vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

マタギかんじきツアー《懇親会~帰宅》

2010-02-12 10:05:00 | お山
夜は懇親会。

もちろん♪酒ありの宴会☆



マタギかんじきツアー初参加の去年は、
ツアー後、温泉入って即、内陸線で帰ったが、
今回は泊まり!

これを楽しみにしていたのだっ。

どなたかの粋な計らいによって、
僕の席はマタギ校長の正面。
(ありがとうございます)

タイミングを窺って質問攻め開始☆笑

ん~、
たくさん訊きすぎてまとまりがつかないが、
雪についた足跡のこと、
イタチ、タヌキ、キツネの食性のこと、
マタギ校長が見た金色の大キツネのこと、
今まで育てた犬のこと、
などなど、ほんとにたくさんの話しを聴いた。

中でも、山で夜を越す話しはとてもリアルだった。
僕はてっきり、マタギぐらいになると山中泊に
怖さを感じないのだと思っていたのだが、
マタギ校長の山中泊での体験談を聴いたら、
とても僕には耐えられないだろうなぁ、と思うぐらいの
リアルさだった。

たくさんの興味深いお話しを聴いてたら、
みなさん疲れているにもかかわらず、
深夜1:00まで宴会は続き、
おひらき後ベッドに入った後は、
ボサの下の空洞に体がスッポリはまって動けなくなる
イメージが浮かんで、こえーなーと思いながら就寝。

そして翌日。

夜までに帰宅すればいいので、気分的にとても楽。

せっかく豪雪のマタギの里に来たのだから、
スノーシューで遊びましょう~、ということで、
打当の山へ!

同行していたフレッカ君のために、
フレッカが楽しめるような場所へ行こう~、と、
いつもの山メンバーが提案してくれた。感謝☆



前日ほどじゃないにしても、時折り激しくなる
強風と降雪はあいかわらず。




(スノードルフィン☆ photo by kumasuke)


(この笑顔☆ よかったねぇ♪ photo by kumasuke)

そんな中、打当の山が見渡せる場所であっという間に
3時間ほど遊んで、打当を後にした。
なんだかとても名残惜しいかんじ。

阿仁の道の駅で食事して、
お土産買って、帰路に着きました~。

帰りの道中は、大覚野峠の完全あっ雪以外
走りやすかったが、湯沢のトンネルで起きたばかりの
事故があり(2箇所)、地元の方の道案内で迂回路
を通ったりしながら、無事帰宅。

おかげで楽しい週末を送ることができました。





マタギかんじきツアー《きりたんぽ鍋づくり~ツアー終了》

2010-02-10 17:06:50 | お山


鍋をかけるトライポッド、
きりたんぽ、
すべてマタギの手作り。

火にくべる薪も、その場で山刀(ナガサ)で割りながらの鍋づくり。
その手際の良さは見事である。

ダシは正真正銘の比内地鶏。
ガラは塩気がなくてもおいしくて、みなで貪り食った。笑
ただ、味の決めてとなる秘伝のタレだけは門外不出らしく、
それがなんなのか誰も知らないらしい・・。



薪から出る白い煙をしこたま吸い込み、目に入り、
体中いぶくさくなってもなんか楽しい♪笑

みんなで手伝いながら、きりたんぽ鍋完成☆



そのときの気温、マイナス12℃?!
(温度計が壊れてる説が飛び交いましたが(笑)、
そんくらいあったでしょ。)

開けた瞬間シャーベット状になるビールで、
「カンパーイ!」
いやぁ美味かった!!
凍らずにいるものは濃度が濃くなるせいか?
それとも普段、発泡酒or雑酒しか飲んでないからそう思うのか?笑
すごく濃く感じた。

この時がこの日一番の降雪だったかも。

きりたんぽも最高に美味くて、超大盛りで2杯食ってしまった。
冷えた体と空っぽの胃袋にきりたんぽ鍋とビールが染みわたって、
家に居たら絶対、重力に逆らえずにダウンしていたことだろう。

片付け後、下山~。


(雰囲気でるかなと思って白黒にしてみました。)


(杉林に入るとかなり雪をしのげる)

細めの杉の木に衝撃を与えて、クイズ不正解のような
雪浴びをしこたま食らう遊びもしながら。笑

途中で、マタギ校長が雪山でのビバーク方法を教えてくれた。



なんと!雪庇を利用してのビバーク方法で、
一見危険に見える雪庇でも、位置によってはとても
都合の良い天然のシェルターになるとのこと。

もちろん、いざというときのためのビバーク方法だが、
あの口ぶりだと実際やったことがあるっぽかったな。
すご過ぎ・・。

ラッセル好きなので僕が先頭を歩かせてもらっていた。
そして、マタギが指示する方向へと進む。


(ひざ上まで埋まる。)

ボサが一本雪から顔を出していて(50~60cm)、
そこに向かって進め、と言われ、進む。
(実際は完全な訛り言葉で、僕には再現不可能 笑)

マタギの指示を伺い伺い進み、
ボサの近くに足を置いた瞬間!!
ズボッ!
っと雪を踏み抜いた!!
「おぉっ焦ったー!」
と、僕。
そしてこれがマタギ校長の伝えたかったこと。

一見、ただの一本のボサでも、
その下は空洞になっている可能性が高く、
スポッ、とハマッてしまうと、かんじきが中で
引っ掛かったり踏ん張りが利かず脱出不可能に!!

