わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

今朝は新聞休刊日

2010年11月15日 09時18分18秒 | 車内の風景

今朝は新聞休刊日で、駅売りスポーツ紙を除いてなし。

朝の通勤電車では他人の迷惑を顧みず、

必死に新聞を読む人が多い。

以前に、隣の人が新聞のページをめくる時に、

新聞紙で手を切られたことがある。

そんなこともあり自己防衛上、最近はかなり早めの空いた電車に乗っている。

空いた車内でうつらうつらしていると、今度は新聞のページをめくる乾いた音。

「カシャカシャ、カサカサ」」何と耳障りな (@_@;)


車内放送でも、

「周りのお客様の迷惑にならないように小さく折りたたんでお読み下さい」とある。


新聞休刊日の今日はそんな災いから開放され、心地よい通勤車内でした。


禁煙タイムではないが、

朝7時~10時を新聞禁止時間にするのは無理かな(笑)


「南宋の青磁」展

2010年11月12日 13時58分15秒 | 美術館

 

 

陶磁器は九谷や伊万里など華やかなものも好いが、

青磁・白磁もなかなかに趣が深い。

特に青磁は大好きで、時として買い求めることがある。

かれこれ30数年前に買った美濃焼の青磁の徳利と杯。

今でも気に入って使っている。確か、加藤何がしという方の作。

貫入が綺麗に入っている湯のみ茶碗も使っていたが、

残念ながら洗う時に端が少し欠けてしまった。


そんな私が見逃すはずもない「南宋の青磁」展、

根津美術館で開催中です(~11月14日)

 

この南宋青磁は龍泉窯で焼かれたもの。

その抜けるように澄んだ青い釉薬の見事さで、「宙をうつすうつわ」と賛辞されている。

       

 

展示品には国宝も含まれており、「青磁鳳凰耳瓶 銘萬聲」、

      

 

重要文化財「青磁輪花碗 銘馬蝗絆」など多数あり、感激です。

       

「青磁輪花碗 銘馬蝗絆」は室町幕府の足利義政が愛用していたが、

破損してしまい明(当時の中国)に同様の茶碗の製作を依頼したが、南宋から時代も下がり、

もはや青磁の製作技術はなく、破片を繋ぎ合わせ戻して寄こしたという茶碗である。

修理の際に使用した部材が、蝗(いなご)のように見えることから、この名が付いたと言う事である。

実際の展示では、その箇所が見えにくいので、鏡など置いて欲しかったですね。

根津美術館 URL
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html


草月 いけばな展「花遊ぶ」

2010年11月11日 10時51分45秒 | 美術散歩

11月3日~8日と期間が短かったのですが、

知り合いの方からチケットをいただいたので行ってきました。


会場は日本橋高島屋ですのでやや手狭ですが、旨く仕切りをつけての展示。

会場内は大勢の人でごった返しておりましたが、

殆んどは関係者かと思われました。

皆さんカメラ持参で、思い思いにシャッターを切られていました。


本展を見た感想は、私が今まで知っていた「生け花」とは程遠いもの。

花嫁修業で習うような「お花」とは全く違うもの。

これはまさに「あーと」 ほとばしるエネルギーを見るよう。

空間を自由奔放、縦横無尽に占め、正に整然と混沌との饗宴でした。