埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

今日のつい一言 2016.10

2016-10-06 11:35:10 | 意見交流
 10月2日投開票の伊方町長選について、たまたま愛媛にいたという斎藤美奈子氏が報じている(東京新聞)。
 町長選は前町長の病気休職によるもので、原発共存派の高門氏(自民)と、原発の停止・廃炉を求める西井氏(共産)との一騎打ち。結果は次のようだったという。
  投票総数   6312票(投票率71.45%)
  高門氏    5465票
  西井氏     765票
 原発共存派の高門氏が圧勝したのは、前町長と町議16人全員の後押しがあったこともあるだろうが、原発頼りの町づくりから抜け出せない現実があるのだろう。
 ただ、斎藤氏も述べているのだが、たった6千数百人の民意で日本の命運が左右されてしまうのは不合理きまわりない。原発の建造や稼働における「地元の合意」の妥当性については検証の必要がある。電源三法も見直されなければならない。
 そんな中、原子力規制委員会は3日の定例会で、40年超の運転延長を目指す美浜原発3号機(福井)について、安全対策が新規制基準に適合しているとする審査書案を了承した。
 命か、金か、と問われれば、誰しも「命」と答えるだろうに。(10月6日)