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登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

フード配り・24回目

2012-05-25 10:38:45 | インポート
5月20日(日)、
24回目のフード配りに行ってきました。


(出発前)

回ったエリアは前回と同じで
東松島~宮戸島~南三陸~河北郡谷地
~雄勝町~女川~石巻。

一日中スカっと晴れ渡って、
夏が近いと感じる陽気でした。

なんだか・・・
回を重ねるごとに長文になっていくような気もしますが、
良かったら読んでください~(笑


一軒目はいつも東松島・野蒜のボーダーコリー・ムサシのおうち。
ムサシは最近、ガールフレンドのネコちゃんを
ハウスに連れ込んで同棲しているというウワサだったのですが、
どうやら本当のようです。やるなぁムサシ。



ムサシの飼い主さんのおじいちゃん、おばあちゃんは、
行くたびにいつも色々下さるので返って申し訳ないぐらいなのですが、
今回もおばあちゃんが手作りのワンコ用お散歩バッグを
被災地のほかのワンコたちに渡してください、と
たくさん用意して待っていて下さいました。

が、最初に画像を撮るの忘れてしまいました。



デニム地やワンポイントマークつきのもっと可愛いのが
あったのですが、可愛いのから順に売れてしまいました~。

お次は同じく野蒜にあるプルとレオンのおうち。



ここのお父さんは地区のまとめ役として尽力されている方で、
今回も被災住民の代表としてのお話しをたくさん聴かせて下さいました。
今後、何年もかかるであろう仙石線の復旧計画のことや、
野蒜地区の住宅建設について、高台移転や災害公営住宅の建設、
それに伴う地区の方たちの要望、などなど、解決しなくてはいけない
問題がたくさんあるそうです。
仮設に暮らすお年寄りのためにも早くなんとかしてあげたいと
おっしゃっていました。
ニュースや新聞で知る情報ではなく、
こうして直接被災された方から聴くお話しはとても深刻で、
それを取りまとめるお父さんはしばらく大変だろうなと思いました。
次回はフードだけでなく、酒好きと思われるお父さんに
お酒の一本でも持っていきたいと思います。

そして、宮戸島へ。
まず真っ先にユリアちゃんとこに向かうのですが・・
いつもの場所にユリアちゃんの姿は無く、一抹の不安が。
仮設のおうちをのぞいて見ると、エリカラ付けたユリアちゃんが。



2週間ほど前に急に体調を悪くし、病院へ連れて行ったところ
子宮蓄膿症と診断され、すぐにおなかを開いたそうです。
高齢ということもあってリスクも考えたそうですが、
ほっといても良くならないということで手術したそうです。
しばらくは元気も無く、やっと退院したのは先週の木曜日だったとか。
少しだるそうなところはありましたが、いつもの可愛いユリアちゃんの
姿を見ることが出来て本当に良かった!!

同じく宮戸島のパグ、ラブちゃんち。
前回、海苔の仕事の再開が軌道に乗りそうだという
お話しを伺っていたのですが、なんと!
海苔を乾燥させる為の施設の着工が始まっていました~!



今年9月に設備を完了して、11月からの海苔の収穫に
間に合わせる予定だそうです。
ラブちゃんの飼い主さんご夫婦がとても嬉しそうに
お話し聴かせてくださいました。
(投資もたくさんしたそうです。笑)
引き続き、奥松島産の海苔を宜しくお願いします!!!

もう一つ、ここ東松島で嬉しいことが。
津波被害を受けた東松島市・鳴瀬川河口付近の田んぼ。
昨年はこの広大な田んぼ全域、車や船やガレキが散乱していて、

(取り残された仙石線の車両があった場所です)

この場所が田んぼとしての機能を取り戻すのに何年かかるんだろうと
思っていたのですが、今年なんと♪田植えしていました~!!



農家の庭先で休んでいる人たちの姿が安堵してるかのように映って
とても印象的でした。


石巻市・大川のダイゴロウのおうち。



こちらのお父さんも地区の復旧の為に相当尽力されています。
が、残念なことに今年も田植えは出来なかったそうです。
水揚げポンプと排水ポンプ、地中に埋められたパイプの破損箇所の
修繕工事が間に合わなかったのだそうです。
来年はなんとか出来そうだとはおっしゃっていましたが、
これで丸二年、稲が植えられなかったことになります。
食用菊の栽培もされているということで、そのための冷蔵設備が
何機も設備し直されていて、お父さんも少しお忙しそうでした。

雄勝のネコちゃんたくさんのおうち。



震災後、猫ちゃんたちが自由に動き回った結果、
少々、収集のつかない状態になっていて、
昨年夏ごろからお手伝いさせていただいているのですが、
今回またひと足遅く、子猫ちゃんたちが誕生してしまったそうです。


(ケロちゃんの子。貫禄の若者です)

お話しを伺うと、人の会話を聴いているとしか思えない
ネコのケロちゃんの母性にビックリ。
これからもフードのサポートを続けていきたいと思います。

そして、今回最後に寄った石巻のボーダーコリー・ジャッキー。



昨年末から重い病気を繰り返し、懸命に頑張り続けている
ジャッキーと、飼い主さん家族。
フードも療法食しか食べれなくなっているので、
ワンニャン活動でのサポートはほとんど出来ていない状態なのですが、
今後も少しでも何かお役に立てることがあれば出来るだけのことは
していきたいと思います。
当のジャッキーは今、良くなっていて元気に甘えてきたりは
するのですが、体力は少し落ちている様子でした。
夏に向けて快適空間作りのことなどでまたお手伝いしたいと思います。

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今回、まわってみて感じたこと。
ワンちゃんネコちゃんの飼い主さんたちは、漁業や農業、
水産加工をされている方がとても多く、また地区のために
尽力されている方がおられます。
ほとんどアポなしで突然の訪問にもかかわらず、
みなさんとても歓迎してくださるばかりでなく、
お茶を勧めてくださったりお土産を持たせてくれたり、
また被災地の今をお話ししてくださいます。
漁業、農業、水産業面では行く度に何かしらの進展が見られ、
未だ決定を見ない様々な事柄の合間を縫って、
自発的に行動を起こされている方がたくさん居て、
そういった方たちの並々ならぬ努力があっての復興ということを
行く度に肌で感じてきています。
私にとっても、とても貴重な時間となっています。

それと。
昨年、急に環境が変わった所為か・・
ここにきて体調を悪くしているワンコが増えた気がしています。
これからまた暑い夏が来るので、仮設ワンコの日よけ対策などで
またお手伝いして行きたいと思います。

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ご報告。
今年一月に静岡のミクちゃんが亡くなりました。
全国からお花などがミクちゃんの元に届いたそうです。

そしてそのお返しの分、5万円をワンニャン活動に
寄付してくださいました。

ミクちゃんへの皆さんのお気持ちと、
Ⅰさんの想いがたくさんこもった大事なものを
私どものこの活動に・・
本当にありがとうございます。

今回、活動するにあたって必要だった物資の購入と
今後の活動費に充てさせていただきます。

14歳で虹の橋を渡ってしまったミクちゃんのご冥福を
お祈りするとともに、この場を借りて御礼申し上げます。