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日々の日記など

サントリー美術館 『没後300年記念 英一蝶-風流才子、浮き世を写す-』

2024-09-20 | 美術館・博物館
9月下旬になったのですが、まだまだ暑い🥵
今日も、猛暑日予報。
実際は、ギリギリ猛暑日にはならなかったようですが😨

そんな今日は、サントリー美術館で開催中の
英一蝶展に行ってきました。

家を上手く出ることが出来て、
開館直後にサントリー美術館に到着。

元々サントリー美術館は、
混むことが少ないのですが、
今日は一段と混んでいない気が?
英一蝶って、そんなに人気ないのかな?

英一蝶の名前は、これまでの色んな展覧会で
目にしたことがあるので知っていたのですが、
実は、数回名前を変えていた事、
絵師として人気を得て活動していたころに、
島流しに遭っている事、
など、初めて知ることはいくつかありました。

なんやかんやで、恩赦になって、
江戸に帰還できたのですが、
島流しされていたというのには驚いたな。

会場内、原則撮影不可なのですが、
ごく一部だけ撮影可の作品がありました。

『舞楽図・唐獅子屏風』です。
右隻
左隻
アメリカのメトロポリタン美術館収蔵の
作品ですが、今回里帰りです。

キレイに色が残っていますね。
撮影ができるのは舞楽図の方だけですが、
反対側の面に唐獅子が描かれています。
両面に絵が描かれている屏風って、
普通なんですかね?
あんまり見たことが無いですが、
単に、展示されていないだけ?

いやぁ、暑い🥵中の美術館。
涼むことが出来て良かったです😊








名称没後300年記念 英一蝶-風流才子、浮き世を写す-
会期2024年9月18日(水)~11月10日(日)
会場サントリー美術館
当日観覧料一般1,700円、大学生・高校生1,000円、中学生以下無料
開館時間10:00~18:00
毎週金曜日は10:00~19:00
※11月9日(土)は20時まで開館
※9月27日(金)、28日(土)は六本木アートナイトのため22時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日毎週火曜日
11月5日は18時まで開館

出光美術館 『物、ものを呼ぶ─伴大納言絵巻から若冲へ』

2024-09-14 | 美術館・博物館
9月は3連休が二回あるわけですが、
1回目の3連休初日。
まだまだ暑い🥵です。

そんな今日は、出光美術館で開催中の
2024年12月から、帝劇ビル建て替えに伴い
長期休館に入る記念展
「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」の4回目、
『物、ものを呼ぶ─伴大納言絵巻から若冲へ』に
行ってきました。

こう言っては何ですが、出光美術館って、
実は穴場で、いつ行っても空いているイメージ。
ですが、今日は若干違う様相も。

今回の展覧会の目玉に、
伊藤若冲の『鳥獣花木図屏風』が
出品されているのですが、
そこはちょっと混んでいましたね。
とはいっても、本当に“ちょっと”で、
いつもの出光美術館とは違うという程度であって、
他の所謂有名作品が展示される展覧会に比べれば、
全然混んでいるという話は無いんですけどね。

あともう一つ若冲の作品『群鶴図』もあって、
こちらもちょっと他よりも混んでいました。

でもね、酒井抱一とか、鈴木其一の作品も展示されて
いたんですが、これらも良いですよ。
酒井抱一の『風神雷神図屏風』や
鈴木其一の『蔬菜群虫図』も良かったですね。

そうそう。
酒井抱一の『十二ヵ月花鳥図貼付屏風』と
『十二ヵ月花鳥図』も展示されていたんですが、
比べてみると、なかなか興味深いですね。
ほぼ同じ構図の月があったり、
そうでもない月があったりと、
面白かったです。
個人的には、12月の鴛鴦が可愛かったです。

実は、(伝)藤原行成や(伝)藤原公任、
(伝)花山院の書も展示されていたんですが、
大河ドラマの“光る君へ”の町田啓太や渡辺大知、
本郷奏多を思い出して、思わず笑いそうに
なってしまいました。
藤原斉信の書は無かったです(笑)

