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登るのが好きな43歳。
愛犬2頭との遊び記事や自転車、山登りなど、
日々のことを綴ります。

シャチ丸、羅針盤が当たる

2012-09-15 10:10:05 | 鳥海山 SEA TO SUMMIT
正式タイムが発表されました!

ざーーん

カヤック: 0:47:17  21チーム中20位(笑
自転車: 1:47:36  21チーム中8位
ハイク:  3:14:19  20チーム中16位(^^;

総合21チーム中15位でした~。
こうやって順位がついてしまうと
来年はせめて真ん中より上を狙いたい気になりますねぇ。


(あかりさん撮影グラツィエ!、カヤック奮闘中の筆者(笑)


さて。
以下、大会前日開会式&閉会式 編

--------------


大会開催は日曜日ですが、
残念ながら当日受付は行っておらず、
前日の午後3:30までに受付と
カヤック&自転車の搬入を済まさなくてはいけない。

大会前日は子供たちの運動会だったので、
午前中だけ運動会を見て、昼過ぎに河北町発、
14:30吹浦港着でした。

その後、カヤックにゼッケンを付け、
自転車にもゼッケンをつけて本部に預けます。
(用意されている自転車ラックに掛けるだけなので
施錠したほうが◎)



そうこうしている間にあっという間に15:30になってしまい、
16:00から象潟シーサイドホテルで行われる開会式へ!
30分近くかかりました~。

この開会式と環境シンポジウムがとにかく長い!
意義は大変良く分かるのですが、
翌日の準備や夕食の取る時間、睡眠時間のことを
考えると長すぎです。
(シンポジウム講師を務めた内田正洋氏は後日、ラジオ番組で
専門家として海洋環境の現状を伝えていました)





カヤック装備、自転車装備、そして登山装備は
あらかじめバッグごとに分けていたので
あとは食って呑んで寝るだけだったのですが、
もっとゆとりが欲しかったなぁというのが正直なところ。

開会式後はさっさと吹浦港に戻り、預けた自転車の無事と
夜間の警備を確認し、とりあえず安心して寝場所に移動。

西浜キャンプ場の駐車場に車中泊(600円)しようと
寝に入ったのですが、暑くて寝られませんでした!
外には蚊がわんさかいるので窓も開けられず
もう辛抱ならん!と吹浦港へ移動。
雨が結構降っていましたが、気持ちいい風が吹いていたので
窓を少し開けおやすみなさい・・・したのですが、
寝て1時間で全身痒くて起きました!
窓から数匹の蚊が侵入してきたようで、何箇所も刺されてしまいました。
対策後はなかなか寝付けず、まどろんでいるうちに朝の3:30の
起床時刻を迎えた・・・そんな車中泊でした。笑

虫除けと涼しさ確保は来年の命題です!

起床と同時に激しい雨が降り始め、
これはハイク中止か・・・と思うほどでしたが
集合時間に合わせるように見事に雨が上がって、
この日一日天気は持つという山岳会の英断でスケジュールどおり大会開催!


(早朝の吹浦本部)

登山道具と着替え一式を本部が預かってくれて
鉾立まで運んでもらえるので、ほとんど空身でオッケー。
補給食と飲み物だけは必要分確保しなくてはいけません。

そしてカヤック終了後は、ライジャケ、サンダルなどは
自転車の場所に放置。
車のカギなども一緒に放置する形になってしまったので、
これは来年はやめとかないと(^^;

自転車終了後、ヘルメット、靴、等は分かるようにひとつにまとめて、
鉾立本部に放置。
下山後に吹浦港まで送迎してくれるので、そのとき一緒に持って帰ります。
自転車は、大会運営側でしっかりと運搬して頂けるので
お任せしました。

そして閉会式は西浜のホテルで行われました。
抽選で当たる賞品が超豪華!と聞いていたので楽しみに
していましたが、目玉商品のカヤックをはじめ、欲しい!と思うものは
ぜんぜん当たらず、僕が当たったのはコレ↓↓



羅針盤です。(笑)

カヤック持ってねっつの。(笑


完走しました!

