埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

2月24日 新座市栄・池田九条の会「どうなる憲法9条・どうする自衛隊」が開催されます!

2018-01-31 16:44:00 | お知らせ


どうなる憲法9条・どうする自衛隊
     安倍改憲の新段階と改憲阻止のたたかい<

日時 2月24日(土) 13:30開会
会場 福祉の里 3階講義室

予定 13:30 開会あいさつ
   13:40~14:10 春の風コンサート
       フルート演奏 桂綾子さん ピアノ 堀佐和子さん
   14:20 講演
       講師 渡辺治さん(一橋大学名誉教授)

交通 
  東武東上線の方は西武バス<泉32> 朝霞駅(緑ヶ丘)大泉学園駅北口行
  朝霞駅南口(乗り場2番)12:58発
  ※新座総合技術高校13:10着で間に合います。

2017年度埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」の総会・学習会が開催されました

2018-01-30 19:45:13 | 活動報告


 1月28日(日)、さいたま市民会館うらわを会場に埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」の総会ならびに学習会が開催されました。
 2016年度の総会は7月31日、これに先立つ7月10日の参院選の結果、改憲勢力が3分の2を占めるという情勢の中での開催となりました。2017年度総会は半年遅れになってしまいましたが、いよいよ自民党が改憲発議の準備をすすめるという重大な年のはじめに開催されることになりました。
 総会では経過報告の後、活動方針、代表世話人・事務局体制、財政、当面の諸行動について協議、意見交換や活動報告がなされました。
 また、日高9条の会のとりくみについて報告がありました。日高9条の会では2005年の設立以来、ピースカフェ、ミニ学習会、小森陽一氏を招いての講演会など、地道な活動を続けています。沖縄支援に何度も駆けつけているHさんからの発言と訴えもありました。参加は45名でした(受付簿による)。

《活動方針》
①安倍内閣や改憲勢力を包囲するため、職場・地域の草の根からの改憲反対の世論をつくり、明文・解釈両面からの改憲攻撃について学習と話し合いをおこないます。
②「九条の会」の輪をもっともっと大きくし、ゆるぎない改憲反対の多数派を形成します。
③交流集会を開き、お互いの経験に学びあい励まし合います。
④「集団的自衛権行使」「戦争法」による「戦争する国づくり」に反対する緊急のとりくみに参加します。「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」(憲法3000万署名)に積極的にとりくみます。

《当面の諸行動》
■ 2月11日(日) 埼玉会館2階 13:00開場 13:30開会
 『建国記念の日』不承認 軍国主義思想の復活に反対し思想と信教の自由を守る2.11埼玉県民集会
■ 2月26日(月) 埼玉会館大ホール 18:00開場 18:30開会
  2.26埼玉大集会 安保関連法廃止、集団的自衛権容認「閣議決定」撤回を求めるオール埼玉総行動        実行委員会
■ 5月3日(木) 有明・東京臨海防災公園 11:00START
  9条改憲NO!平和といのちと人権を!5.3憲法集会
■ 6月3日(日) オール埼玉10000人総行動  場所・時間未定
  安保関連法廃止、集団的自衛権容認「閣議決定」撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会

 学習会では次の講演会と特別報告が行われました。

(1)講演「安倍9条改悪の阻止に向けて 若者と憲法の話を旺盛に」
   講師 高橋信一さん(憲法会議全国事務局長)

(2)特別報告 ○ 「いるま・9条の会の取り組み」
         いるま・9条の会事務局長 郡山孝紀さん
         ○ 「全教『未来をひらくプロジェクト』ゆいまーる」に参加して
         高校障害児学校教職員「九条の会」事務局 桜井康夫さん

 高橋さんからは、新年冒頭から9条改憲推進の発言を繰り返す安倍首相や自民党憲法改正推進本部などの動き、衆院選挙の結果や各種世論調査の動向、わけても若者層にみられる自民党支持率の高さといった情勢分析、そうであっても改憲勢力にとって決して簡単ではない道のりについて解説があり、まず①国会発議をさせないこと、そのための②3000万署名の意義、③国民的な共同を広げていくことの課題が提起されました。
 埼高教出身の高橋さんは全教中央執行委員、全労連副議長を歴任し、退任後は憲法会議全国事務局長としてまさに全国的な活動にたずさわっています。市民団体の共同行動の打合会にも事務局として参加、打合会が連合本部で開かれるなど「かつては考えられなかった共闘の輪が広がっている」など、裏方たる実務担当者ならではの実感のこもったお話しをうかがうことも出来ました。
       ※          ※        ※
《参加者の感想》
 高橋さんの講演から、ほんとうに安倍9条改憲をゆるしてはならないと確信しました。若い人たちは二つに分かれる様に思います。過去の歴史~日本が侵略戦争を行った事実をしっかりつかむこともあわせ、「暮らしに憲法を活かす」という思想を広めていきたいと思います。
 日高9条の会、いるま9条の会の活動、学ぶ事がほんとうにたくさんあります。「草の根」の活動そのものですね。これも日常活動に取り入れていく必要を痛感しました。
    ※
 はじめて「9条の会」に参加しました。母の介護のために教職員をやめてから、ほどんど社会の問題に関われないでいました。昨年から病院で看てもらえるようになり、少しずつ自分の時間がもてるようになり、参加が可能になりました。高橋さんの講演は現在の安倍政権の緊迫した事情と、それを脱する為の具体的な可能性を示してくれました。3000万署名の重要性やパンフの利用のこと、知恵をしぼって広げていくことを心に誓いました。(S.Y)
   ※
 憲法会議の高橋さんの講演を聴いて、本気で3000万署名に取り組まなければとの思いを再認識しました。特に若者の意識の危うさを知り、若者たちに声をかけていかなければとの思いを強く持ちました。九条への自衛隊の明記は、戦争への道であり、徴兵制への道だと訴えて行きたいと思います。(A.H)
       ※          ※        ※
 高橋さんの講演で、憲法会議が作成したパンフの普及が急速にすすんでいるというお話がありました。
 昨年5月3日、安倍首相は突然9条の1項2項を残し、自衛隊を明記した3項を加える、と発言しました。すでに自民党が発表していた『改憲草案』にもない内容でした。
 このシナリオが「日本会議」によって書かれたものであることはもはや周知の事実です。安倍首相は「自衛隊を明記するのは違憲との判断を解消するためで、自衛隊の任務についてはいっさい変更はない」などと述べて世論を誘導しようとしています。
 しかし、「日本会議」はその機関誌で「自衛隊を明記した第三項を加えて二項を空文化させるべきである」(『明日への選択』2016年11月号)と、そのねらいを明確に述べています。
 マスコミでもなかなか報道されていませんが、憲法会議のパンフでは鋭く指摘されています。
(憲法会議 〒101-0051 千代田区神田神保町2-10 神保町マンション202 TEL03-3261-9007)
 ※パンフは一冊100円 注文はFAX03-3261-5453で