ジャッキー・フレミング, 松田青子 (まつだ あおこ) 訳「問題だらけの女性たち」河出書房新社 (河出文庫 2025/5).
Amazon の紹介***** 女の脳は小さい? 女が考えると生殖器がダメになる!?
19世紀の女性たちがいかにバカバカしい迷信と固定観念に苦しめられたか、ユーモアと皮肉炸裂で描くイギリス発ジェンダー絵本! 笑うに笑えない、19世紀ヴィクトリア朝の「大問題」な女性観。
何をするにも「問題」があると決めつけられ、「歴史のゴミ箱」に捨てられた女性たちをすくい上げる -- 松田青子
【各紙大絶賛! 】 なんて面白く、冴えている絵本だろう! 人間の本質を突き、あらゆる世代の男女、子どもまで読める。--「サンデー・タイムズ」
歴史上の偉大な男性たちをめった斬りにして、足げにされてきた女性たちの姿を描き出す! --「インディペンデント」
未来のフェミニストたちにとって、パーフェクトな贈り物になるだろう。--「ビックイシュー」 *****
新聞広告を見てネット購入.「なんだこりゃ」と少し後悔.最初から最後まで同じ調子.本書の主旨に反対はしないが,このユーモアにぼくは共感できない.
10 ページほどの立ち読みはこちらで可能.
うえの画像のように見開き一対で完結しているようだ.
表紙のイラストは「当時の女性たちは「家庭の玉」の中で生きていました」というキャプションとともに本文に現れる.「女性たちは玉の中で.育児・床磨き・シーツやカーテンの洗濯,ボタン付けなど,たいして大変じゃない仕事をしていました」というベージをめくると,下の2葉.このあたりは上手い !
装丁・本文デザイン 名久井直子
タイトルの「問題だらけの女性たち」という訳にちょっと違和感がある.