2012-09-12 09:57:02 | 鳥海山 SEA TO SUMMIT
鳥海山 SEA TO SUMMIT 2012

あれやこれやと経緯を盛り込みながらだと
長くなるので結論を先に書きます。

完走しました!!(嬉

タイムは自己計測で5時間50分ぐらい。
(時間差スタートで5:40カヤックスタート、11:30山頂小屋着)

<正式タイム>
カヤック47分
バイク1時間47分
ハイク3時間14分
(各種目へ移るときの着替え&準備含む)

------

正直なところ言いますと、
カヤックを完走することが出来れば
後の種目は行ける自信はありました。
がっ
実際はそんなに甘くなく、
カヤックから自転車、自転車からハイクに移ったときの
あの筋肉のダルさったらなくて、今までの山練なんて
なんの役にも立ってねーんじゃねーか?!とさえ思いました。
あー、これが複合競技の難しさかーと痛感いたしました。

-------

まずはカヤック

5:30、競技スタート。
まずはチームから順番にスタートなので、
実際のスタートは5:40ぐらい。


(あかねずみさん撮影、スタート前。緊張しております!)


カードをスリットして浜まで走り、
カヤックを引っ張り出して海へとエントリー。
みな動きが早いので気がアセる!

アセる気持ちを抑えたつもりが、
まずは漕ぎ出し直後にクルッと一回転。
あーっそういえばこのカヤック、カンタンに回るんだった~
と、今度は落ち着いてひとかきひとかき慎重に。

コワイとか言ってらんないので周りは見ないようにしていましたが、
濃い緑色の海が超コワイし、
整水とかいっときながらジャブジャブしてるし
風も波もあって今ココにこんな不安定な乗り物に乗って
浮いてることがもう信じらんない。




地元の友人もリバーカヤックだったので、
同じような不安定さがあるらしく、
ほぼ同じ位置で励ましあいながら
なおかつスキあらば引き離してやるぜっ 
という気持ちでパドリングに集中。

港内を2周なので、追い風区間、横風区間、外海のうねりが入る区間、
向かい風区間ありましたが、
意外なことに向かい風区間が一番漕ぎやすかったですね。

そんなもんなんですかね?

舳先が4~5回波に刺さりましたが
そのたび時が止まったように感じました。


(あかねずみさん撮影、カヤックスタート直後の様子。アリガトウゴザイマス)


そんなこんなしながら
あー・・どうやらこの分だと1周目はなんとか出来そうだ
と思った1周目の半分をやっと過ぎた頃に、なんと!
先頭の艇がわれわれをパスしていった。
こんなに早い段階で周回遅れにされるとは思わなかった。

その後も続々と速い艇が追い越して行き、中には当ブログにも
来てくれるakariさんチームの艇も異次元のスピードで抜いていきました。笑


1周目もまもなく終わる浜まで一直線の区間を
必死こいて漕ぎ進めている頃、
さっき抜いていった艇達が次々とゴールし、
ゴールをコールするアナウンスが響き渡りますが、
こちとらあと一周残ってるぜー・・・。

めちゃくちゃなパドリングなりに操船のコツが分かり始めたので、
1周目ほどキツくなかったけれど、体のあちこちに疲労が溜まって
なかなかガマンな2周目でした。

同じようなペースで漕ぎ進めているのは、
地元の友人と僕と、もう一人。
後ろをみればやはり苦労して漕いでいる一艇いるのみで、
他の艇はとっくのとうにゴールしている。
さびしすぎる・・・。

あとはもう沈しないようにだけ気をつけて、
ゴールを目指してなんとか無事カヤック終了~。
(浜に上がるとき、足腰フラフラで力はいらず、沈してドボンしました)

さ、お次は自転車。(以下しばらく画像ナシ)

これは毎日練習してるし、今日一番気楽だぜ~♪
なんて思ったのが大間違い。
カヤックでさんざん消耗した足に力が入らず、ツライ。

時間的に考えると、8:00ごろに鉾立に着いていればいいので、
そんなに急ぐこともないし、むしろここで頑張っちゃうと
後のハイクに響くのでここはゆっくり・・と思うものの、
やっぱり気はアセるし早く着くに越したことはない。