伊藤若冲の『鳥獣花木図屏風』を見るため、
3週くらいしてしまいました。
目の前、ちょっと離れてとかね。
特に獣類が可愛いですね。
これを江戸時代に描いていたというのが驚きです。

良かったです。
書棚に空きが無いので、図録は買わない事にしていたのですが、
伊藤若冲の『鳥獣花木図屏風』が載っているので、
禁を犯して買ってしまいました。
あぁ、散財(笑)








名称出光美術館の軌跡 ここから、さきへIV
物、ものを呼ぶ─伴大納言絵巻から若冲へ
会期2024年9月7日(土)~10月20日(日)
会場出光美術館
当日観覧料一般1,200円、大学生・高校生800円、中学生以下無料
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
毎週金曜日は10:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日毎週月曜休館(ただし9月16日(月)、9月23日(月)、10月14日(月)は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)

山種美術館 『没後25年記念 東山魁夷と日本の夏』

2024-09-13 | 美術館・博物館
9月も中旬に入りましたが、
まだまだ猛暑が続きますね🥵

そんな今日は、山種美術館で開催中の
『没後25年記念 東山魁夷と日本の夏』
を見に行ってきました。

東山魁夷を知ったのは、
比較的最近になってからなんですが、
彼の“青”に魅せられました。
所謂“東山ブルー”ですね。

なんか、スッと引き込まれるような
青なんですよね。
蒼かもしれないし、碧かもしれないけど。

山種美術館のHPを見ると
“当日チケット購入には時間がかかるかもしれないので、
可能なら事前チケット購入でチケット購入してきてね』(意訳)
という事が書いてあったんですが、
『いやぁ、とはいっても、会期末になってきてるし、
今日は平日だし、大丈夫でしょ?』
と思って行ったんですが、大丈夫では無かったです。
マヂでチケット購入行列ができていました。

いやなんかね、会場には、おばちゃん、おじちゃんが多い。
東山魁夷って、そう言う層に人気なんですね。
しかも、数人の集団で来ているので、会場内、
意外に邪魔だったりします(失礼)

今まで、数多くの美術館での展覧会に行ったことがあって、
めちゃ混みの展覧会も数多く経験してきたけど、
今日のはなんか、ちょっと独特だったな。
なんか、近所の寄り合いの匂いも感じる様な、
集団でした。

それとビックリなのが、何故だか
スーツのオジサン集団もいた事。
仕事はどうした?(笑)

とはいえ、いや、良かったですよ。
“東山ブルー”を見ると、なんかスッと
涼しくなった気がしました。
それと、雪山を描いた『白い峰』は、
雪景色なので、涼しい風景だし(笑)

雪の降る家屋の屋根を描いた『年暮る』という
有名な作品がありますが、あれって、京都なのを
今日知りました。
飛騨とか、そう言うもっと山奥だと思っていました。

会場では、『緑潤う』だけ撮影可

これはこれで良いですね。

そうそう。
林潤一という画家の『緑韻』という作品があったんですが
なんか、ルソーっぽい雰囲気を感じたのは秘密です。








名称没後25年記念
東山魁夷と日本の夏
会期
2024年7月20日(土)~9月23日(月・振休)
会場山種美術館
当日観覧料一般1,400円、【夏の学割】大学生・高校生500円、中学生以下無料
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日(8/12[月・振休]、9/16[月・祝]、9/23[月・振休]は開館、8/13[火]、9/17[火]は休館)

山種美術館 『犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―』

2024-05-25 | 美術館・博物館
台風一号が発生したらしいです。

そんな土曜日は、山種美術館を初訪問。
以前から、行きたい行きたいと
思っていたんですが、
微妙に行きにくいところにあるのがネックで、
いまの今まで未訪の地となっていました。

