goo blog サービス終了のお知らせ 

Log Book

日々の日記など

東京藝術大学大学美術館 『相国寺展』

2025-04-13 | 美術館・博物館
春になり、桜が咲いて散って、
ゴールデンウィークも近づいてきた土曜日、
久しぶりに東京藝術大学大学美術館に来てみました。
相国寺展です。

上野には少し早めに到着していて、スタバでコーヒー☕を
しばいてから、10:30ごろの到着です。

中に入ってみると、意外に混んでいます。
しかも、客の年齢層が意外に高い。
いつも行くのは西洋絵画の特別展が多いのですが、
寺社仏閣に関連した特別展だからかなぁ。

音声ガイドは、俳優の向井理さん。
ってかさ、向井理さんというと、
なんかNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の足利義輝しか
出てこないんですよねwww
この相国寺は、足利義満が発願しましたからねぇ。
だからの向井理さんかとwww

そしてここに来るまで不勉強だったんですが、
鹿苑寺(金閣)と慈照寺(銀閣)も、この相国寺の
山外塔頭なんですね。
だから、展覧会のタイトルにも入っているんですね。

展示を見てみると、「なんか、若冲味を感じるなぁ」と
思っていたら、ご本人登場。
そう言えば、若冲って、
書いた絵画を相国寺に沢山寄進していたんですが、
それらを描く前に、相国寺の絵画を沢山見ていたんでしょうね。

その他にも、池大雅や円山応挙の作品も展示されていました。
そう言えば彼らも、伊藤若冲と同時代の人達ですもんね。

あとは雪舟。
雪舟は相国寺で修行したという事で、描いた画が残っていました。
もっとも、知っている雪舟の画ではなく、ちょっと違う印象を
受ける感じの画でしたけどね。

桜🌸は半分くらい散っていました。









名称相国寺承天閣美術館開館40周年記念
相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史
会期2025年3月29日(土)~5月25日(日)
会場東京藝術大学大学美術館
当日観覧料一般2,000円、大学生・高校生1,200円、中学生以下無料
開館時間10:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日、5月7日(水)
※ただし、5月5日(月・祝)は開館

丸紅ギャラリー 『ボッティチェリ 美しきシモネッタ』

2025-03-23 | 美術館・博物館
東京国立近代美術館の『美術館の春まつり』の後は、
ランチをはさんで、丸紅ギャラリーをはしご。

以前から、丸紅ギャラリーの存在は認識していて、
行ってみたいと思っていたんですが、土曜は開館しているんですが、
日曜・祝日閉館なので、意外にタイミング合わず。

3月21日は平日の金曜日だったので、チャンスとばかりに
行ってみました。

皇居のお堀に面して、で~んと丸紅本社が建っている訳ですが、
どこがギャラリーへの入口かわからず・・・
駐車場の整理をしている方に聞いてしまいました。

どうも、普通にビルの中に入り、
社員用のゲートでは無い方の、大手町側の端にあるエレベータか
エスカレータで3階に上がると良いようです。

3階に上がると、目線が首都高と同じ高さ。
顔を振ってみると、首都高の尋常ではないバンクが良く見えましたw

付近には“丸紅ギャラリー”とか書いてある様な入口は無し。
ギャラリーですが、展示会のポスターはあったので、
そこから一番近い自動ドアが、丸紅ギャラリー入口でした。
もう少しわかりやすくしてもらえると良かったかも。

入館料は500円ですが、現金不可で、交通系IC、クレジットカード、
QRコード決済で支払う必要があります。
それと、入館料は全額、社会福祉法人丸紅基金に寄付されるそうです。
ちなみに高校生以下の入館料は無料です。
館内の撮影は不可です。

ギャラリーですが、20人用の会議室くらいの広さ。
それほど広くはありません。

展示されていたのは、
今回の企画展のテーマ『美しきシモネッタ』にまつわる書籍類や、
『美しきシモネッタ』に関する解説類。
そして、『美しきシモネッタ』。

まぁ、美術館じゃ無いですからね。
多数の作品は無いか。

『美しきシモネッタ』の現物を、安価にみられたという事で良しとしましょう。
ちなみに、丸紅ギャラリーのHPを見ていたら、過去にも『美しきシモネッタ』の
企画展は行われている様でした。
展示内容が今回と違うのか同じなのかは、わかりません。








名称ボッティチェリ 美しきシモネッタ
会期2025年3月18日(火)~5月24日(土)
会場丸紅ギャラリー
入館料一般500円、高校生以下無料
※現金利用不可。交通系IC、クレジットカード、QRコード決済などキャッシュレス決済の利用必須
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日日曜日、祝日

東京国立近代美術館 『美術館の春まつり』

2025-03-22 | 美術館・博物館
3月19日は気温が下がり、
雪が降ったり、雹が降ったりしましたが、
やっぱり、もう春なんですよね。
翌日の春分の日から天気は回復、
平日の3月21日は、気温も回復。

という事で、
春分の日と土曜日の間の昨日、
3月21日金曜日は会社を休んで美術館巡り。

桜が咲くこの時期、
東京国立博物館では『博物館でお花見を』という
企画を毎年行っていて、何度も行ったことがあるんですが、
春企画があるのは、東京国立博物館だけじゃ無いんですよね。
東京国立近代美術館でも、『美術館の春まつり』が行われます。

