獅子文六「コーヒーと恋愛」ちくま文庫(2013/04).
1962-63 年,「可否道」というタイトルで新聞に連載されていた.毎朝読んでいた覚えがある.今読んだら懐かしかったが,意外に面白くなかった.
旧タイトルは「茶道」の向こうを張っての「コーヒー道」を意味する.なぜタイトルを変えたのか分からない.
文庫本のカバーはサニーデイ・サービスの「東京」のジャケをあしらっている.というわけで,解説 曽我部恵一.
「BOOK」データベースより*****
まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。*****
話は変わりますが,
深煎りコーヒーをずっと飲んできたところ,J 子が突然このコーヒーは油臭くて飲めないと言い出した.当方はいつもどおりとしか感じない.J 子が焙煎店のおばさんに忌憚なくご意見をうかがったところ,女性にはそう言う方もおられる,じつは私もどちらかと言えば深煎りは苦手...とのことであった.歳をとれば嗜好もかわって当然というところか.
最近高級専門の珈琲豆店がわが町にも出現.コロンビアとかブラジルとかいうおおざっぱな分類ではなく,何とか農園という売り方.曰く コスタリカ・シンリミテス農園,曰く ブラジル・ラゲ農園...「柑橘類のような...」「樽で熟成したワインのような...」などと色味香を表現している.なかなか珈琲の表現は難しい.個性のちがいは感じられるんだけど.
おいしいけど高い!
スタバに代表されるチェーン店のコーヒーはいがらっぽいので,市内ではもっぱら S, M などデパートのコーヒースタンドを利用している.こちらの客は年寄りばかり...この傾向は東京でも同じ.店員さんはたいてい話し好き...というより,年寄りの相手をするのがサービスと心得ているようだ.
1962-63 年,「可否道」というタイトルで新聞に連載されていた.毎朝読んでいた覚えがある.今読んだら懐かしかったが,意外に面白くなかった.
旧タイトルは「茶道」の向こうを張っての「コーヒー道」を意味する.なぜタイトルを変えたのか分からない.
文庫本のカバーはサニーデイ・サービスの「東京」のジャケをあしらっている.というわけで,解説 曽我部恵一.
「BOOK」データベースより*****
まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。*****
話は変わりますが,
深煎りコーヒーをずっと飲んできたところ,J 子が突然このコーヒーは油臭くて飲めないと言い出した.当方はいつもどおりとしか感じない.J 子が焙煎店のおばさんに忌憚なくご意見をうかがったところ,女性にはそう言う方もおられる,じつは私もどちらかと言えば深煎りは苦手...とのことであった.歳をとれば嗜好もかわって当然というところか.
最近高級専門の珈琲豆店がわが町にも出現.コロンビアとかブラジルとかいうおおざっぱな分類ではなく,何とか農園という売り方.曰く コスタリカ・シンリミテス農園,曰く ブラジル・ラゲ農園...「柑橘類のような...」「樽で熟成したワインのような...」などと色味香を表現している.なかなか珈琲の表現は難しい.個性のちがいは感じられるんだけど.
おいしいけど高い!
スタバに代表されるチェーン店のコーヒーはいがらっぽいので,市内ではもっぱら S, M などデパートのコーヒースタンドを利用している.こちらの客は年寄りばかり...この傾向は東京でも同じ.店員さんはたいてい話し好き...というより,年寄りの相手をするのがサービスと心得ているようだ.