でも、今回の展覧会のテーマ『犬派?猫派?』には、
食指が動かされ、一念発起して行きました。

それにね、この展覧会の会期は7月7日までなのですが、
今日の晴れのタイミングを逃すと、
梅雨入りしてしまって、雨の中を行く羽目になりそう
という懸念もあったので、今のうちにという事でもあります。

行ってみると、比較的こじんまりとした美術館。
1階のロビーに、受付、カフェ、ショップが
所狭しと並んでいます。
(ちなみに、地下の展示会場エリアにもショップあり)

展示会場は地下。
階段orエレベータで行くことが出来ます。

展示会場は、第1会場、第2会場と二つありますが、
企画展会場は第1会場で、第2会場は、基本的には、
企画展に合わせた特別展示という事の様です。

会場では、二つの作品の写真撮影が許可されていました。

一つ目は、犬🐶
長沢芦雪の『菊花子犬図』です。

もふもふな感じがキュンです💘

じゃれ合うもふもふワンちゃんをアップ


もう一つは、猫😸
竹内栖鳳の『班猫』です。

こちらは、エメラルドグリーンの目が特徴的ですね。

クールビューティーな姿をアップ


その他、円山応挙の『雪中狗子図』も展示。
良いですね。
もふもふ感が溜まんないです(笑)
円山応挙は長沢芦雪の師匠ですが、
作品で描かれている二人の犬の雰囲気は
似ています。

あと、伊藤若冲の『子犬図』も良いです。
若冲は、応挙や芦雪とは違って、
もふもふというより、丸いころころとした
犬の感じでした。
これもまた良いです。

結構最近の作品も展示されていました。

山口 晃の『捕鶴圖』という擬人化された猫が
鶴を取ろうとしている姿を描いた2014年の作品。
擬人化された動物というと、鳥獣戯画が有名ですが、
これも、その系譜に並ぶんですかね。
どうにかして鶴を取ろうとする猫がコミカルでした。

全般を通してみて、猫🐈も良いんですが、
今回の展覧会の作品においては、犬🐕かなぁと
認識してしまいました。








名称犬派?猫派?
―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで―
会期2024年5月12日(日)~7月7日(日) 
※会期中、一部展示替えあり(前期: 5/12-6/9、後期:6/11-7/7)
会場山種美術館
当日観覧料一般1,400円、大学生・高校生1,100円、中学生以下無料
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日

東京ステーションギャラリー 『どうぶつ百景―江戸東京博物館コレクションより』

2024-05-16 | 美術館・博物館
今日は木曜日ですが、
時間があったので、
東京駅南口にある
東京ステーションギャラリーに行ってみました。

東京ステーションギャラリーに行くのは久しぶり。
前回は、2020年2月23日でした。
コロナ禍めっ。

さて、サブタイトルが
“江戸東京博物館コレクションより”と
なっていることから判る通り、
改修工事のため2025年度末まで長期休館中の
江戸東京博物館のコレクションの展覧会です。
(一部、それ以外のモノもあります)

『どうぶつ百景』という通り、
日本の美術品や工芸品などに描かれている
どうぶつをみて見ようという展覧会です。

展示されているのは、ビゴーなど、
明治期になって日本を訪れた外国人の描いたものもありますが、
屏風や浮世絵などもたくさん展示されていました。

言われてみると、屏風に様々な風景が描かれるとき、
馬やその他の動物が描かれていたり、
浮世絵なんかは、猫とか犬とか描かれています。
改めてそういうものをみて見ると、
“あ、そう言う事か”という気付きもあり、
中々面白いです。

屏風や浮世絵だけではなく、玩具や、
かんざし、たばこ入れなど、
ありとあらゆるものが展示されています。

まぁ、玩具は、そのものずばり色んな動物を
模したりしているものが容易に思いつくわけですが、
かんざしやたばこ入れなどの場合は、
鳥とか何かのモチーフのデザインがされているものが
多くありますが、それも当然とうぶつな訳です。
余りにも普通にあるので気付きませんでした。