以前から、東京国立近代美術館でも、
そう言う春企画をやっているのは認識していて、
行ってみたいなぁと思っていたんですが、
中々行く機会はありませんでした。

そして今回、折角の平日休みを取ったので、
以前から行こうと思っていた東京国立近代美術館の
『美術館の春まつり』に行ってきました。

この『美術館の春まつり』は企画展ではなくて、
通常のコレクション展で、春っぽいものを集めようという企画。
なので、入場料は通常のコレクション展の料金。
お得です。

東京国立博物館の『博物館でお花見を』は、
絵画だけでは無く、陶器や書き物など、
博物館なりの様々な展示物があるんですが、
東京国立近代美術館の『美術館の春まつり』でも、
絵画の他、工芸品の展示もありました。
とはいえ、春を描いた絵画(掛け軸、巻物)が
全体的には多いですね。やっぱり。

東京国立近代美術館では、撮影禁止の作品を除き、
フラッシュなしでの写真撮影は可なので、
『美術館の春まつり』の作品の写真を撮ってきたので、
以下から示します。
大体、展示順になっています(はず)。

これは小林古径『極楽井』

小石川伝通院には“極楽乃井”と呼ばれる泉があったそうですが、
この作品の作者の小林古径は小石川に近いところに住んでいたそうです。
描かれている花は、桜では無くて白木蓮。

土田麦僊『舞子林泉』

京都南禅寺の天授庵の庭を背景に描いているそうです。

鈴木主子『和春』

描かれているのは、梨の花らしいです。
その他、蒲公英もあるみたいですね。

山元春挙『塩原の奥』

巻物だったので、全部は撮れず、上はその一部。
桜が描かれているところです。

菊池芳文『小雨ふる吉野』

吉野と言えば桜ですからね。
満開の桜が雨に濡れている姿です。

藤井達吉『草花図屏風』

絵かと思ったら、工芸作品でした。
よく見たら花が貝殻っぽいもので作られています。

河合玉堂『行く春』

長瀞を描いたものだそうです。
写真だと判らないかもしれませんが、
桜が舞い散るシーンが描かれています。
“さくら ひらひら 舞い降りて落ちて揺れる♪”ですね(違う)

森口華弘『縮緬地友禅花丸文着物 薫影』

着物で作者の名前が付いたものを見るのは初めてかも。
東京国立博物館でも、縮緬の友禅を見るんですが、
それらは、江戸時代の作品とかなので、作者は無いんですよね。

小林古径『双鳩』

鳩って、春なの??

船田玉樹『花の夕』

絵具をポタポタと垂らして描いたように見えますが、
実は、ちゃんと絵筆を使って描かれています。

松林桂月『春宵花影図』

桜の後景にあるのは、朧月だそうです。
という事は、日中ではないんですね。
桜は胡粉を使って描かれているそうですが、
それ以外は墨で書かれているそうです。

跡見玉枝『桜花図巻』




これは、25面ある上に、たくさん桜が描かれているので、
上の写真は、気になったものです。
描かれている桜の種類は40種類だそうです。

以上は『美術館の春まつり』企画の作品ですが、
それ以外の作品もいくつか撮影したので、
以下から示します。

吉田ふじを『花咲く丘』

これは、『美術館の春まつり』の企画に含まれないんですが、
花が咲いていて、春っぽいと思うんですけどね?
実は、描かれている季節が違うとか??

清宮質文『葦』

なんかね、見た瞬間「カオナシだっ!」って思ったんですよね。
『千と千尋の神隠し』見た事無いんですけどねwww

清宮質文『告別』

犯人の犯沢さん??

菅野聖子『レヴィ・ストロースの世界Ⅰ』

レヴィ・ストロースは“フランスの社会人類学者、民族学者”らしいんですが、
その人が、なんでこう言う形に???
でもさ、これはどう見ても、ダイヤグラムwww
写真を撮ろうとしたら、バーコードリーダーが起動しました(笑)

こちらは、いつもの“眺めのよい部屋”

桜が咲くと、また一段ときれいに見えます。
今日はまだ桜前・・・

美術館の前には、フードトラック。
軽食やコーヒーの他、甘酒もありました。
意外に風が冷たかったので、温かい甘酒を購入です。

北海道の上川大雪酒造というところの甘酒だそうです。
北海道産米による麹と、大雪山系の天然水で作られていて、
ホンモノの甘酒なので、砂糖なし。
でも、ちゃんと甘かったです。
人工的な甘みじゃないんで、心地よい甘さでした。

