クンちゃんブログ「脱原発訓」 “便利”が大好き! でも、ぜーんぶ無くしちゃうなら、“不便”でもええ!
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祝 クンちゃんブログ開設1周年(てめえで祝うってのもなんだけどよお)
「本屋に並ぶ「私家版」、その光と影 (其の壱)
2011年04月13日 09時27分49秒 | 文芸社出版の光と影」
からスタートしました。早いものです!今後ともよろしく!
“栗田工業ちかん裁判”本訴控訴審の行方
「控訴審では、ちかんのちかんたるゆえんを詳述せよ」(クンちゃん)
「武士の情けである」(野崎氏)
2011年4月、野崎貞雄著『『大恩・忘恩・報恩』の校了直前、表紙カバーや帯についての野崎さんとクンちゃんのやりとり。
野 崎 「クンちゃん、今度の本の帯の“文句”なんですがね、[藤野社長はちかんだ!]ってやつを、表側にでっかく載っけてもらいたいんです。」
ク ン 「げっ! そ、それはちょっと無理ですね、いくら費用著者持ち出版でも、そこまではできないですねえ。」
野 崎 「えーっ、なんでですか?」
ク ン 「ちかん、という表現自体がえらく問題なんです。この表現を含む過去の野崎ホームページ掲載記事を、いわば歴史的資料として資料編にそのまま収録するところまでが
ぎりぎりの線なんです。腰巻の大見出しはちょっと…」
野 崎 「いや、かまわないんですよ、あの人は、そういう人なんですから、どーんとやってもらいたい!」
ク ン 「いやいや、なんとか裏のほうにちょっと載っけますから、それで勘弁してください。」
こんなふうなやりとりの結果、「ちかん」という表現を含むホームページ記事を野崎さんがサイトアップしたというくだりの本文を帯裏のコピーとして使うことで落着した。
このやりとりを、今になって思い出し思い出しして書いているには、それなりの理由がある。
前々回(通算No129)の“栗田工業ちかん裁判”の記事 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/2ddf727fa521e32610615e3c287f2027 で付け足しのように書いた、栗田工業社長(前会長、現相談役)藤野宏氏の“身の上問題”というか“身の下問題”というか、あのこととこの帯コピーについてのやりとりをつなぎ合わせてみたところ、クンちゃんとしてはまさに膝を打つ思いに至った、というわけなのである。
それは、どういうことかというと、こういうことなのである。
野崎さんがご自分のホームページをたちあげ、「藤野社長はちかんだ!」などとぶちあげて、栗田工業社史問題を対栗田工業のみならず世間に向けてアピールし始めたのは、2009年(平成21年)3月のこと。
この時点で、藤野氏のMさん問題は社内の一定の部分には知れ渡っていた。
時間差はあるだろうが、当然、野崎氏の耳にも届いていたと考えたほうが自然だ。
どこかの社長のように“若気のいたり”ではすまされない、昭和17年(1942年)生まれという藤野氏の破廉恥なる行状に、老創業者は激怒したに違いない。
これが、野崎さんが藤野氏を「ちかん」(漢字では破廉恥漢のうしろふた文字「恥漢」をあてるのだという)呼ばわりしたことと深いつながりがあるのではないか、とクンちゃんの考えはめぐった。
そこで、先般、野崎さんに、「あまり気色がよくない話で恐縮なんですが、野崎さんがホームページを開設した時点で、藤野さんのあの話、あれはご承知でしたよね?」と、ほとんど“かまかけ”状態で水を向けると、