それと、鉄道会社系の美術館という事もあるのか、
馬車鉄道を描いた絵も展示されていたりするのですが、
その馬車鉄道の運行本数が、朝8時から夜10時まで、
10分間隔で運行されていたという情報を目にして、
ちょっとビックリしました。
結構な頻度で、馬車が東京を走っていたんですね。

サクッと小一時間くらいで見て回ったのですが、
ちょっと変わった物事をテーマにしてあるので、
これまでに気付かなかった視点が得られて、
なかなかに面白かったです。








名称どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより
会期2024年4月27日(土) - 6月23日(日)
会場東京ステーションギャラリー
当日観覧料一般1,300円、大学生・高校生1,100円、中学生以下無料
開館時間10:00~18:00(入館は17:30まで)
※金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日月曜日(ただし4月29日、5月6日、6月17日は開館)、5月7日(火)

SOMPO美術館 『北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』

2024-05-04 | 美術館・博物館
今年のゴールデンウィークは、美術館祭り!

という事で、みどりの日の今日は、
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館改め、
SOMPO美術館に行ってみました。

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の頃は、
損保ジャパン本社ビルの42階にあったのですが、
損保ジャパン本社ビルのすぐ隣に別棟を建てて、
SOMPO美術館として再開館。


東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の頃は、
なんどか行ったことがあるんですが、
SOMPO美術館になってからは初めてです。

昨日のサントリー美術館が空いていたので、
SOMPO美術館も空いているかと思っていたのですが、
意外や意外、混んでいました。

展覧会の中は基本的に撮影禁止ですが、
一部・・・というか、6階から3階が展覧会会場なのですが、
4階のフロアは撮影可でした。
太っ腹。

4階にもたくさん作品が展示されていたのですが、
撮ったのは、この一枚

エドヴァルド・ムンク『フィヨルドの冬』

ムンクと言えば、『叫び』が有名で、
あんな感じの作品ばかりかと思われますが、
こういう普通の作品もあります。
でも、どちらかというと、『叫び』から類推されるような、
ちょっとクセのある作品が多いですけどね。

北欧の絵って、天候・日照の問題なのか、
他の西欧の絵とは、色彩が違うんですよね。
ちょっと暗い感じ。
暗い絵は、北欧のステレオタイプなイメージに
合っているのかもしれないですけどね。

あと、北欧神話があるからなのか、
トロールとか、神話の世界を題材にした作品も、
特徴かもしれません。

ホント、前コロナ禍ぶりに、たくさんの絵画を見られて
満足しました。

SOMPO美術館という事なので、最後はこちらで締めます。

フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』








名称北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
会期2024.03.23(土)~ 06.09(日)
会場SOMPO美術館
当日観覧料一般1,600円、大学生1,100円、高校生以下無料
開館時間10:00~18:00(入館は17:30まで)
※金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)/展示替期間/年末年始

サントリー美術館 『サントリー美術館コレクション展』

2024-05-03 | 美術館・博物館
ゴールデンウィーク後半戦。
カラッと気持ちの良い晴れから始まりましたね。

そんな今日は、
『サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品』開催中の
サントリー美術館に行ってみました。

実は結構朝早くに出かけていて、9時台には六本木着。
カフェでコーヒーを飲みながら開館をまって、開館間もなく入場です。

空いてる(。・ω・。)ノ♡

今回の展覧会では、いくつか撮影可の作品があったので、
それらを中心に記しますね。

まずこちら、鞠・鞠挟

蹴鞠の鞠です。
それと、鞠は面白い形で飾る?んですね。

浮線稜螺鈿蒔絵手箱

何と、国宝。
鎌倉時代のものだそうですが、まだまだ金粉の金色が光りますね。

椿彫木彩漆笈

笈は、修験者が仏像や経典・仏具、生活用品などを納めて背負う
ものだそうです。
そういう物にしては、キレイに彩られていますね。
室町時代のモノです。

泰西王侯騎馬図屏風

右からペルシア王・エチオピア王・フランス王アンリ4世とされていて、
一番左だけ不詳。イギリス王など諸説あるそうです。
ちなみに重要文化財。

おようのあま絵巻 上巻

独りで暮らす老法師の下に、日用品を商う「御用の尼」という老女が現れ、
身の回りの世話をする若い女を紹介しようと言ったが、結局、自分が
老法師の妻になるという喜悲劇だそうです。