-----
東京国立近代美術館
美術館の春まつり

トーハクの『たてもの散歩ツアー』に参加してみた

2025-03-17 | 美術館・博物館
東京・春・音楽祭の『R.シュトラウスの室内楽』公演前、
時間があったので、東京国立博物館に行ってみました。

時間的には、1130直前位だったのですが、
トーハクの本館に向かっていると、
トーハクボランティアのビブスを付けている人たちが
何やら参加者を募っているっぽい。

知らないで行ったのですが、その日は、
月に2回行われている『たてもの散歩ツアー』の開催日で、
それの参加者を募っているボランティアの人たちでした。

行く予定の演奏会まではまだ時間があったので、
折角なので参加してみることに。
ちなみに、ツアー途中の出入り自由だそうです。

開始時刻まで数分待って、『たてもの散歩ツアー』開始です。

参加したツアーは、本館と表慶館と黒門の3つを回るコース。

まずは、本館から始まります。
今の本館が、2代目の建物だという事は知っていたのですが、
ちゃんとした説明って聞いたことが無かったんですよね。
それと、今回説明を聞きながら、あらためて建物を見たのですが、
そう言えば、こんなに建物自体を見たことも無かったなと思いました。

一番興味深かったのは、鬼瓦の話。
本館にには、33基の鬼瓦が設置されているそうなんですが、
車寄せのところにある3つだけは、鬼じゃなくて、
正面には朱雀、西側には白虎、東側には青龍があるそうです。
ちょっと遠いのでわかりにくいのですが、みて見ると、
確かにその通りでした。

後は、 便殿の話ですかね。
最近、扉が開かれて公開されているので中は見たことがあるんですが、
便殿は丁度車寄せの上の部分にあり、バルコニーも設置されているとか、
便殿、車寄せの中心、正門の中心、上野公園の噴水は一直線上にあり、
その直線を伸ばすと皇居に届くとか言う話も面白かったです。

あとは、本館1階中庭側のラウンジの話。
このラウンジの壁は、宝相華文様があしらわれていて、
線画をモザイクタイルで表し、周囲の凹凸は漆喰にニス塗りで
作られているんですが、あまりにも工作が手が込んでいるので、
いまや、修復が中々難しいとかも言っていました。
あんまり触っちゃいけないんだな。

次は表慶館。
本館は2代目という事なので、東京国立博物館でいちばん古い建物は、
実は表慶館なんだそうです。

入口には、2頭のライオンが対で鎮座しているのですが、
よく見ると、向かって右が口を開けていて、左が口を閉じています。
これって、阿吽を示しているそうです。
建物がネオ・バロック様式でめっちゃ洋式なのに、
そう言う細かいところに和風の表現が取り入れられているんですね。

あとは、2階上部に示されているレリーフ。
製図用具、工具、楽器などをモチーフに作られているそうなんですが、
向かって右翼の、右から3つ目のレリーフが、般若面とそれを作る工具が
描かれているそうで、それも、和を意識したものだそうです。

表慶館って、めっちゃフォトジェニックな建物なんですが、
通常は非公開なのが残念なところ。
内部の見学は、常時できるようになっているとうれしいですね。

最後は、黒門。
黒門が、鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門という事は知っていましたが、
トーハクに移築されるまで、所々、点々と移転してきていたとは
知りませんでした。

元々鳥取藩池田家は、いまの丸の内3丁目、帝劇付近にあったそう。
その後黒門は、明治維新に伴い、
高輪にあった当時の東宮御所(現高輪皇族邸)に移築され、
その後、1954年に東京国立博物館に移築されたそうです。

元々この池田家は、外様大名なのですが、こう言う格式の高い門を
作ることが許されたのは、池田光政の正室に徳川家の血を引く勝姫を
迎え入れたかららしいです。

ガイドツアーって、そう言う事を聞けるのが良いんですよね。

今回のツアーは、本館、表慶館、黒門を回るコースでしたが、
開催回によっては、
黒門では無く校倉を回ったり(ってか、存在を知らんかった!)、
法隆寺宝物館を回ったり、いろいろ異なる様です。

ちなみにこの日は、思ったよりも気温が低くて、
ツアー時間は40分弱だったのですが、
終わる頃には、手先とかちょっと冷え切っていました。

これが、入場料だけで聞けるのは良かったです。
他にも、いろんなガイドツアーがあるっぽいので、
次に行くときは、狙って行ってみようかな。

てっぱくに行ったぞー

2025-02-11 | 美術館・博物館
日曜日と建国記念の日の間の平日の月曜日、
“てっぱく”こと鉄道博物館に行ってきました。

鉄道博物館には、以前行ったことがあるんですが、
その時は、今の本館くらいしかなかったんですよね。
それでも十分に広いなと感じたんですが、
だいぶ前にリニューアルされて、
更に中身が充実という事で行く事に。

いやね、休みの合間とはいえ、
平日の月曜日ですよ。
空いていると思うじゃ無いですが。
甘かったですね。

1000amの開館直前位に大宮駅にいたんですが、
ニューシャトルの駅に向かう子供連れの人の波・・・。

う、うそ・・・

そして、ニューシャトルを鉄道博物館駅で降り、
鉄道博物館方向に向かうと、行列を整理する
準備がなされていました。
マヂか・・・

甘く考えていましたよ。
まぁ、土日や連休に比べれば大したことないと思いますが、
こんな日でも、子供連れは来るんですね。
参りました。

入場料を払い、中に入ります。

鉄道博物館の展示物の写真は、
公式HPや、いろんな人のblogなどで見られるので、
今回の私のblogでは、写真は少なめに・・・
(実際には、結構撮ってしまったのだけどね)

