わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

芸術祭十月大歌舞伎

2008年10月17日 15時37分24秒 | お楽しみ

           

中央区民カレッジ『歌舞伎ものしり講座 楽しみながら覚えよう』を受講していますが、

区民カレッジでも人気の講座で~す。教室講座は5回、歌舞伎鑑賞は2回。


今回は芸術祭十月大歌舞伎に行ってきました。

歌舞伎を見るのは数十年ぶりです。

鑑賞の前に、見所や、歌舞伎に関する講義を受けて、いざ歌舞伎座へ。


歌舞伎座前の絵看板
       

本日の演目は、

一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
  
   「十種香」
   
   「狐火」

ここでは、坂東玉三郎の八重垣姫が見応えがありました。

大名の娘としての気品と、恋する女としての立ち居振る舞い。

華麗なる、さすがの演技です。

八重垣姫は赤い衣装ですが、これは恋に狂ったことを示しいるそうです。

この八重垣姫は『歌舞伎三姫』として『金閣寺の雪姫』『鎌倉三代記の時姫』とともに人気があ

りますが、

この八重垣姫が一番人気だそうです。


ここで幕間
       

お知らせ看板
       

通路西側の売店群
       

二、雪暮夜入谷畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)
     
   「直侍」

この話しには、尾上菊五郎が、「直侍」(なおざむらい)を演じています。

蕎麦を食べる場面がありますが、それが「いなせ」で格好良いんです。

その昔は、この演目が終わると、歌舞伎小屋の近所の蕎麦屋が賑わうとか・・・・

ちなみに歌舞伎では、『消え物』というのがありまして、舞台の上から消えてしまうもの。

例えば蕎麦のように食べられてしまうものなどなど・・・


三、英執着獅子(はなぶさしゅうじゃくじし)

ここでは、福助が華麗に獅子を舞います。

獅子のたてがみを、くるんくるんと振り回しますが、何度回したことか(笑)・・・

とにかく華麗に立ち回ります。


そして木が入り幕。

幕間に皆さん夕食をとりますが、昔懐かしい『オリエンタルカレー』が人気とのことでした。

歌舞伎座を後にし、空を眺めると、秋の満月が輝いていました。

 

   


詳しい『筋書き』は歌舞伎座のホームページからどうぞ

歌舞伎座ホームページ
http://www.kabuki-za.co.jp/


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10 コメント

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(*´∀`*) (木の湖)
2008-10-18 02:49:27
楽しまれたようで良かったですね。(^^)v
演目はあまり詳しくないのですが、今でも強く印象に残っているのは、通し狂言「伽羅先代萩」で、玉三郎が演じた政岡の「飯炊き」の場面。
細やかな身のこなし、手(指)の一指しまでの見事な演技に呼吸が止まるほどに(笑)感動しました。
隣の娘と顔を見合わせましたが、お互いに声が出ませんでした~(^O^)
歌舞伎はお話も面白いですが、芸は1度見たらやみつきになりますね。(笑)
男性が女性も演じる歌舞伎と女性が男性を演じる宝塚。
一時期両方の魅力に取りつかれ、娘と楽しんでいました。
最近はどちらもご無沙汰ですが~(^^ゞ
わん太夫さんのブログを読んで、また行きたくなりました。(^^)v

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十月の歌舞伎座 (菊花)
2008-10-18 10:43:53
こんにちは。
歌舞伎座夜の部、私はこれから見に行く予定です。
お目当ては『直侍』
菊五郎が、どれだけスッキリと格好良く、
正統派江戸っ子として蕎麦を食べてくれるか、
楽しみ、楽しみ。

>八重垣姫は赤い衣装ですが、これは恋に狂ったことを示しいるそうです。

え?そうなんですか。知らなかった。
歌舞伎のお姫様というとたいてい赤い衣装で、
しかも彼女らはたいてい恋に目覚めると一直線、
怖いもの知らずで突っ走る、
ということは分かっていたのですが。
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木の湖ちゃん (⌒∇⌒)ノ”” (わん太夫 (^v^))
2008-10-18 22:11:31
ジョットの親指の件覚えておいででしょうか

玉三郎をはじめとして、女方の役者は皆々

観客に親指を見せません。

それが女の色気を醸し出しているんでしょうね
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菊花ちゃん ♪ d(⌒o⌒)b♪ (わん太夫 (^v^))
2008-10-18 22:27:07
直侍がいなせに見えるように、

ほかの二人は、やや下手くそな演技をするそうです。

そのあたり、菊五郎は決まってますね


歌舞伎はストーリーよりも、役者一人ひとりの個性を重んじたようです。

少し大袈裟なくらいな立ち居振る舞いによって、

観客を喜ばせたようです
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広範囲 (rubicone)
2008-10-19 22:55:59
わん太夫さんはほんとに守備範囲が広いですよね~!
まさに芸術の秋を満喫されているという感じで、記事拝見しているだけでこちらもわくわくしてきます。
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rubiconeさん (⌒∇⌒)ノ”” (わん太夫 (^v^))
2008-10-20 00:05:14
ご無沙汰しております。

京都の記事拝見させていただきましたよ~

秋を満喫されていますね。



私は今は、歌舞伎講座のほか、魚市場講座も受講しています。

こちらは食欲の何とやらです・・・

前回は鰹を捌きました。

美術館にも相変わらず通っています。

こちらは芸術の秋ですが、

家内からは評判良くないです。

理由は、最近自宅で夕食を取る機会が少ないからです
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玉さま (ogawama)
2008-10-23 22:30:03
こんばんは。
こちら拝見して、是非玉さまの八重垣姫を見たい!と幕見を狙っているのですが、日程がどうにも合いません。
ああ、10月が終わってしまう・・・。
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ogawamaさん \(~o~)/ (わん太夫 (^v^))
2008-10-24 00:12:31
玉ちゃんの八重垣姫は見ごたえ十分でした 
東京国立博物館で、関連行事がありますよ



歌舞伎俳優の坂東玉三郎氏、細見美術館館長の細見良行氏、

本展担当・当館絵画・彫刻室長の田沢裕賀が

「継承と変奏」をテーマに琳派芸術に迫る座談会の追加券発売のおしらせです。


http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=C01&processId=00&event_id=5889
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お疲れ様でした ()
2008-11-05 22:52:44
こんばんは
11月の歌舞伎鑑賞、お疲れ様でした。
そして、美味しいお弁当をありがとうございました。
さすがわん太夫さん。
美味しいお店を沢山ご存知ですね。

ブログの写真も充実されてますね。
今日の様子をアップされるのを楽しみにしてます。
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佃さん (*^。^*) (わん太夫 (^v^))
2008-11-05 23:39:27
お弁当ご一緒できてありがとうございます

湊さんがお休みだったのはお気の毒ですね


今回はカメラ持って行かなかったので、

画像を工夫せねばと思っています。

記事のアップはもう少しお待ち下さいね
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