色絵赤玉雲龍文鉢

江戸時代の有田焼

色絵梅枝垂桜文徳利

こちらは江戸時代の古清水焼

色絵桜文透鉢

これも江戸時代の古清水焼

染付松樹文三脚大皿

江戸時代の有田・鍋島藩窯

色絵花鳥文八角大壺

江戸時代の有田焼
めっちゃ中国っぽいですね。

白泥染付金彩薄文蓋物

尾形乾山の作品。
微妙に蓋が歪んでいるのですが、
尾形乾山という人は、実利を重視した人らしく、
これで作品としたそうです。

緋綸子地葵藤牡丹扇面模様打掛

秋から春にかけての礼服。なので、色鮮やかなんですね。

平四目紋革羽織(一番組よ組)

町火消の一つ、一番組の“よ組”で使っていた
火事装束だそうです。
革製という事で、ある程度の防火性を考慮したものの様です。

灰釉平茶碗

室町時代の瀬戸もの。

色絵七宝繋文茶碗

野々村仁清作。

赤楽茶碗 銘 熟柿

本阿弥光悦作。

松竹朝顔蒔絵茶籠

茶道具一式を収めて持ち運べるようにした籠。

織部縞文振出

茶箱や茶籠で用いられる菓子器。
甘納豆や金平糖などを振って出すそうです。

バラスターステムゴブレット

イギリス

つまみ脚付杯

上のバラスターステムゴブレットを模して
江戸時代に日本で作ったモノ。
似てると言えば似てる気もしますが、
酒が入る部分の加工は、甘く感じます。

オペーツクツイストステムゴブレット

イギリス

乳白色ツイスト脚付杯

上のオペーツクツイストステムゴブレットを模して、
江戸時代に日本で作ったもの。
模したとはいえ、脚の部分の模様は違いますね。

藍色ちろり


薩摩切子 藍色被船形鉢

その名の通り、薩摩藩で作られたもの。

飾枕(籠枕)

「竹婦人」を小型化したものとも。
でも、「竹婦人」は抱き枕だけど、
これは、普通に頭の下に敷く枕の様な気が?

面白かったです。
やっぱり、美術館はいいですよね。








名称サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品
会期2024年4月17日(水)~6月16日(日)
会場サントリー美術館
当日観覧料一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要)
開館時間10:00~18:00(入館は17:30まで)
※毎週金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
※4月27日(土)、28日(日)、5月2日(木)~5日(日・祝)、6月15日(土)は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日火曜日
6月11日は18時まで開館

出光美術館 『復刻 開館記念展』

2024-04-28 | 美術館・博物館
コロナ禍前は、
毎週の如く行っていた美術館や博物館ですが、
コロナ禍以降は、とんと行く事が無くなってしまいました。
調べたら、去年2023年は、まったく行っていない・・・。

そもそも、コロナ禍で、人混みがどうだという事もあり、
人の多いところには、あまり寄らなくなったのが要因の
一つですかね。

とはいえ、いつまでもそんな事を言っているつもりもないので、
2024年は、まぁまぁ、いこうかなと思う今日この頃。

という事で、初夏の様な天気の今日、行ってきました。
行ったのは、入館しているビルの建て替え工事により
一時休館になってしまう出光美術館。
再開時期は未定という情報は、微妙に気になるところですが、
再開を期待したいですね。

