山昧

2012-05-16 08:27:16 | 読書
小泉弘著 山と渓谷社 (2012/04)

...あらゆるスポーツのなかで登山愛好家ほど,よく本を読み,書き,収集する人たちはいないだろう...
この本には帯がなく,かわりにカバー (著者はジャケットと言っている) に 10 行ほどの文章が載っている.これはその一部.

原本のタイトルには山の字に「ヽ」がふってある.

著者が装丁を手がけた本のうち山に関するものを選んで文章を添えたもの.
同じ装丁の本でも,和田誠のものに比べると,真面目な感じ.
まとめてカラー写真ページがあって,その後モノクロの文章ページがある,というのが繰り返される構成だが,デザインがうまくできていてとても見やすく読みやすい.

装丁には関心がある.「本格的」山登りからは逃げて来たので,小泉さんが手がけるような本格的山岳書は,書店で手に取ることはあっても,読み入ることはなかった.
図書館にあったら借りてみよう.
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倉敷にて

2012-05-14 08:20:46 | エトセト等


J 子はアウトレットへ.こちらは駅の反対側の美観地区へ.

お嫁さんだ !
見物多数.

加計美術館というのがあったので,大枚 300 円を払って入館.加計学園と高梁学園が運営する美術館とのこと.メインは所蔵作品展だったが,これは一緒にやっていた「われら海の子展」の年中さんの作品.



髪の毛,うますぎ !!!
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音楽本の附録 CD

2012-05-12 08:45:33 | 新音律
初めて本に CD が附録として付いたときは感激した.しかしこのごろは,その CD を聞くのがかったるい.

ボール・フィリップ,夏目大 訳「音楽の科学」河出書房新社 (2011/12)
この本で使われている楽譜の音源はすべてネットできくことができる.解説は著者の肉声らしい.

CD を附録として付けないで,音源はネットで,というスタイルを自分的に体験したのは
柏野 牧夫「音のイリュージョン - 知覚を生み出す脳の戦略」 岩波科学ライブラリー (2010/04)
が最初だったと思う.今は音楽配信偏重,CD もパソコンで聴いているので,こちらを歓迎.

どうせなら電子書籍化して,文章の間に音源を埋め込んだら...と思って,昨年プロトタイプを i-Pad 向きに作ったのだが,その本格化をジャズ友たちと計画中.プロトタイプそのものもネットで公開したのだが,出版社の方に著作権問題がきな臭いといわれて引っ込めてしまった.

3 月に TSS 文化大学ではなしをする機会があった.その概要をネットに載せるというので,パワーポイントの一部を pdf 化して提出した.音声・映像もとよくばったら,ファイルが大きくなりすぎた. 結局 普通の文章 (前に書いた本の抜粋) に,pdf の一部を添付するというかたちになった.お暇な方は,附録だけでもご覧になって下さい.

この pdf も電子書籍のひとつのかたちと思う.
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reading

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