vai vai vai 2

登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

大朝日 ~一日目~

2015-09-15 11:11:20 | お山
娘(小6)と一緒に大朝日へ!

かれこれ2年前から機会を窺っていた計画を
やっと!やっと~!!実行~!!!(^0^)

ルートはいつもの、
古寺鉱泉~古寺山~大朝日ルート。

(小朝日は意外としっかり汗を絞られるので、
今回はパス。)

朝、3:30に起きて仕度を始めるも、
何だかんだ準備不足がたたって、家を出たのが6時近く(^^;

7:00、古寺鉱泉出発~。


まだ余裕の表情。(笑


山の中は赤い実だらけ!


コブシ、ナナカマド、オオカメノキ、真っかっか。



今回のこの大朝日登山。

もう二年も前から娘を連れて行きたいと思って、
もう何度も予定を立てていたのだが、
交通事故による骨折、発熱、役員業務、等が重なり、
伸ばし伸ばしになっていたのだ。



なので娘にはもう2年も、
「きっついぞぉ、大朝日♪」
と、ちゃんと正直に脅していた。(笑

が娘は高を括っていたらしく。

歩き始めからいきなりキツいのが延々と続くので、
「これ、ほんとにキツイね、パパ~・・」と
やっと気づいたようだった。笑


(足が山に慣れるまでがねぇ。)

キツイ行程が続くので、区切りになる地点を伝え、
励まし励まし、黙々と登る。

まずは一服清水。(スタートから約2時間)



つんめたくてマジでウマい!

ハナヌキ峰分岐(一服清水から20分)


このハナヌキ峰分岐から古寺山までの区間が
このコースで一番キツイのだ。

それでも、特に弱音っぽいことも言わずに
黙々と登る娘。

大したもんだ。

三沢清水。(ハナヌキから約45分)

ここも良い勢いで水が出ていた。
ウマい!!

このコースは水に困ることがないので
ホントに助かるのだ。

やっと到着の古寺山。(ハナヌキから1時間20分)

(左のが小朝日。右のデーンとしたのが大朝日。)

ここからは眺望を楽しめるよ~。
が、お疲れの表情。(笑

疲れすぎてうなだれているのかと思ったら、

アリの行列を観察中。笑

ここに来るまでに出会ったのは、
単独の男性と4人のグループのみ。

この時期、考えられないぐらいの空き具合。

木曜日まで関東、東北はヒドイ天気だったからねぇ・・。
遠方から来る人はそりゃ中止にするよなぁ。

おかげでこの時期としては考えられないぐらい
静かな山を満喫。

これでもっと眺望がきけば申し分なかったのだが、
まぁそれは贅沢というもの。

朝日連峰が一望出来るだけで十分だ。

古寺山を下りていたら娘が急に足が痛いと言い出した。

なぁにぃ?!!
と、靴を脱がせてみたら、どうやらアキレス腱が
擦れているようで皮膚が赤くなっていた。

長い登りで足中に汗をかき、摩擦の感じが変わったのだろう。

今まで何度も履いてきた靴下だったのだが、
登山に適した素材の物じゃないとダメだね。

一番キツイ区間は終わったが、
目指す大朝日はまだまだ遠い。

小朝日・巻き道・熊越分岐(古寺山から1時間20分)


が、景色も良いし、目的地が見えていると
気分的に全然楽。



風もひんやりとしてとても爽やか。



山はいいね~。

そして銀玉水に到着。(13:07)





ここは最後の急斜面直下にある水場で、
寒河江川の源流と言われているそうだ。

ここの水もドバドバと出ておりました。
冷たくてウマいのだ。

そして、最後の急登を登りきると・・


(最後の登り前に熊越を振り返る)

大朝日小屋はもう目の前。




そして、14:00ジャスト、
大朝日小屋にとうちゃーく♪ (スタートから7時間)

小屋前で撮り忘れたので、
娘撮影、小屋前の鐘の画像。

管理人さんに挨拶と手続きを済ませ、
(大朝日小屋は避難小屋だが、シーズン中は管理人さんが常駐。
宿泊は一人1500円の協力費。)
小屋の中に荷物を置き、まずは水汲みへ。

小屋から下ること10分強。

金玉水。

ここの水もドバドバと出ておりやした。
(「キンギョクスイ」ね。一応、ね。笑)

ここに向かう時、管理人さんから
面白い話しを聴いた。

金玉水の周りにはつい最近まで雪渓があったそうで、
それが融けたばかりなので、金玉水周辺は今、春なんだとか。

よって、植生や生態系も今、春なので、
水溜りにクロサンショウウオが居るから探してみてごらん、
という話し。

この話しを聞いて目の色が変わった娘。

溜まった疲れのなんのその!(笑

その水溜りはすぐには見つからなかったのだが??

居ました居ました♪


3cmぐらいかなぁ。
大きくても5cmぐらいの超かわいいのがいっぱい!

娘は手で掬いたいのだが、手の体温でヤケドさせて
しまうので、水から上げないという条件で一匹だけ。

これはほんとにめちゃカワイイ♪
私はこの後ろ足がツボだ。笑

しかしこの環境に不思議だねぇ。。


(金玉水からみた大朝日)

途中、カヤクグリが遊んでくれた。


小屋で使う分の水も大量に確保して、
一旦小屋まで戻り、そして、イザ!

山頂へ!!


娘の疲労具合は分かっていたのだけど、
山頂は見えているときに踏め、という鉄則は
守らなければならないのだ。


(お疲れのご様子。(^^;)

小屋から山頂まではゆっくりペースで10分ほど。
娘は疲れちゃってて少し不機嫌。笑

そして、念願の!
大朝日到着~!!


やったぜ!娘よ!


(山頂にはだーれも居なかった。ここの山頂が無人なのは初めて!)



そして小屋に戻って、カンパーイ♪



ワタクシ、このハイボール500mlを
この度、3本持って行きました。

そして完飲。笑


500三本飲むとこうなります。

私の泊り登山の定番、山形芋煮、


タイカレーを食し、
ほんの少しだけのぞいた夕日を眺め、


7時就寝。(笑


余談。
途中、夜中何度か目を覚まし、風の音を聞いたりして
外の様子を窺っていたのだが・・。

コロコロン、コロンコローンと
外で熊鈴が鳴る音が聴こえたのだが・・?

翌日編へつづく。