風に吹かれて行こう

お米の便りを、写真でもっとわかりやすく!

10月30日

2022-10-30 | 日記

 今年も、「柿どうぞ」の案内をもらって、行ってきました。昨年は「本性丸出し」で20キロももらってきて(もいで来て)、結局食べきれなかったのです。樽を知る?ということで、今回は10キロもいで来ました。70個弱。そんなに時間がかからず、もぎ終えました。*昨年の今頃、「本性丸出し」というようなタイトルで書いています。

 青空に映える、緑と柿色。通称「庄内柿」と呼ばれている渋柿です。

 す、すきです。「す」の後に「き」を続けて、ですとかだよって言えばいいのに、ドギマギしたものでした。

 

 一昨日の写真とは別の、「カントリーエレベーター」です。いちばん高いところが、レゴブロックの人の顔のようで良いです。ちょっと笑顔の感じで、思わずこちらの頬が緩んでしまいます。

 道路の路肩に沿って設置された構築物?

 角度を変えて撮ると、こんなふうです。冬期間、この道路は、地吹雪の時など視界不良になり、吹き溜まりもできやすい場所なのでしょう。荒天の時は、その吹き溜まりを認識できずに、突っ込んだり、路肩から落ちたりするのです。それを防ぐために、この構築物があります。

 ちょうど窓につけるブラインドカーテンのような作りです。冬以外はこのように上にまとめられていて、来月になればあちこち、降ろしたようになります。当地の10月下旬は、もう晩秋。11月は初冬と言って良いような雰囲気になります。でも、小春日和の日もあるので、11月は「冬隣り」と言う言葉が似合う月です。

 す、すきです。お日さまの当たり具合で、透き通るような白に見える時もありますね。ちょっとタイミングが遅れました。

 誰かの横顔に見えるような雲でした。

 

 昨日の夕方は、三日月。

 月にむら雲。花に嵐の譬えもあるぞ。猪鹿蝶で20点?

 


こそっとだど

2022-10-28 | 日記

 種を播くと、それなりに発芽して、あるものはそのまま大きくなり、あるものはいったん苗という形にしてから、あらためて畑に植えます。

 

 タマネギの苗は、いつまでも小さなままでした。果たして来夏(梅雨時です)に、ちゃんと大きくなるのか、心配でした。そこで種屋さんで苗を買い、100本植えました。同時に、自家苗も小さなものを150本くらい植えました。でも、苗はまだ残っていたのです。少しでも大きいものを植えたので、残ったのはさらに小さなものでした。でも捨てるのが忍びなく、今日、畑の一角にとりあえず挿してきました。そこは冬の間、大型除雪車が雪を寄せていく場所。ある意味、とんでもない場所です。でも、行きがかり上、そこしか挿す場所がありませんでした。植えたことは内緒です。「こそっと」は、こっそりという意味の秋田弁。だどが付いて、こっそりだよというようなニュアンスになります。なぜ「こそっと」なのか。いたずらのようなものだから(苦笑)。ちなみに、いたずらのことは「わさら」と言います。

 今朝は、朝ごはん前に行かなければならないところがあって、その帰りに撮ってみました。

 家並みが少しぼんやりしているのは、雲海と言うんかい?

 中央部に白い建物があります。カントリエレベーターという施設で、農家が刈り取った籾を受け入れて、乾燥ともみすりをする、大きな設備です。大きなサイロが何本もあるのですが、そこに乾燥の済んだお米を、籾の状態で保管しておき、販売計画に応じて、随時もみすりをして出荷するというわけです。乾燥やもみすり作業ができない農家のお米を受け入れます。我が家でも3年前から、ここを利用して、一部のお米をそのままJAに販売しています。この施設は、JAでやっているのです。

 

 たくさんの農家のお米(の持ち込み量や品質)を、どのように判断するかといえば、持ち込んだものからサンプルを何点か取り出して、もみすり。それであとは×持ち込み量ということになります。

 

 夕方、日の暮れる頃になって雨が降り出しました。天気予報通りです。小さな苗にとって、恵みの雨となりますように。

 

 

 

 