カヤックであれだけの差をつけられたのだから、
長い時間一人旅なんだろうなぁと考えていましたが、
思いのほか下のほうにまだたくさん走ってる方がいて、
ここでやっとひと安心。
やっぱりビリッケツはあまりいい気分ではないですからねぇ(笑

このコース、誰に訊いても後半がキツイということでしたが、
実際に走ってみた感想としては前半がキツイですよ。
九十九折りが続く後半は比較的楽でした。

途中、駒止というとこでチェックがあるので
一旦バイクを降りなくてはいけないのですが、
シングルの人は免除してくれてもいいんじゃないかな??
あそこで降りるのってなかなかイヤなもんがありましたよ。
改善されれば良いのですが。

駒止後は広葉樹の森を抜ける九十九折りをいいペースで
走ることが出来て、気分爽快◎
やっぱこーでなくっちゃ。

山形・秋田の県境を越えるあたりはほぼ平坦。
そして鉾立までの最後の登りを終えて、鉾立到着~。
8:15だったようです。

ラストのハイク~。

鉾立の建物の陰に隠れてお着替え。
参加者の中にはほとんど着替えず登りはじめる方も。


(鉾立本部の自転車ラック)

身支度整えて、さーラストのハイク!
8:30再スタート。
はりきって参りましょ~!


(鉾立登山口)

と、登りはじめたはいいけど、何もかもが重い!!
地球の重力が5割り増ししたのではと感じるほど重い。

ふだんほとんど使わないストックを最初っから活用して、
少しでも足に負担が掛からないようにして
じっくりと一歩づつ。

ハンガーノックと脱水症状が怖いので、
水分補給をこまめに取り、スタート時にポッケにしのばせておいた
ブラックサンダーとおやつサラミを食いながら歩く。

すると、賽の河原あたりで少し体が動くようになってきた。
御浜の足切りタイムは10:30なので、時間的余裕は充分◎
けど、体が動くときに稼いでおいたほうが良いし、
ハイクで全力を出し切るという目標があったので
ペースを落とさずに。

そして御浜到着9:30。
1時間の貯金が出来たので少し休もうかと思いましたが、
あいにく鳥海湖も見えないし、風がびゅーびゅーで寒い!


(帰りに撮影。鳥海湖)

ということで長居は無用。
第二足切りポイントの七五三掛け目指します。

そして七五三掛到着時刻は・・・忘れました。
でもまだ貯金は1時間以上あったはず。

そして鳥海山イチの難所、千蛇谷。
7月にあれだけあった雪渓はほとんど消えてた。



カヤックで踏ん張ったことで消耗した足が
ここにきて上がらなくなってきて、大きな段差に
足をかけるとき結構くる。

前回来たとき、さほどきついとは思わなかったけど
今回はなかなかきつくて、⑥~・・・⑦~・・・・
⑧~~・・・・・・っと続く道標が早く⑨になってくれないかと
真剣に思いました!

念願の⑨を過ぎたころ、やっと山頂小屋が見えて、
そしてゴール!!



到着時刻は11:30少し前、かな?

カヤックスタートからの合計タイムは
自己計測で5時間50分でした。

山頂小屋で15分ほど休憩して
膝が痛み出す前にさっさと下山してしまおうということで
11:45、下山開始。




14:30、鉾立に下山。


(鉾立で送迎待ちの間、ノンアルビールでひとりカンパイ♪)

長かったような、慌しくあっという間だったような
とにかくスゴい一日でした!

一日のデータを取ってみました。

運動時間   9:05:45
消費カロリー 4313kcal
獲得標高   2386m(アップダウンあるので)
平均心拍   125
最大心拍   156

たぶん自転車で最大心拍出たと思うのですが
やっぱりセーブしてる数字です。
ここでもっと上げちゃっていたら僕の場合ハイクで
バテてたでしょうねー。

(ちなみに、優勝の方のタイムは僕より2時間も速い
3時間49分だったそです。)

ちょっと余談ですが・・
装備のありかたも人それぞれでした。
特に山。
何も起こらないと判断してのことなのかどうなのか
分かりませんが、軽装な人がずいぶんいました。
その点、バックカントリーなどしてる方は明らかに
装備が万全だったように思います。

セルフレスキューという点で考えると
もちろんそうあるべきだと思います。

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