わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

伝統芸能3連日の週末

2013年10月29日 15時25分12秒 | 催し物:イベント

伝統芸能3連日の週末


大忙しの週末でした ♪d(⌒o⌒)b♪

先ず、金曜日は歌舞伎座へ。

文楽の名作「義経千本桜」の千穐楽の午後の部。

木の実・小金吾討死、すし屋、川連法眼館の3幕。

肩を痛めた片岡仁左衛門がこの舞台を最後にしばらく療養に入る。

復帰の目途はないため、当分の見納めとなる。

いがみの権太の役だが、ちょい悪の中にも「いい奴」であるところを垣間見せる。

さすが、仁左衛門。

大詰めの段では、尾上菊五郎の狐忠信(佐藤忠信・源九郎狐)。

文楽では人形が華やかに躍動するが、歌舞伎では先代市川猿之助のように、

軽業師的な演技をするのかと興味が深かったが、恰幅のいい菊五郎ではそれは望みようもなく、

木に登ることでケリ。

午前の部は10日ほど前に観たが、こちらは「渡海屋・大物浦」の段の中村吉右衛門が見どころ。

渡海屋の主人銀平(実は平知盛)と平知盛との二役だが、

渡海屋銀平のときの所作や台詞回しは、どこかで聞いた物言いだと思ったら、

鬼平犯科帳の長谷川平蔵とよく似ていたので、思わず笑ってしまいました。

 


坂東亀三郎(五代目)音羽屋を迎えて

2013年10月10日 15時35分26秒 | お楽しみ

中央区民カレッジの「歌舞伎ものしり講座」

全5回で、歌舞伎座での観劇付。

第1回 歌舞伎外題(げだい)の面白さ

第2回 芝居名所を探る

第3回 大道具と小道具

第4回 観劇の手引き + 十月歌舞伎公演(夜の部)

第5回 歌舞伎豆知識

講師は元歌舞伎座支配人の金田栄一先生


毎回画像を見ながらのレクチャーで、歌舞伎の歴史や観劇の手引き、

さらには歌舞伎のよもやま話等盛り沢山の講座で、

中央区の講座では、築地魚市場セミナーとともに人気を二分しています。

そして第3回にゲストとして、坂東亀三郎(五代目)を迎えて先生とのトーク。

亀三郎さんの初舞台のころから今月出演の義経千本桜のことまで、

たっぷりとお話を伺いました。

亀三郎さんの印象は、かわいい感じの男前にもかかわらず、声がしっかりしていて

とても聞きやすい、「ああ、これが役者なんだ」という声でした。


今月我々が鑑賞するのは義経千本桜(夜の部)のうち、

「木の実」「すし屋」「川連法眼館」の三幕

 

坂東亀三郎(五代目)
http://www.kabuki.ne.jp/meikandb/meikan/actor/59

坂東亀三郎ツイート
https://twitter.com/otowayabando