ここ数日

2022-10-27 | 日記

 ここ3日間くらい、厳しい冷え込みの日が続きました。「この秋一番」とか、「初霜」とか、そういった類の言葉が出た数日でした。この冷え込みで、葉が枯れてしまった作物もありました。もちろん、それはこれから食べる何かでは無くて、収穫が終わったものの畑に残っていた何か、です。秋冬野菜の代表、白菜や大根は、この霜をものともせず、元気に育っています。どんどん寒くなるのに大きくなっていく…。何年経っても、これは不思議に思えます。

 一昨日の朝です。雲が夏と違って重くなるんでしょうか。下にあることが多くなりました。

 大豆も収穫時期を迎えました。

 

 今朝、強い冷え込みです。もやがかかって、遠くが見えません。

 こんな感じ。

 猫じゃらし、かな?

 昨日やっと、タマネギの苗を植えました。今朝の降霜。何とか元気で根付いてもらいたいものです。

 午後からは、大豆の刈り取り。刈り取った株を硬い板にぶつけて、大豆を取り出します。始めたのが午後からだったので、少し畑に残してしまいました。続きは明日(の予定)。どうにか天気が持ってくれれば良いなと願っています。

 取り出した大豆は、虫害粒や割れ等、いろいろ不良品が混じっています。これを良品だけにする…。これが人手だと、時間がとてつもなくかかります。時間を持て余す?高齢者の冬仕事でした。持て余すなんて書いたら、失礼ですね(笑)。どうにかしなければなりません。えへへ、農薬を使っていないんですよ。みそ作りに使えたら良いのですが、自家製味噌は、世話がなかなか手がかかるんですよね。自分がやるのならともかく、そうでないとすれば、好きなことばかり言ってはいられません。

 

 数日前に見たブログに、サツマイモの収穫後の苗を、翌年も使う方法が出ていました。草を積んだ場所に投げていたツルを取り、袋に入れてみました。来春、試してみるつもりです。うまくいったら良いなー。

 

 毎日、夕暮れもきれいな光景を見せてくれます。

 


品種

2022-10-21 | 日記

 稲にどれだけの数の品種があるか、恥ずかしながら知りません。

 余計な話をせずに先に進みますと、就農して40年を越えましたが、この間に県内で栽培された品種がどれくらいあるかというと…。まぁ、これも話が長くなりそうなので、省略(苦笑)。

 冷たい夏が時折あった頃は、育種(新たな品種の育成)の主眼は、耐冷性に重点が置かれたと思います。とにかく、寒さに強くなくては話になりません。

 そして、次はというか同時に、多収性です。「国の安定は、食糧の安定」なのですから。

 けれども、時代の変化とともに、お米の消費は減ってきて、おいしいお米が何より求められるようになりました。おいしさと多収の両立は、難しいのです、おいしいと言われるお米を、多く収穫しようと肥料をやりすぎると、味が落ちます。

 耐病性と耐倒伏性は、どういう時であっても重視される点です。いくらおいしくても、あるいは多く穫れるものであっても、あまりに病気に弱ければ、それはちょっと、となります。当然のことですね。

 

 新しい品種の育成は、一朝一夕でできるわけではありません。かなりの年数を要します。そのため、せっかく品種として固定した頃には、時代にマッチしないという、残念な品種も数多くあったのではないかと思います。あるいは、スター的な品種の登場で、短命に終わってしまった優良品種も多くあったと思います。

 せっかくの多くの育成者たちの努力のたまものが、そうした巡り会わせで、実力?を広く知ってもらえない、もらえなかった。何とももったいないことだと思います。

 

 今日たまたま、懐かしい名前を目にしました。とてもおいしかったのに、広がりませんでした。何だか、植えてみたくなりましたが、さて、その稲の種は、どこかで誰かによって植え続けられているのでしょうか?

 

 


備える

2022-10-20 | 農家 農村

 四方八方、至る方向から障害が押し寄せています。それをまだそれほど感じていない人は、何よりです。

 どう過ごしていくにせよ、「備える」ことは最も大事。「備える」の中身を。真剣に考えたいものです。

 

 敷地内に井戸を掘れたらなーと思うことがあります。この地域では、鉄分の多い、白いシャツが洗濯で赤くなってしまうような地下水です。それでも、自治体の水道事業が始まる30年以上前までは、集落ごとに簡易水道の形で水が供給されていたのでした。