今回鉄道博物館に行った主な目的は、
御料車を見たかったから。

という事で、御料車から始まります。

こちらは1号御料車。

国指定重要文化財・鉄道記念物

そうだ。
鉄道博物館での展示車両は、基本的には
そのまま空間に展示されているのですが、
御料車だけは、ガラスで仕切られた保存空間で、
普通の博物館っぽく展示されているんですよね。
なので、写真に写りこみとかあると思いますが、
ご容赦を。

そして、ギリギリ見られた1号御料車の内部

御座所の様です。

こちらは2号御料車(鉄道記念物)

1号御料車と違い、手すりがありますね。

7号御料車(鉄道記念物)の御座所

1号御料車、2号御料車は、小型だったので、
車両全体の写真を撮れましたが、
このあたりからは、いまの鉄道車両と
同じくらいの大きさになってきたので、
車両全体の写真は無し。
気になった部分の写真になります。

7号御料車の御剣璽奉安室

天皇陛下が行幸するときに剣璽も一緒に移動する場合、
それを安置するための部屋です。
ちなみに、いまの皇室用自動車も
剣璽を安置できるようになっているらしいです。

9号御料車(鉄道記念物)の食卓

9号御料車は食堂車で、
7号御料車、8号御料車と共に
運用されるそうです。
現存最古の食堂車だそうです。

9号御料車の壁

装飾が豪華です。

10号御料車(鉄道記念物)の展望室

10号御料車は展望車だそうです。

同じく10号御料車

やっぱり壁の装飾が豪華ですね。

12号御料車(鉄道記念物)の御休憩室


これら御料車は、実際には“旧”御料車というべきで、
全て現役車両ではなくなっています
まぁ、博物館に収蔵されているくらいだしね。

ちなみに、いま天皇陛下がお召列車で移動される場合は、
“通常の”営業用車両を使われることがほとんど。
天皇陛下が那須御用邸に移動される際に新幹線を使われますが、
この時も、一応“通常の”営業用車両を使っています。
一編成貸し切りですが。
ただこの際、“通常の”営業用車両という事になっていますが、
実は、見た目ではわからないよう防弾装備がされているらしいです。

その他、JR東日本ではお召列車として使用することが出来る
E655系電車を整備・運用しています。
このE655系電車にのるツアー商品が一般販売されていますが、
この時使われるのは、御料車として使用する特別車両以外の
車両になっているそうです。
いま日本で御料車として想定しているのは、そのくらいじゃ無いかな。

近鉄も、天皇陛下のお召列車を運行する時がありますが、
その時は、専用車両ではなく、“しまかぜ”を整備して
運行に供したりしています。

あと、天皇陛下がつくばに行幸される際には、つくばエクスプレスの
通常の車両を用いられたりしています。TX-2000系っぽかったです。

この御料車の展示のすぐ横には、
御料車けん引仕様のC51形蒸気機関車。

御料車関係は、これで終わりです。

次は、新幹線0系。

1964年に新幹線は開業したので、
去年は新幹線開業60周年だったんですね。
今年は61周年。

で、こちらは、開業当時の雰囲気の0系。

この写真だと判りにくいですが、
連結器が格納されているノーズの部分がアクリル樹脂製。
なので、中で照明が光ると、ノーズも光って見えるんですよね。

初期の頃は、こう言う仕様だったそうですが、
鳥がぶつかってノーズが壊れることが起きたので、
その後は、金属製に置き換えたそうです。

これは0系の車内。

座席は回らないので、転換クロスシート!
新幹線なのにマヂか。

順番が変ですが、これは新幹線工事の前、
新幹線にかかわる実験線を管理・運用していた
モデル線管理区の看板(右)と
新幹線起工式の時に使った鍬(左)。

鍬には、新幹線起工式の時の国鉄総裁
十河信二の署名などがあります。

展示場所は飛んで、南館3階になりますが、
新幹線開業の頃のポスターとかがありました。

ガチで“超特急”と言っているんですね。

これは開業当時の新幹線料金。

まだ、料金の等級制があったんですね。
1等は2等の倍以上の料金。
いま普通車とグリーン車で倍の違いは無いよね。
1等の料金に“税込”とあるのは消費税ではなく、
通行税だそうです。

これは営業案内と新駅の案内。

駅よりも、交通公社(いまのJTB)の方が、
早く販売していたというのが驚き。

1970年万博への誘い。

“回遊券”とありますが、これは後の周遊券?
10日も有効期間があるのも驚き。

次は、外。

鉄道博物館には、多数の鉄道車両が展示されています。
当然、とこかから搬入する必要があるわけですが、
南館の線路側に、営業線からの引き入れ線が!