「ああ、ああ」というお返事。「あの話」だけで意味が通じるんだから、なんだかよくわからんが、知っていたということだな、とクンちゃんは解釈した。
さらに、「ちかんだとか、破廉恥漢、恥漢といったムニャムニャの表現で、あの一件をほのめかしたというか、追及したおつもりだったんじゃないんですか? 藤野さんだけにわかる表現で」と斬り込んで行くと、「うーん、なんつうかねえ、うーん、むむむ」なぞと、あらぬほうに視線を投げかけては、うなったりしている。在りし日の大平首相ばりにである。
どうも、こりゃ話にならんわ、と、クンちゃんが帰り支度にかかると、野崎さんがぽつりと一言。
「武士の情けっちゅうもんがありますからね、この国には。」
ああそうですか、ってことで、いったんあげかけた腰を落ち着け、
「やっぱりねえ。いや、そうじゃないかとこのあいだ、ハタと気がついたんですよ。
それで、4月17日に横浜地裁で言い渡される本訴の判決なんですが、どっちが勝つにしても、かたっぽが控訴することになりますよね?」
と、うすらとぼけてお尋ねする。
野 崎 「いゃ、それはまあ、そういうことなんですかねえ。」
ク ン 「そうなるでしょうよ!」
野 崎 「そうなったら、どうだっていうんですか?」
ク ン 「ちかん、というのが名誉毀損だっちゅうのが、藤野さんらの主張の冒頭に出てくるんですよね。まあ、名誉毀損の成立に欠かせない事実摘示がないんで、
名誉毀損にはならんと思うんですが、侮辱とかとにかくこの表現が不法行為を構成するという判断が横浜地裁で出た場合には、勝ち負けいずれにしても
反対当事者側から上訴があるんでしょうから、野崎さんが藤野さんに対して、なぜ、こういう婉曲な表現を用いたのか、控訴審で明らかにしたほうがいいと
思うんですよ。」
野 崎 「ほう、そりゃなんでまた?」
ク ン 「だって、そうでしょうよ。野崎さんは藤野さんのあの行状を追及するにあたって、実際の行状そのものではない[ちかん]という遠回しの表現をわざわざ使
った。それも、[痴漢]じゃなくて[恥漢]」という文字をあててね。その配慮というか、さっきの野崎さんの言葉で言えば“武士の情け”というか、そんなこと
に露ほども思いが至らず、会社の名誉なんていう取って付けた理由で、しかも会社のカネを使って訴訟を仕掛けてきたわけですよ。
野崎さんが主張してないんだから当然ですけど、こういう経緯を横浜地裁は知らない。だから、横浜地裁がこの[ちかん]という表現を不法行為にあたると
認定することになるかもしれない。その場合、それなら、本ちゃんの“身の下問題”をそのまま書くべきだったのかという問題提起をも含めて、控訴審で世
間に向けて詳しく述べるべきだと思いますよ!」
野 崎 「なるほど、そういうことになりますかね。しかし…」
というようなやりとりの最後に、野崎さんは、また、一言だけ言った。
「やっぱり、どんなことにも武士の情けちゅうもんがないとねえ…。」
クンちゃんとしては、来週17日の判決を踏まえ、判決書をもよく吟味したうえで、さらに野崎さんに対しこの件を強く慫慂していく考えである。
それにしても、人知れぬ他人の情け、場合によっては“敵の情け”に支えられているとも知らず、権力にしがみついているカバ者ってのは、
まっこと古今東西、枚挙に暇がないようですなあ。
(この項おわり)
横浜地裁判決は4月17日火曜日、午後1時10分(横浜地裁503法廷)
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「本屋に並ぶ「私家版」、その光と影 (其の壱)
2011年04月13日 09時27分49秒 | 文芸社出版の光と影」
からスタートしました。早いものです!今後ともよろしく!
