風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

音成さん 2

2024-04-01 | 日記

 昨年の晩秋のころに書いた「音成さん」。その続きの何とも切ないというか、うまく言い表せない思いは、いつか気が向いた時に。

 

 今日は燃えるゴミの日でした。たまたま、食材の小さな箱をばらして、袋に入れようとしたとき、なぜだかにおいをかいでしまったのです。うわぁ、臭い。つい、つれにも紹介(笑)してしまいました。なぁ、臭いだろ?と言ったら、つれも納得でした。こりゃ馬糞紙だぁ、と言ったら、なんと懐かしい。ご存じですか、馬糞紙。もちろん、馬糞紙自体は、ヘンなにおいはしなかったです。段ボールのような色の西洋紙。これも、もう死語かもしれませんね。小学校時代、先生の手伝いで、謄写版で小テストなんかを作るのを手伝ったなーなんて、つれと話したりしました。似たような年齢だと、話が合って良いものです(笑)。

 


新年度初日 2

2024-04-01 | 日記

 昨年11月初め、秋田県種苗交換会の会場で買ったシクラメンです。様々な品目の農産物が出品される中、花きの部門で最優秀賞を受賞した方の農園で育てられた鉢です。ちょっと高めの値段でしたが、記念にと買ったのでした。花はもうずいぶん散ってしまいましたが、それでもこの時期まで楽しませてもらえるとは思ってもみなかっただけに、見る度に買ってきて良かったなーと思わされます。「花より団子」のこともありますが、それにしたって花のちからは、大きなものですね。こころに栄養を与えてくれます。

 その時、同時に買ったのが、びわの苗木。それぞれの枝の先々が、ほんの少し膨らんできたような感じです。当地で、びわの地植えを見たことはありません。わずかに風除室での鉢植えを、一軒のお宅で見たことがあるだけです。果たして、実をつけることができるのか。それを食することができるのか…。びわの種や葉は、身体のためにとても有用だと聞いたことがあるのですが、大きくなってくれれば良いなー。直接利用できるくらい大きくならなくても、それがそばに生きているということが、何となくこころの安定につながるっていうこともあると思うんですよ。園芸療法って言葉もあるくらいですから。

 一昨年の?春、まだ当地では雪の残っていたころ、県内沿岸部の道の駅に行った際に、買った花です。フクジュソウ、イチゴのパックくらいの大きさの入れ物に入っていたのを買ってきて、雪が消えてから地植えをしました。

 それが昨年の春に、草むしりの際にいっしょに取られてしまい、わずかに残った株の一部が、今年咲いていたのでした。すべて取られてしまったと思っていたので、気を付けてみることもしていませんでした。わずか2輪ですが、来年は少しでも増えていてくれたら良いなー。というより、まずは今年、このあと枯れてしまわないよう願うのみです。


新年度初日 1

2024-04-01 | 日記

 年度初めの定番風景です。

 約一か月後には、耕されているかも。

 飼っているのではありませんが、たくさんの雀たちがやってきています。そして春は、繁殖の季節。

 あらゆるところに巣を作りたがります。よその家だとこんな好都合な個所は無いようです。

 ここ数日、色選ではじかれた食用にはできない虫害米を、外の何か所かにばらまいています。スズメたちがやってきます。カメラを向けると、すぐに飛び立ちます。

 西側に向いた椿のつぼみが、少し膨らんでいました。今日はお米の精米発送と、宅地内の木の冬囲いを取り外しました。

 取り外した杭を積んだところ。

 大人の背丈かそれ以上の長さの杭。これは、まだお米の乾燥機というものがなかった頃、田んぼに突き刺して、稲を乾かすのに使ったものです。稲の自然乾燥というと、「はさ掛け」というのが有名ですが、当地では「くい掛け」が普通でした。検索されたら、その当時の写真を見つけられるかもしれません。

 この杭は、稲の乾燥用と同時に、家屋や宅地内の木の冬囲いにも使われていたのです。田んぼでの需要が無くなって、もう数十年も前から、杭を手に入れることはできなくなりました。木の冬囲いのためには必要なんですけどねー。

 自分が子どものころ、田んぼ一枚の広さは、10アール、300坪。その面積で600キロ前後のお米が収穫できました。600キロといったら、かなり恵まれた天候、肥沃な土の田んぼだったと思います。そんなに収穫できない田んぼが、日本国中いたるところにありました。その一枚に、60本以上の杭を立てて、稲を乾かしました。本数の記憶はあいまいです。100本くらいだったかもしれません。その杭を田んぼの中に運んだり、次の田んぼで使うために田んぼの入り口に運ぶのは、子どもの役目でした。もちろん、やらなかった子どももいたことでしょう。でも多くの子どもは、そうやっていろんな手伝いをしながら過ごしたものです。親や祖父母を少しでも助ける…。そんな思いでした。そして、実際のところ子どもにも手伝えるたくさんの作業があったのです。子どもがやらなければ大人がやります。でも子どもでもどうにかできることを子どもが手伝えば、その分大人は、大人でなければできない仕事に集中できるのです。役に立てていると思えるのは、うれしいことでありました。

 話が横にそれてしまいましたが、杭は年々朽ちていきます。新しい?杭を手に入れることができないので、困っているところです。

 こんな感じで使われています。

 とりあえず、本日の第一部終了です。