この反対側は、鉄道博物館の館内に続いています。

その引き入れ線の横にはE1系

もう、2階建て新幹線なんて無いんだろうな。

ここから南館の中へ。

南館の1階は仕事ステーション。
駅窓口や改札などで、駅業務体験が出きるっぽいです。

その横には車両が展示。

こちらは初代山形新幹線の400系。

2階から屋根を見ることが出来たのですが、
足跡とかがあって、実際に営業していた車両ですね。

400系の隣にE5系。

ノーズコンシャスのあり得ないアングルですw

このE5系ですが、実はU0編成というモックアップ。

中の座席まで精巧に設置されていますが、
全く営業したことがありません。
10号車なので中にはグランクラスの座席が
設置されていました。

2階からみるとこんな感じ。


そのまま南館の3階へ。
ここは歴史ゾーンになっています。

そこには貴重な資料がありました。
高速台車振動研究会資料綴りです。

終戦直後の1946年から研究会は始められているんですね。
鉄道技術は、経験工学の塊ともいわれるんですが、
それの理論工学化を試みた研究会ともいえると思います。

その中に、新幹線の父ともいわれる島秀雄の名前が!

彼らの研究があって、新幹線があるわけです。

新幹線では、高速で線路横の信号を見ることは出来ないので、
車両に信号を乗せる車上信号方式が使われていますが、
それの初期研究の研究装置。

車内信号装置と呼ぶようです。
ってか、形が、そのまま信号の様な気が・・・
戦前の研究の様です。

時代は一気に進みます。
MARSの中央処理装置がありました。


これは、上の写真で右側の蓋が空いた部分のUP。

流石に真空管は無いようですが、
LSIとかではなくて、普通に抵抗とか、
コンデンサとかが見えます。
今のスマホよりも性能悪いんだろうな。

これが博物館収蔵品になっているのがびっくり😲

銀座線の車内駅名表示装置。
つい最近まで普通に見てたんだけどなぁ・・・

ここからは再び本館の車両展示を中心に。

これは、国鉄485系電車の車内


一応特急車両ですよ。
でも、座席がこれ。

ペアシート状態。
特急なのに!

貨物車量も展示されています。
こちらはレムフ10000形貨車の車掌室。

奥のドアの空いているところは、
たぶんトイレではないかと・・・。
そして部屋の真ん中にはストーブ。

ストーブの炊き方が壁面に表示されていました。

なんかストーブ一つに面倒ですね。
いまなら、普通に温風ヒーターとかありそうですが。

クモハ40車内。

外観は、てっぱく公式HPとかで見てください。
戦前期の標準型通勤電車だそうですが、
一部では1980年代も使われたそうです。
ってか、こんな古いモノどこで使ってた?

C57形蒸気機関車。

真ん中の転車台に載っていまいた。
毎日1200と1500に転車台の回転が行われます。
見てきました。
かなりスムーズに回転していました。

EF55形電気機関車。

以前はこちらの車両が転車台に載っていた事も
あるようです。
準鉄道記念物。

ナデ6110形電車の車内

外観は、てっぱく公式HPとかで見てください。
国指定重要文化財・鉄道記念物

弁慶号機関車

鉄道記念物。
北海道で使われていました。
有名な車両ですね。

こちらは、その弁慶号に連結された開拓使客車の車内

結構豪華な造りですが、一般の営業用ではなく、
開拓使長官などが使用したようです。
鉄道記念物。

1号機関車

新橋~横浜の鉄道開業時にイギリスから輸入された機関車。
鉄道記念物で重要文化財指定されています。


こちらは、1号機関車に引かれた形の客車の側面

3等車なんですが、下等って!
当時は、上等・中等・下等なのか。

善光号機関車

鉄道記念物

マイテ39形客車の車内

所謂1等車です。
戦前の1930年製造。
めちゃくちゃ豪華です。

展示車両はほかにもありましたが、
私のとった車両の写真は以上。

そうそう。
北館のミニ運転列車にあり得ないものがw

近頃、JR東海のドクターイエローが引退し、
話題になりましたが、JR東日本にも
新幹線検測車両『East i』があります。
普通は当然乗車できないのですが、
鉄道博物館では乗車できるようですwww

最後。

JR東日本の新幹線に乗って鉄道博物館の横を通る時、
新幹線を眺めているお子様が沢山いたりするわけですが、
その秘密が判りました。

新幹線ラウンジという、新幹線の高架橋横のラウンジに
通過予定時刻表が掲示されていました。
ただ、これの注意が必要なところが、
運転日注意の臨時の新幹線もラインアップされているっぽいこと。
ってか、臨時の新幹線までラインアップするってさ、
てっぱくの職員も鉄な人なんですねw

いやぁ、面白かった。
開館直後から、昼時までいたんですが、
そのままてっぱく内でランチをとれば、
一日中いられたなwww

流石にそれは止めたけどね:-p

JR西日本の京都鉄道博物館にも行ったことがあるので、
JR系の鉄道博物館だと、あとは、JR東海のリニア・鉄道館ですね。
そこはまだ未踏の地です。

-----
鉄道博物館

太田記念美術館 『江戸メシ』

2025-01-11 | 美術館・博物館
昨日(1月10日(金))は、午後に時間が出来たので、
表参道の太田記念美術館に行ってみました。

いま太田記念美術館では、『江戸メシ』という
江戸時代の食文化に焦点を当て、浮世絵で、
江戸の民衆の食事模様や料理、食材などを描いたものの
展覧会が行われているという事でGOです。
なんかね、江戸の食べ物事情って、気になりますよね。