“栗田工業ちかん裁判”本訴控訴審の行方
「控訴審では、ちかんのちかんたるゆえんを詳述せよ」(クンちゃん)
「武士の情けである」(野崎氏)
2011年4月、野崎貞雄著『『大恩・忘恩・報恩』の校了直前、表紙カバーや帯についての野崎さんとクンちゃんのやりとり。
野 崎 「クンちゃん、今度の本の帯の“文句”なんですがね、[藤野社長はちかんだ!]ってやつを、表側にでっかく載っけてもらいたいんです。」
ク ン 「げっ! そ、それはちょっと無理ですね、いくら費用著者持ち出版でも、そこまではできないですねえ。」
野 崎 「えーっ、なんでですか?」
ク ン 「ちかん、という表現自体がえらく問題なんです。この表現を含む過去の野崎ホームページ掲載記事を、いわば歴史的資料として資料編にそのまま収録するところまでが
ぎりぎりの線なんです。腰巻の大見出しはちょっと…」
野 崎 「いや、かまわないんですよ、あの人は、そういう人なんですから、どーんとやってもらいたい!」
ク ン 「いやいや、なんとか裏のほうにちょっと載っけますから、それで勘弁してください。」
こんなふうなやりとりの結果、「ちかん」という表現を含むホームページ記事を野崎さんがサイトアップしたというくだりの本文を帯裏のコピーとして使うことで落着した。
このやりとりを、今になって思い出し思い出しして書いているには、それなりの理由がある。
前々回(通算No129)の“栗田工業ちかん裁判”の記事 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/2ddf727fa521e32610615e3c287f2027 で付け足しのように書いた、栗田工業社長(前会長、現相談役)藤野宏氏の“身の上問題”というか“身の下問題”というか、あのこととこの帯コピーについてのやりとりをつなぎ合わせてみたところ、クンちゃんとしてはまさに膝を打つ思いに至った、というわけなのである。
それは、どういうことかというと、こういうことなのである。
野崎さんがご自分のホームページをたちあげ、「藤野社長はちかんだ!」などとぶちあげて、栗田工業社史問題を対栗田工業のみならず世間に向けてアピールし始めたのは、2009年(平成21年)3月のこと。
この時点で、藤野氏のMさん問題は社内の一定の部分には知れ渡っていた。
時間差はあるだろうが、当然、野崎氏の耳にも届いていたと考えたほうが自然だ。
どこかの社長のように“若気のいたり”ではすまされない、昭和17年(1942年)生まれという藤野氏の破廉恥なる行状に、老創業者は激怒したに違いない。
これが、野崎さんが藤野氏を「ちかん」(漢字では破廉恥漢のうしろふた文字「恥漢」をあてるのだという)呼ばわりしたことと深いつながりがあるのではないか、とクンちゃんの考えはめぐった。
そこで、先般、野崎さんに、「あまり気色がよくない話で恐縮なんですが、野崎さんがホームページを開設した時点で、藤野さんのあの話、あれはご承知でしたよね?」と、ほとんど“かまかけ”状態で水を向けると、
「ああ、ああ」というお返事。「あの話」だけで意味が通じるんだから、なんだかよくわからんが、知っていたということだな、とクンちゃんは解釈した。
さらに、「ちかんだとか、破廉恥漢、恥漢といったムニャムニャの表現で、あの一件をほのめかしたというか、追及したおつもりだったんじゃないんですか? 藤野さんだけにわかる表現で」と斬り込んで行くと、「うーん、なんつうかねえ、うーん、むむむ」なぞと、あらぬほうに視線を投げかけては、うなったりしている。在りし日の大平首相ばりにである。
どうも、こりゃ話にならんわ、と、クンちゃんが帰り支度にかかると、野崎さんがぽつりと一言。
「武士の情けっちゅうもんがありますからね、この国には。」
ああそうですか、ってことで、いったんあげかけた腰を落ち着け、
「やっぱりねえ。いや、そうじゃないかとこのあいだ、ハタと気がついたんですよ。
