わん太夫の迷路

気ままに人生を送りたいな~、との希望的観測と共に

十月国立劇場の歌舞伎 通し狂言 霊験亀山鉾

2017年10月18日 11時17分01秒 | 旅行

 

話しとしては仇討ちを返り討ちにしたものの、

後日策によりおびき出され、結局は仇を取られてしまうと言うもの。

しかしこの劇は何と言っても片岡仁左衛門の演技が見世物。

勧進帳の富樫や菅原伝授手習鑑の菅丞相など凛とした役に定評があるが。

この芝居の主役藤田水右衛門は悪の中の悪、極悪非道。

この役を淡々とこなすからさらに凄味が増してくる。

そう言えば、女殺し油地獄でも極悪非道を演じているが、こちらはかっかと燃え盛るような殺しで、凄惨な場だった。

仁左衛門の魅力が存分に引き出されていました。

http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h29/kabuki_10.html


鎌倉能舞台秋の東京公演

2017年10月08日 21時55分45秒 | 古典芸能

 

演目も秋にふさわしく、狂言は栗燒、能は土蜘蛛。

鎌倉能舞台の公演は能を始めてみる人にも分かり易く楽しめるための工夫を凝らしています。

演目についても単に難曲ではなく、見ていて何となく楽しめる曲を選ばれているようです。

字幕等も今は試行錯誤の段階かもしれませんがいろいろな試みをされています。

シテの貫太さんは文部科学省の学術振興の一環として全国各地の小学校に出向き能の普及活動をされています。

国立能楽堂は一般の演者にとっては敷居の高い場所と言われていますが、「鎌倉能舞台の能を知る会」の公演では、

あくまでも能を分かりやすく見ていただくという姿勢が貫かれています。

開演前には、元NHKのアナウンサーの葛西聖司氏の分かり易い解説、そして終演後には貫太さんが舞台に登場して質疑応答があります。

至れり尽くせりですね。

次回はの能を知る会横浜公演は11月15日(水)午後2時開演です。

演目は狂言 「腰祈」野村萬斎、能 「谷行」中森貫太

詳細は以下をご覧ください。

http://www.nohbutai.com/
http://www.nohbutai.com/perform/yokohama.htm

今回もソフィアンの後輩の菅家ゆかりさんたちとご一緒さでていただきました。

チケットの手配をして下さったソフィアンの後輩の中森三佳さん、ありがとうございました。

 


 


東京メトロ飯田橋駅の不思議

2017年10月06日 16時37分13秒 | 街角の風景

東京を走る地下鉄は殆どの路線で地名が付いている。

営団では銀座線、丸ノ内線、日比谷線、有楽町線、千代田線、半蔵門線、副都心線。

都営では三田線、浅草線、大江戸線。

だのに飯田橋駅には方位を示す名称の路線がよりによって2つも通っている。

東西線と南北線。しかも各路線が十字に交差している。

でもそれでけではない・・・・・

南の皇居の方か来る東西線は神楽坂方面へと南北に走っている。

後楽園の方から来る南北線は市ヶ谷方面へと東西に走っている。

どう考えても不思議だ。

まあ、地下鉄だから皆さんあまり気にしないのかも。