会場内写真撮影禁止なので、残念ながら写真はありません。
公式HPなどを参照してください。

思ったのが、意外にみんないいもの食べてるなぁという事と、
なんか今と同じもの食べてるなぁという事。

寿司、蕎麦はもちろんの事、鰻とか天ぷらとか、
お菓子類も団子なんかが描かれている光景もありました。

面白いのが、四代歌川国政「志ん板猫のそばや」や
歌川国芳「道外十二支 未」など、動物が擬人化されて
描かれているものもあること。
どちらも、そば屋での光景なんですけど、
四代歌川国政の「志ん板猫のそばや」は、
そばをひっくり返して慌てている猫がいるし、
歌川国芳の「道外十二支 未」なんかは、
店内のお品書きを見ると「かみなんばん(紙南蛮)」とか
「花まきがみ(花巻紙)」とあって、紙を食べているというオチ。
ちなみにこの時代、ヤギとヒツジのが明確に区別されていない
という事を理解しておく必要があります。
コミカルですね。

あと、花見や料亭とかの宴席を描いた作品もあったんですが、
細かく描かれていますねぇ。
お盆や、お重に入った食べ物も描かれているんですが、
それが細かい細かい。
いやぁ、あんな細かく良く描けると思います。

あとは、葛飾北斎や歌川広重が、丸子のとろろ汁を
描いているんですよねぇ。
その当時は鞠子と表記していたようです。
丸子のとろろ汁って、いまもありますからねぇ。
なんか、時代を超えて同じものがあるのって、
なんか、面白く感じました。

会期が短いので、行くのであれば要注意。
展示は、面白いです。








名称江戸メシ
会期2025年1月5日(日)~1月26日(日)
会場太田記念美術館
当日観覧料一般1,000円、大学生・高校生700円、中学生以下無料
開館時間10:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日1/6(月)、1/14(火)、1/20(月)

東京国立博物館 『博物館に初もうで』

2025-01-04 | 美術館・博物館
昨日(1月3日(金))は、
東京国立博物館で毎年1月に行われる
『博物館に初もうで』に行っていました。

コロナ禍になってから、
久しく行っていなかったのですが、
2025年、再開です。

2025年は巳年という事なので、
巳に関連する物が展示されています。

第1会場と、第2会場、逆に行ってしまったので
以下も、第2会場のものが先に出てきます。

という事で、まずはこちら

『十二神立像(巳神)』です
重要文化財だそうです。

つぎはこちら

『玄武七宝水滴』
中国の言い伝えで、東に青龍、西に白虎、
南に朱雀、北に玄武という四神がいると
されているそうです。
玄武は、亀と蛇の融合体であらわされる
そうです。
昔からトムブラウンはいたんですね(違う)

『玄武水滴』

こちらも玄武。


『弁才天座像』
とぐろを巻いた蛇の体に、老人の顔という
宇賀神が頭の上に乗っているそうです。
弁才天って、弁財天では無いんですね。

浮世絵もあります。

『渓斎英泉「胆松に白蛇」』
この白蛇は、弁天様(弁才天)のお使い。
正月の配り物として作られたそうです。

巻物もあります。

『土佐光信「清水寺縁起絵巻」巻下』
これも重要文化財。
兼慶という清水寺のお坊さんが、
長野を旅していた時、松の木の下で
寝ていた時に大蛇に巻き付かれたが、
この災難が去ったら、清水寺の門に
仁王像を安置すると誓ったところ、
大蛇は去ったという話を描いたもの。

能面です

『蛇』
蛇というより、角があるんで、
鬼に見えるんですが・・・

ここまで第2会場。
ここから先が第1会場です。


『深鉢型土器』
どのあたりが蛇なのか・・・
わかりませんでした。

日本以外でも

『冠断片』
古代エジプトのもの。
おそらく、オシリス神像の冠に
取り付けられていた冠の一部。


『ヴェッレトリのアテナ』
アテナはアテネの守護神


『金印「漢委奴国王」(模造)』
金印は材質、つまみ(鈕)の形、
下げる紐(綬)で、その人の立場や
役割を示すそうです。
これは、南方の異民族の王として
認めたという事を示しているそうです。


『博物局編「博物館虫譜 亀・蜥蜴・蝦蟇類」』
東京国立博物館の前身組織が記したもの。
アオダイショウが描かれているそうです。
表と裏ですね。


『蛇形土偶』
イランで出土したと伝えられるもの。
素朴ですね。
土偶にも蛇があるんですね。


『蛇形容器』
地中海の東部で出土。
獲物を飲み込んでお腹が膨れたように見えます。


『蛇形容器』顔のUP


『色絵虫魚浮彫飾皿』
無駄にリアル(苦笑)
っていうか、これ、皿としては使えないじゃん。
見る専用という事か。

最後はこれ

『自在蛇置物』
鉄でできているのに、自由自在に動くという・・・


『博物館に初もうで』はここまで。
ここからは、総合展示展も見てきたので、
そちらから正月っぽいと思ったものを。

初夢と言えば“一富士、二鷹、三茄子”ですが、
ひっそりと展示されていました。


賢江祥啓筆・子純得么賛『富岳図』


富士山部分をアップ


伝曾我宗誉筆『古柏蒼鷹図』


こちらも、鷹をアップ

最後に・・

狩野秀頼筆『茄子図』


茄子のアップです。


これは、江戸時代の銅鏡。
“三つ葉葵”“五七の桐”“菊”の紋が入っています。
江戸時代ものですが、“三つ葉葵”は徳川家一門しか
使えないはずなので、徳川家関連の人のモノという事
ですね。


