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日々の日記など

てっぱくに行ったぞー

2025-02-11 | 美術館・博物館
日曜日と建国記念の日の間の平日の月曜日、
“てっぱく”こと鉄道博物館に行ってきました。

鉄道博物館には、以前行ったことがあるんですが、
その時は、今の本館くらいしかなかったんですよね。
それでも十分に広いなと感じたんですが、
だいぶ前にリニューアルされて、
更に中身が充実という事で行く事に。

いやね、休みの合間とはいえ、
平日の月曜日ですよ。
空いていると思うじゃ無いですが。
甘かったですね。

1000amの開館直前位に大宮駅にいたんですが、
ニューシャトルの駅に向かう子供連れの人の波・・・。

う、うそ・・・

そして、ニューシャトルを鉄道博物館駅で降り、
鉄道博物館方向に向かうと、行列を整理する
準備がなされていました。
マヂか・・・

甘く考えていましたよ。
まぁ、土日や連休に比べれば大したことないと思いますが、
こんな日でも、子供連れは来るんですね。
参りました。

入場料を払い、中に入ります。

鉄道博物館の展示物の写真は、
公式HPや、いろんな人のblogなどで見られるので、
今回の私のblogでは、写真は少なめに・・・
(実際には、結構撮ってしまったのだけどね)

今回鉄道博物館に行った主な目的は、
御料車を見たかったから。

という事で、御料車から始まります。

こちらは1号御料車。

国指定重要文化財・鉄道記念物

そうだ。
鉄道博物館での展示車両は、基本的には
そのまま空間に展示されているのですが、
御料車だけは、ガラスで仕切られた保存空間で、
普通の博物館っぽく展示されているんですよね。
なので、写真に写りこみとかあると思いますが、
ご容赦を。

そして、ギリギリ見られた1号御料車の内部

御座所の様です。

こちらは2号御料車(鉄道記念物)

1号御料車と違い、手すりがありますね。

7号御料車(鉄道記念物)の御座所

1号御料車、2号御料車は、小型だったので、
車両全体の写真を撮れましたが、
このあたりからは、いまの鉄道車両と
同じくらいの大きさになってきたので、
車両全体の写真は無し。
気になった部分の写真になります。

7号御料車の御剣璽奉安室

天皇陛下が行幸するときに剣璽も一緒に移動する場合、
それを安置するための部屋です。
ちなみに、いまの皇室用自動車も
剣璽を安置できるようになっているらしいです。

9号御料車(鉄道記念物)の食卓

9号御料車は食堂車で、
7号御料車、8号御料車と共に
運用されるそうです。
現存最古の食堂車だそうです。

9号御料車の壁

装飾が豪華です。

10号御料車(鉄道記念物)の展望室

10号御料車は展望車だそうです。

同じく10号御料車

やっぱり壁の装飾が豪華ですね。

12号御料車(鉄道記念物)の御休憩室


これら御料車は、実際には“旧”御料車というべきで、
全て現役車両ではなくなっています
まぁ、博物館に収蔵されているくらいだしね。

ちなみに、いま天皇陛下がお召列車で移動される場合は、
“通常の”営業用車両を使われることがほとんど。
天皇陛下が那須御用邸に移動される際に新幹線を使われますが、
この時も、一応“通常の”営業用車両を使っています。
一編成貸し切りですが。
ただこの際、“通常の”営業用車両という事になっていますが、
実は、見た目ではわからないよう防弾装備がされているらしいです。

その他、JR東日本ではお召列車として使用することが出来る
E655系電車を整備・運用しています。
このE655系電車にのるツアー商品が一般販売されていますが、
この時使われるのは、御料車として使用する特別車両以外の
車両になっているそうです。
いま日本で御料車として想定しているのは、そのくらいじゃ無いかな。

近鉄も、天皇陛下のお召列車を運行する時がありますが、
その時は、専用車両ではなく、“しまかぜ”を整備して
運行に供したりしています。

あと、天皇陛下がつくばに行幸される際には、つくばエクスプレスの
通常の車両を用いられたりしています。TX-2000系っぽかったです。

この御料車の展示のすぐ横には、
御料車けん引仕様のC51形蒸気機関車。

御料車関係は、これで終わりです。

次は、新幹線0系。

1964年に新幹線は開業したので、
去年は新幹線開業60周年だったんですね。
今年は61周年。

で、こちらは、開業当時の雰囲気の0系。

この写真だと判りにくいですが、
連結器が格納されているノーズの部分がアクリル樹脂製。
なので、中で照明が光ると、ノーズも光って見えるんですよね。

初期の頃は、こう言う仕様だったそうですが、
鳥がぶつかってノーズが壊れることが起きたので、
その後は、金属製に置き換えたそうです。

これは0系の車内。

座席は回らないので、転換クロスシート!
新幹線なのにマヂか。

順番が変ですが、これは新幹線工事の前、
新幹線にかかわる実験線を管理・運用していた
モデル線管理区の看板(右)と
新幹線起工式の時に使った鍬(左)。

鍬には、新幹線起工式の時の国鉄総裁
十河信二の署名などがあります。

展示場所は飛んで、南館3階になりますが、
新幹線開業の頃のポスターとかがありました。

ガチで“超特急”と言っているんですね。

これは開業当時の新幹線料金。

まだ、料金の等級制があったんですね。
1等は2等の倍以上の料金。
いま普通車とグリーン車で倍の違いは無いよね。
1等の料金に“税込”とあるのは消費税ではなく、
通行税だそうです。

これは営業案内と新駅の案内。

駅よりも、交通公社(いまのJTB)の方が、
早く販売していたというのが驚き。

1970年万博への誘い。

“回遊券”とありますが、これは後の周遊券?
10日も有効期間があるのも驚き。

次は、外。

鉄道博物館には、多数の鉄道車両が展示されています。
当然、とこかから搬入する必要があるわけですが、
南館の線路側に、営業線からの引き入れ線が!

