埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

平和といのちと人権を!11.3憲法大行動

2021-11-04 23:52:52 | 活動報告
 
 11月3日(水)14時から国会議事堂正門前で、『平和といのちと人権を!11.3憲法大行動~憲法公布75年 ともに時代を切り拓こう!~』が開催されました。主催は戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会です。1200名が会場に参加しましたが、コロナ禍での開催ですのでオンラインでの参加が呼びかけられ、全国で多数の方が視聴しました。
 主催者あいさつで、総かがり行動実行委員会の高田健共同代表は、総選挙では多くの小選挙区で野党統一候補が当選する一方で、改憲勢力に3分の2を許す結果となり、課題もあったと指摘し、「今の政治を変えるために、これからも力を合わせていく。市民と野党の共闘をさらに強化していこう」と延べました。
 駆け付けた立憲民主党の近藤昭一衆院議員、日本共産党の田村智子参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が、野党統一でたたかった総選挙での奮闘に触れ、来年の参議院選挙まで総括すべきは総括して野党共闘を強化し、ともにたたかおう等とあいさつしました。田村議員は「市民と野党の共闘は戦争を起こしてはいけないとの思いで始まった。憲法が花開く時代を切り開くため、さらなる共闘を前にすすめていく」と決意を語りました。
 その後、ゲストスピーカーとして、「憲法の今」とのテーマで憲法学者、武蔵野美術大学教授の志田陽子さん、「ジェンダーの課題」でジャーナリストの松元千枝さん、「コロナ禍と貧困・格差」で東京大学大学院教育学研究科教授の本田由紀さんがスピーチしました。志田さんは、改憲問題について「安全保障をめぐる問題などで実質的な改憲が進められている」と指摘。憲法無視の政治を変えるため、一人ひとりが声を上げ続けていこうと訴えました。本田さんは、コロナ禍で格差と貧困が拡大した安倍・菅政治は岸田政権では変わらないと指摘し、「野党共闘をもっと強くして、幅広い支持を得られるよう奮闘して行こう」と述べました。さらに、ジャーナリストの松本千枝さんは「リモート」で、コロナ禍で働く女性の自殺率が増加していると指摘し、「政府の言う女性が輝く政策とは真逆のことが起こっている」と厳しく自公政権を批判しました。
連帯あいさつで、市民連合の広渡清吾さん(東京大学名誉教授)は、総選挙で政権交代を実現する土台をつくることができたが、より広い市民に届けきることができなかったと振り返り、来夏には参院選挙がある。政権交代をめざして運動を続けましょう」と呼びかけました。
 行動提起を憲法共同センターの岸本啓介さんが行い、「前回勝てなかった24小選挙区を含め62選挙区で勝利し、32の小選挙区で1万票以内に迫りました」と述べ、「さらに大きな強い、市民と野党の共闘をつくりあげ、憲法を守りいかされる社会、日本をつくって行こう」と呼びかけました。(元西部H特別支援学校・現憲法会議事務局長 高橋信一)
 

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