こちらは葛飾北斎『宝船の七福神』
めでたいですね。


礒田湖龍斎『日の出に鷹』


勝川春英『初日の出』


歌川広重『名所江戸百景・するがてふ』
駿河町です。
有名な浮世絵ですが、いまの日本橋の三越付近、
江戸桜通りから富士山方向を見たものです。

最後に

歌川貞秀『福神寶酒宴』

1月3日という事で、本館正面では、
太鼓の演奏とか、いろいろ出し物がありました。

それと、昔は無かったですが、
インバウンド客がめっちゃいましたね。
いや、本当に増えましたよ。

あ、そうそう。
帰る前にミュージアムショップに寄ったところ、
書籍のバーゲンがあったので、一瞬気を失いw、
気が付いたら購入してしまいました。

だってさぁ、モネが1980円のところ550円、
フェルメールが1760円のところ550円。
ゴーギャンとか、円山応挙とかもあったんですが、
2冊で自重。
モネとフェルメールって、ベタですけどね。
あぁ、本棚、図録とかで一杯なのになぁ・・・。

次は、4月ごろのお花見ですかね。

SOMPO美術館 『カナレットとヴェネツィアの輝き』

2024-12-27 | 美術館・博物館
昨日の山種美術館に続き、
今日はSOMPO美術館。

年末って、意外に美術館、博物館が
閉まっちゃっているんですよねぇ。
ここは数少な昨日の山種美術館に続き、
今日はSOMPO美術館。

年末って、意外に美術館、博物館が
閉まっちゃっているんですよねぇ。
ここは数少ない、年末も開いている
美術館。
とはいっても、明日(12/28)まで
なんですけどね。

SOMPO美術館に来るのは、
ゴールデンウィークぶり。
この時も、当日思い立って行ったんですが、
実は今日も、当日の思い付き。

でね、美術館のHPを見ていたら、
美術館の窓口ではなくて、
コンビニで売っている事前購入券だと、
窓口よりも100円安いことを発見!
当然、途中でコンビニによって事前購入です。

今回はファミリーマートで事前購入したんですが、
実はそこにトラップが!
ファミリーマートだと、e+と、CNプレイガイドが
購入先として選択できるんですが、
CNプレイガイドだと、チケット料金に加え、
110円の店頭発券手数料がかかることに気が付きました。
e+だと、そう言う手数料は無し!
いやぁ、最初、CNプレイガイドで発券しようとして
余計な手数料を払うところでしたよ。
危ない、危ない⚠

行ってから知ったんですが、
今回の展覧会は、何といっても、
会場内のかなりの作品が写真撮影可であることが
特徴です。

まず、この人が、カナレットこと、
ジョヴァンニ・アントニオ・カナル。

日本で初の展覧会。
ヴェネツィアや、ロンドンなど、
様々な都市の景観画を描いた巨匠だそうです。

確かに、写真やテレビとかで見たことがある、
ヴェネツィアの景観が沢山描かれていました。


『サン・マルコ広場』


『昇天祭、モーロ河岸に戻るブチントーロ』

っていうか、この人、18世紀の人なんですが、
その時代と、今の時代とで、景観が同じというのは
ビックリですね。

そう言う精密な景観画をヴェドゥータというそうです。
ヴェドゥータの精密さについては、逸話があって、
カナレットの作品では無いのですが、
第2次世界大戦で破壊された街の復興に、
ヴェドゥータをつかって、正確に街を復興したそうです。
ビックリ😲

で、カナレット以外の画家の作品もありました。

ミケーレ・マリエスキ

『リアルト橋』
これさ、見たことあるよw

一部では、切り裂きジャックの真犯人説もある
ウォルター・シッカートの作品もありました。

『サン・マルコ大聖堂の一角、ヴェネツィア』
シッカートの作品は初めてみたのですが、
こんな絵を描く人なんですね。

もう一つ、

『サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツィア』

それ以外には、ブーダンの作品も一つありました

『カナル・グランデ、ヴェネツィア』
有名なカナル・グランデですね。

そして、モネもヴェネツィアを描いているんですね。

『サルーテ運河』
確かに、モネっぽいです。

最後に、シニャック

『ヴェニス、サルーテ教会』
モネもそうでしたが、やっぱり、シニャックは
色鮮やかですね。

という事で、撮影可の作品は、全部撮ってきました。
30枚ほどあるんで、チャネル化しました。
下記からどうぞ。










名称カナレットとヴェネツィアの輝き
会期2024.10.12(土)~ 12.28(土)
会場SOMPO美術館
当日観覧料一般1,800円、大学生1,200円、高校生以下無料
事前購入券一般1,700円、大学生1,100円、高校生以下無料
開館時間10:00~18:00(入館は17:30まで)
※金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日月曜日(ただし10月14日、11月4日は開館)/展示替期間/年末年始