それで、4月17日に横浜地裁で言い渡される本訴の判決なんですが、どっちが勝つにしても、かたっぽが控訴することになりますよね?」
と、うすらとぼけてお尋ねする。
野 崎 「いゃ、それはまあ、そういうことなんですかねえ。」
ク ン 「そうなるでしょうよ!」
野 崎 「そうなったら、どうだっていうんですか?」
ク ン 「ちかん、というのが名誉毀損だっちゅうのが、藤野さんらの主張の冒頭に出てくるんですよね。まあ、名誉毀損の成立に欠かせない事実摘示がないんで、
名誉毀損にはならんと思うんですが、侮辱とかとにかくこの表現が不法行為を構成するという判断が横浜地裁で出た場合には、勝ち負けいずれにしても
反対当事者側から上訴があるんでしょうから、野崎さんが藤野さんに対して、なぜ、こういう婉曲な表現を用いたのか、控訴審で明らかにしたほうがいいと
思うんですよ。」
野 崎 「ほう、そりゃなんでまた?」
ク ン 「だって、そうでしょうよ。野崎さんは藤野さんのあの行状を追及するにあたって、実際の行状そのものではない[ちかん]という遠回しの表現をわざわざ使
った。それも、[痴漢]じゃなくて[恥漢]」という文字をあててね。その配慮というか、さっきの野崎さんの言葉で言えば“武士の情け”というか、そんなこと
に露ほども思いが至らず、会社の名誉なんていう取って付けた理由で、しかも会社のカネを使って訴訟を仕掛けてきたわけですよ。
野崎さんが主張してないんだから当然ですけど、こういう経緯を横浜地裁は知らない。だから、横浜地裁がこの[ちかん]という表現を不法行為にあたると
認定することになるかもしれない。その場合、それなら、本ちゃんの“身の下問題”をそのまま書くべきだったのかという問題提起をも含めて、控訴審で世
間に向けて詳しく述べるべきだと思いますよ!」
野 崎 「なるほど、そういうことになりますかね。しかし…」
というようなやりとりの最後に、野崎さんは、また、一言だけ言った。
「やっぱり、どんなことにも武士の情けちゅうもんがないとねえ…。」
クンちゃんとしては、来週17日の判決を踏まえ、判決書をもよく吟味したうえで、さらに野崎さんに対しこの件を強く慫慂していく考えである。
それにしても、人知れぬ他人の情け、場合によっては“敵の情け”に支えられているとも知らず、権力にしがみついているカバ者ってのは、
まっこと古今東西、枚挙に暇がないようですなあ。
(この項おわり)
横浜地裁判決は4月17日火曜日、午後1時10分(横浜地裁503法廷)
2012-04-15 11:11:01
黄金もぐら様
コメントありがとうございました。
ご趣旨了解しました。しかし、いまんとこいっぱいいっぱいの状態です。
多少古い時代に経営者や政治家、官僚などの間では、この手の話は枚挙に暇がなかったようです。たとえば、下山国鉄総裁事件などでも、下山さんが行方不明になった時点で別宅にすぐ人が行って、総裁の不在を確認したということが記録されています。
それらはいわば「外」でやっていることなんで大目にみる風潮も維持されていたのかもしれません。
今度のは、純然たる社内の出来事ですからね、プライバシーもへちもまないのは当然で、何を書かれてもしょうがないパターンですね。これは黄金もぐらさんのお考えどおりだと思います。
いまクンちゃんが独自調査の結果も含めてありていに書かないのは、野崎さんの「武士の…」という意思を尊重しているからです。引き続き、野崎さんを説得していきたいと思います。クンちゃんより
栗田工業に勤めている学生時代の親しい友人がいるんで、関心があります。
今度の藤野さんの記事は、なんかビニールで包みこんである雑誌を手にとって、
どっか破けてないか眺めまわしているような感じです!
その問題だっていう肝心な内容を、もうちょっと詳しく書いてくださいよ!
もったいぶってるわけじゃないと思いますが、アウトラインだけじゃ欲求不満ぽいです。
社内問題なんだから、プライバシーの問題は相当薄いじゃないですか、よろしくお願いしますね。