この反対側は、鉄道博物館の館内に続いています。

その引き入れ線の横にはE1系

もう、2階建て新幹線なんて無いんだろうな。

ここから南館の中へ。

南館の1階は仕事ステーション。
駅窓口や改札などで、駅業務体験が出きるっぽいです。

その横には車両が展示。

こちらは初代山形新幹線の400系。

2階から屋根を見ることが出来たのですが、
足跡とかがあって、実際に営業していた車両ですね。

400系の隣にE5系。

ノーズコンシャスのあり得ないアングルですw

このE5系ですが、実はU0編成というモックアップ。

中の座席まで精巧に設置されていますが、
全く営業したことがありません。
10号車なので中にはグランクラスの座席が
設置されていました。

2階からみるとこんな感じ。


そのまま南館の3階へ。
ここは歴史ゾーンになっています。

そこには貴重な資料がありました。
高速台車振動研究会資料綴りです。

終戦直後の1946年から研究会は始められているんですね。
鉄道技術は、経験工学の塊ともいわれるんですが、
それの理論工学化を試みた研究会ともいえると思います。

その中に、新幹線の父ともいわれる島秀雄の名前が!

彼らの研究があって、新幹線があるわけです。

新幹線では、高速で線路横の信号を見ることは出来ないので、
車両に信号を乗せる車上信号方式が使われていますが、
それの初期研究の研究装置。

車内信号装置と呼ぶようです。
ってか、形が、そのまま信号の様な気が・・・
戦前の研究の様です。

時代は一気に進みます。
MARSの中央処理装置がありました。


これは、上の写真で右側の蓋が空いた部分のUP。

流石に真空管は無いようですが、
LSIとかではなくて、普通に抵抗とか、
コンデンサとかが見えます。
今のスマホよりも性能悪いんだろうな。

これが博物館収蔵品になっているのがびっくり😲

銀座線の車内駅名表示装置。
つい最近まで普通に見てたんだけどなぁ・・・

ここからは再び本館の車両展示を中心に。

これは、国鉄485系電車の車内


一応特急車両ですよ。
でも、座席がこれ。

ペアシート状態。
特急なのに!

貨物車量も展示されています。
こちらはレムフ10000形貨車の車掌室。

奥のドアの空いているところは、
たぶんトイレではないかと・・・。
そして部屋の真ん中にはストーブ。

ストーブの炊き方が壁面に表示されていました。

なんかストーブ一つに面倒ですね。
いまなら、普通に温風ヒーターとかありそうですが。

クモハ40車内。

外観は、てっぱく公式HPとかで見てください。
戦前期の標準型通勤電車だそうですが、
一部では1980年代も使われたそうです。
ってか、こんな古いモノどこで使ってた?

C57形蒸気機関車。

真ん中の転車台に載っていまいた。
毎日1200と1500に転車台の回転が行われます。
見てきました。
かなりスムーズに回転していました。

EF55形電気機関車。

以前はこちらの車両が転車台に載っていた事も
あるようです。
準鉄道記念物。

ナデ6110形電車の車内

外観は、てっぱく公式HPとかで見てください。
国指定重要文化財・鉄道記念物

弁慶号機関車

鉄道記念物。
北海道で使われていました。
有名な車両ですね。

こちらは、その弁慶号に連結された開拓使客車の車内

結構豪華な造りですが、一般の営業用ではなく、
開拓使長官などが使用したようです。
鉄道記念物。

1号機関車

新橋~横浜の鉄道開業時にイギリスから輸入された機関車。
鉄道記念物で重要文化財指定されています。


こちらは、1号機関車に引かれた形の客車の側面

3等車なんですが、下等って!
当時は、上等・中等・下等なのか。

善光号機関車

鉄道記念物

マイテ39形客車の車内

所謂1等車です。
戦前の1930年製造。
めちゃくちゃ豪華です。

展示車両はほかにもありましたが、
私のとった車両の写真は以上。

そうそう。
北館のミニ運転列車にあり得ないものがw

近頃、JR東海のドクターイエローが引退し、
話題になりましたが、JR東日本にも
新幹線検測車両『East i』があります。
普通は当然乗車できないのですが、
鉄道博物館では乗車できるようですwww

最後。

JR東日本の新幹線に乗って鉄道博物館の横を通る時、
新幹線を眺めているお子様が沢山いたりするわけですが、
その秘密が判りました。

新幹線ラウンジという、新幹線の高架橋横のラウンジに
通過予定時刻表が掲示されていました。
ただ、これの注意が必要なところが、
運転日注意の臨時の新幹線もラインアップされているっぽいこと。
ってか、臨時の新幹線までラインアップするってさ、
てっぱくの職員も鉄な人なんですねw

いやぁ、面白かった。
開館直後から、昼時までいたんですが、
そのままてっぱく内でランチをとれば、
一日中いられたなwww

流石にそれは止めたけどね:-p

JR西日本の京都鉄道博物館にも行ったことがあるので、
JR系の鉄道博物館だと、あとは、JR東海のリニア・鉄道館ですね。
そこはまだ未踏の地です。

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鉄道博物館


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