山種美術館 『HAPPYな日本美術-伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ-』

2024-12-26 | 美術館・博物館

クリスマス明けました。
さん、さんお疲れさまでした。

さて、私は例によって一足早く仕事納め。
2024年もお疲れ様でした

そんな今日は、山種美術館に行ってきました。
なんかね、タイトルが良いじゃ無いですか。
“HAPPYな日本美術”って。

日本美術という事なので、
基本、富士山や松竹梅、鶴などが多めです。

で、驚いたのが、何故か(?)埴輪も展示されていた事。
その埴輪は、開場で唯一撮影可だったものなので、
以下にその写真。

『猪を抱える猟師』だそうです。
という事で、“狩猟の成功を象徴”という意味らしく、
獲物が取れてHAPPYという事(こじつけwww)みたいです。

こちらは、その獲物である猪🐗のUP


そして、斜めからのカット。


それにしても、欠けることも無く、綺麗な状態ですね。

あと、この手の展覧会で名前が上がる有名な画家ですが、
実際に展示されるのは、実は少数という事があったりも
するんですが、今回はそんなことは無かったです。

横山大観も伊藤若冲の絵も、複数展示されていました。
疑ってすまんm(__)m

あと、柴田是真の《墨林筆哥》は、初めて見たかな。
何かで見たことはあって、知っていたんですが、
中々コミカルで、良かったです。

年末で、平日だったからか、会場は空いていて、
ゆっくり見ることが出来ました。
なかなか良かったです。








名称HAPPYな日本美術-伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ-
会期
2024年12月14日(土)~2025年2月24日(月・振休)
会場山種美術館
当日観覧料一般1,400円、【冬の学割】大学生・高校生500円、中学生以下無料
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日、1/14[火]、12/29[日]~1/2[木]
(1/13[月・振休]、2/24[月・振休]は開館)

文化の日:東京国立博物館と国立科学博物館探訪

2024-11-04 | 美術館・博物館
文化の日の昨日、
上野公園にある国立系の博物館、美術館の
常設展が入場無料になるという事で、
文化を感じに行ってみました。

まず行ったのは、トーハクでお馴染みの
東京国立博物館。

0945頃に着いたんだけど、びっくり😲

入場口の前を二重・三重に折り返して、
入場行列が出来ていました。
何だこりゃ!

おそらく、この行列の原因は、こちら

HelloKitty展ですね。
HelloKitty展では、開幕直後から、
転売ヤーとみられる集団の悪行三昧で、
阿鼻叫喚の状況という話ですが、
確かに、入場待ちが長いですね。

で、無料の総合文化展(トーハクの常設展は
こう言う名称です)の方は、
そうでもないという・・・。
まぁ、後から海外の観光客の人とかで、
混んできましたけどね。

今回見たのは、こちらです。

まず本館2階の便殿では、『天皇の乗り物』と題して
鳳輦

腰輿

が展示されていました。

鳳輦は肩上に担いで移動するもので、
腰輿は轅を腰位置で舁いて移動するものだそうです。

そしてこちらは、『国宝 古今和歌集(元永本)下帖』

国宝室の展示室は広いんですが、今回は、これが1冊だけ
その広い展示室で展示されていました。

その流れで、今年の大河ドラマでも活躍の藤原行成。
それの手によるものと伝えられている書があったので、
そちらも。
雲紙和漢朗詠集切(伝藤原行成筆)

和漢朗詠集断簡(法輪寺切)(伝藤原行成筆)


今回は、そんなところですかね。
国宝の刀も展示されていたんですが、
私、刀属性じゃないんで・・・。
でも、意外に女子とかがガン見していました。

いま、トーハクでは庭園開放中の様です。

天気も良くて、気持ちよさそうでした。

そして、トーハクの後は、
こちらも科博でお馴染みの国立科学博物館へ。

こっちも混んでる・・・

ってか、科博は、一段と子供連れが多く、
中々の状況です(苦笑)

いつもは地球館を見ることが多いんですが、
今日は敢えて日本館を。

いやぁ、混んでる。
通路も人でいっぱいです。

今日の見どころは、江戸時代の女性のミイラですかね。
都内で、建設工事中に偶然発見されたそうなのですが、
甕の中で、密封状態で保存されていたので、
比較的保存状態が良く、当時の人の暮らしを知るために、
色々と調査しているそうです。
良く、残ったな。
調査はまだ続いている様です。

あと、『高山植物』という企画展が行われていたんですが、
こちらも中々興味深かったですね。

高山植物は、抗ストレス物質が
比較的多く含まれているらしいんですが、
低地で栽培すると、それが少なくなるらしいです。
面白い。

以上で、博物館探訪はオシマイ。
国立西洋美術館も、無料だったんですが、
足が逝ってしまっていたのと、
国立西洋美術館は、実は月に1回無料デーがあるんで、
今日じゃなくても無料の日があるんですよね。

帰りは、御徒町まで来ました。
上野松坂屋の一角に、こんなものが!

テッパンダって、受験合格が鉄板という事と、
上野名物のパンダ🐼に掛けたという事のようです。
っていうか、これも鉄で出来ているそうです。

-----

東京国立博物館
国立科学博物館