そのまま命を落とすことにもつながるそうだ・・・。
実際、ストックで突っついてみると
中は完全に空洞でした。

(このときは、「へぇ~」
と感心して終わったが、
その日の夜、そのことを考えたら
すごく怖くなってしまった。
僕は毎朝雪山歩きしているし、
月山へ行くときも単独が多いので、
いつ自分の身に起きても不思議ではない。)

僕の歩き方も後ろから見て頂いてたようで、
無駄な力を使って歩いているところ、
地形によって雪の多いとこ少ないとこがあるから、
歩くコースどりも大事ということ、など
マタギから直に教わることが出来て
すごく為になる実体験をさせていただいた。

実際、マタギの歩き方は僕の歩き方とは全く違う。
脚に体重をかけるタイミングは真逆といっても過言ではない。
翌日真似してみたら、なるほど~、と思った。

こんな短時間でここまで学ぶことができるなんて。
マタギとして本気モードのとき一緒に山に入れたら
どんだけ・・・ と思うが、たぶん怖くて逃げ出すだろうな。

つづく。


マタギかんじきツアー≪出発~ウサギの巻き狩り≫

2010-02-09 10:30:04 | お山
大雪の降る中、秋田へ行って来ました。

中身の濃い2日間となったので、
小出しに書いていきます。

まずは、
出発~ウサギの巻き狩り、まで。

秋田県北秋田市阿仁で行われる
マタギかんじきツアーに参加するため、
深夜1:00出発!

阿仁まで240kmってことは、アベ40kmで走れば
6時間で着く。
集合時間は9:30なので余裕で着くはず。

このアベレージで考えるのはチャリで身についたなー。

思っていたとおり全線あっ雪状態。
それどころか一瞬たりとも大雪がおさまることはなかった。
心配だった深夜の105号線大覚野峠の通行止めもなく、
阿仁の道の駅まで4時間半で到着。

人は一生に一度、セナより速く走れることがあるというけど、
きっとそれだったのだろう。

ツアーの舞台となる根子集落は、阿仁に数多くある
集落の中でも、盛んに猟が行われていた地区。

街道から細い峠道を登っていくと、車一台が通れるほどの
トンネルがあり、このトンネルを抜けた先に根子集落がある。


(千と千尋の神隠しを連想してしまう。)

ちょっと早かったが、マタギ自然塾校長のマタギの
お宅に着き、校長と2人世間ばなしなどしながら参加者が
来るのを待つ。
今年獲った熊のエピソードや、山の話しを聴いた。
なんとも贅沢な時間☆

天候が天候だったので、参加者の到着が遅れたり、
肝心のかんじきが届かなかったりして予定からだいぶ遅れたが、
10:00 かんじきはいてツアー出発☆



集落内にある山の神様の神社でツアーの安全祈願。
境内は少し登ったところにあるのだが深雪で行けないため、
マタギが山刀で即席の祠を作って、祈願した。

ツアー参加者21名という大所帯だったので、後方に付くと
平な道を歩いてるのと変わらない状態。
なのでなるべく前方で進む。



積雪は2m越えぐらいか。


(先頭がマタギ校長)

まずは、林の中にいるウサギを、「巻き狩り」という方法で
追い込む猟の模擬体験をするため、クラ(猟場)へ向かう。

小休止後、
追い立て役と待ち構え役の二手に分かれ、配置につく。
僕は当然追い立て役を希望。

今か今かと校長の掛け声が始まるのを待つ。
そして遠くで
「ほーっほっ!!」
と、追い立てる声が上がり巻き狩り開始☆

追い立て役(勢子)は、
「ほーぉりゃーっ!」
とか、
「ほーっ・ほっ!!」
と、大声を出しながら、他の勢子と足並みと距離を保ちつつ、
待ち構え役(ブッパ)の方へウサギを追い込みながら進む。

・・と書くと簡単そうだが、実際、深雪の林の中を
進むのはすごく大変!


(こんな状態の山の中を追い立て中~)

迂回したくなるような斜面も、間隔をキープするためには
登らなくてはいけない。
しかも大声をあげながら!

そんなこんななので、素人の集まりが即席で巻いても
上手くいくわけもなく・・笑

残念ながらウサギは出ませんでした~。


(巻き狩りの最中、さっきまでの大雪がウソのような青空が)

お昼近くになり、マタギ小屋に到着。
さっそくお昼の準備に取り掛かる。



このときは上着を脱いでもいいぐらい暖かかった。

が。巻き狩りのときにのぞいた太陽もどこへやら。



本気で降り始めた大雪の中、きりたんぽ鍋づくり開始~。

つづく。


忙しいのだ

2010-02-03 18:52:02 | インポート
笑えるほど忙しい週になってしまいました。

それでも朝のスノーシューには絶対行ってます。
昼のローラーも必ず。

これを取り上げられたら僕は性格が変わって
目つきもおかしくなってしまうことでしょう。

あ、そうそう。
スノーシューが直ってきたんだった。
詳細はまた後日。

ローラーのおかず
『スパニッシュ・アパートメント』(2003 フランス)


『最高の人生』(2002 アメリカ 主演ビリー・ボブ)