埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

2016年度定期総会・学習会が開かれます!

2016-05-23 13:36:58 | お知らせ


 先日、事務局会議が開かれ、2016年度の埼玉県高校・障害児学校教職員9条の会の総会・学習会の開催について話し合われました。
 様々な情勢から、今年は早くて7月下旬の開催になるだろう、またその時期にふさわしい学習テーマは何だろう、という議論から、下記のように決定しました。

 日時  7月31日(日)
 会場  埼玉教育会館2階ホール
 日程  13:15 受付
     13:30 総会
     14:00 学習会
 内容 「参議院選挙分析と今後の憲法等の情勢」(仮題)
      講師:小澤隆一氏(東京慈恵会医科大学教授)
     18歳選挙権、主権者教育とかかわって、高校生・教職員の交流報告も予定しています

 
 

戦争法廃止5.19国会前集会

2016-05-19 22:13:56 | 活動報告

 毎月の19日行動、戦争法を発動させない!参議院選挙野党勝利!安倍内閣は退陣を!5.19議員会館前行動に参加して来ました。
 いつものことながら、私が着いたころには議員会館前はもう参加者で満杯。ただ、毎回同じアングルではと一枚だけ写真を撮ってから国会図書館前へ移動しました。
 あたかも、沖縄で行方不明になっていた20歳の女性の遺体が発見され、元米軍海兵隊員で現在も米軍基地に勤務する軍属の男が逮捕されたというニュースが報じられた直後でした。
 スピーチに立った何人もの人がこのニュースに触れていましたが、わけても沖縄出身の糸数慶子参院議員の魂の訴えは参加者の胸に迫るものでした。
 なお、本日は埼玉県でも憲法会議主催による「輝け!日本国憲法のつどい」がさいたま市民会館で開かれています。

今日のつい一言 2016.5

2016-05-15 15:58:36 | 意見交流
 自分のブログと重複するのですがこちらにも投稿させて下さい。せっかくブログを開設しても投稿がないとなかなか訪問してくれる人がありません。かといって、同一人だけの投稿では個人ブログになってしまいますので、この記事を更新していく形態をとりたいと思います。まあ、枯れ木も山の賑わいということで…。(元西部A高校 Y.S)


 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)について、政府が存続の方針を表明するという報道があった。
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160515-00000050-san-soci
 記事を細かく読んでいくと「実際の存続は不透明な状況にある」ともあるが、どうしてこういう結論になるのかまことに不可解である。
 昨年11月、原子力規制委員会は「もんじゅ」について「廃炉も含めた運転主体の見直し」を勧告した。「もんじゅ」は運転トラブルで長期停止し、点検漏れを点検済みと報告するなど、保守管理に関する不祥事も相次いでいる。また、過去5年間一度も稼働していないが、プラントの維持に加えて固定資産税や人件費も含め年平均220億円以上を支出、これまでに1兆1703億円の経費がかかったとされている。勧告は遅すぎたともいうべきであり、ようやく「廃炉」に向かうのではないかと期待された。
 もちろん、そうすんなり事は運ばないだろうという予測もあった。ひとつには、これだけの巨大マネーが動くからには、複雑な利権の構造が存在するに違いないということがある。また、使い道のないプルトニウムが約48トンあり、これを抱え込み続けるには、高速増殖炉での消費という将来計画を掲げ続ける必要があるのだろう。しかしながら、政府がプルトニウムを保有したい理由は核兵器の開発・製造・保持の道を残しておきたいから、という疑念はついに払拭されないのである。
  ※
 かつて核燃料サイクルを基盤とした高速増殖炉は「夢のエネルギー」といわれた。その破綻は「人類には核を制御することは出来ない」という証明でもあったと思う。
 (そうは考えないという立場に立ったとしても、次世代の核エネルギーはすでに核融合の開発に向かっている。高速増殖炉はすでに遅れた、危険きわまりない、不必要な技術でしかない。)
 ここに及んでも「もんじゅ」にしがみつくことは、利権と政治的思惑にがんじがらめになり、理性を失ったと評するしかない。迷走は暴走を生むしかない。(5月15日)