ちなみに、この出光美術館は、意外に空いているという
メリットがあったりしますw
で、ゴールデンウィーク二日目の今日も、空いていました(^_^)v

コロナ禍前との違いは、インバウンド観光客の人をちらほらと
見かけた事かな。
まぁ、自分もな、海外に行ったときに現地の博物館とかに
行ったから、同じですね。

今回の展覧会は、一時休館になるので、この美術館が開館した
58年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画した
ものだそうです。
出光美術館は、それから改装はされているそうですが、
基本的には開館当時の部屋の配置や基本的なつくりのままだそうです。

出光美術館って、1フロアで見やすいんですよね。
それは、開館のころからだったんですね。

今回の展覧会では、古唐津・仙厓・中国陶磁・オリエント・青銅器と、
五つの展示構成になっていたのですが、面白かったのが、青銅器の
パートに展示されていた饕餮文兕觥(展示番号99)。
動物を模った青銅器なんですが、どこかしらコミカルなんですよね。
西周時代のものなので、紀元前11世紀から紀元前8世紀ごろなのですが、
そんな時代から、こんな(コミカルな)ものがあるとは、驚きました。

そのほかにも、“海賊と呼ばれた男”出光佐三が、10代の頃から
集めていた逸品そろいなので、なかなか良かったです。








名称出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅠ
復刻 開館記念展─仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント
会期2024年4月23日(火)~5月19日(日)
会場出光美術館
当日観覧料一般1,200円、高・大生800円、中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要)
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
※毎週金曜日は19:00まで(入館は18:30まで)
休館日月曜日(ただし月曜日が祝日および振替休日の場合は開館、翌日休館)、展示替期間

練馬区立美術館 『日本の中のマネ』

2022-09-09 | 美術館・博物館
金曜の午後、時間が出来たので、
約2年半ぶりに、美術館に行ってみました(^_^)v

行ったのは、練馬区立美術館で9/4から開催の
「日本の中のマネ」展

正直に言います。
“マネ”を“モネ”に空目しましたwww
最初のうちは「印象派の作品なんだな」と思っていて、
昨日、マネである事に気付きました。

でもね、良かったですよ。
ぶっちゃけ、勉強不足なので、画家の時系列的な
並びを整理できていないのですが、
マネが、モネたち印象派の画家に影響を与えたんですね。
そして、マネ自身は、写実主義のクールベから
影響を受けていたんですね。

なるほどね。

これまで行った展覧会だと、マネも、モネも、そして、
クールベも、一緒に展示されていたりすることも少なくなかったので、
それぞれの関係性が整理できていなかったのですが、
今日行ってみて、頭の中が整理できました。

この展覧会が開かれたきっかけには、
モネたち印象派の画家の作品は日本に数多あるけど、
マネの作品って実は少ないよね、という思いがあったそうです。

とはいえ、日本にあるマネの作品は少ないとはいえ、
日本で開かれた展覧会などで、マネの作品を目にすることは
少なくありません。

だってさぁ、『フォリーベルジェールのバー』とかさ、
『笛を吹く少年』とかさ、『草上の昼食』や『オランピア』、『鉄道』、
『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』とかって、
見た事あるよね?

なので、マネの作品が、実は日本にはそんなにないという事を
意識したことは無かったんですよねぇ。
でも、それらの作品って、実は国外の美術館等に収蔵されている
という事なのか。
そっか。

日本にあるのは、『自画像』(アーティゾン美術館)や
『ブラン氏の肖像』(国立西洋美術館)とか、
『花の中の子供(ジャック・オシュデ)』(国立西洋美術館)とかで、
結構少ないんですね。

そのほか、エッチングが結構展示されていました。
マネのエッチングは、初めて見ました。
結構、エッチング作品あるんですね。

なかなか、勉強になる展覧会でした。








名称日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202204141649901997
会期2022年9月4日(日)~11月3日(木・祝)
会場練馬区立美術館
当日観覧料一般1000円、大学生・高校生および65~74歳800円、中学生以下および75歳以上無料
開館時間10:00~18:00
※入館は17:30まで
休館日月曜日
※ただし9月19日(月・祝)と10月10日(月・祝)は開館、翌9月20日(火)と10月11日(火)は休館